カリキュラムと研究活動

教育協働研究プログラムのカリキュラム構成

教育協働研究プログラムのカリキュラム構成は次のようになっています。
(教育支援協働実践専攻を構成する他のプログラムと同様です。)

1. 専攻基盤科目

  • 「教育支援協働学概論」
  • 「先端型教育開発研究」
  • 「チーム学修と多職種協働論」

(学支支援・必修6単位)

2. 専攻基礎科目

  • 「教育ネットワーク論」の1科目(プログラム共通・必修2単位)

3. 専攻展開科目

  • 開設科目のなかから選択10単位

4. 専攻発展科目

  • 「フィールド研究」(選定必修修単位)
  • 「特別研究」(必修単位)

この中で、教育協働研究プログラムの特徴となっているのが「3」と「4」における領域横断的な科目設定です。


(1)教育協働研究プログラムにおける専攻展開科目の特徴

教育協働研究プログラムの専攻展開科目は次の3つの領域から構成されており、
各領域から少なくとも1科目・2単位以上を履修し、合計で10単位以上を修得することが求められます

その目的は、広い視野を持ち、以下の3つの力を追求してほしいと考えているからです。

1. 教育実践領域(22科目開設)

  • 教育実践に関する授業設計や実施、評価を通じて、授業や学びの場を創出するための知識と技能を習得する。

2. 地域協働領域

  • 教育ネットワークを構築し、地域と連携するための知識と技能を習得する。

3. 教育支援領域

  • 多様な学習者を支援するための理論と実践に関する知識や技能を習得する。

(2)専攻発展科目「フィールド研究」の特徴

修士課程全体の特徴の一つに 「サービス・ラーニングの視点を導入」 があります。
これは「フィールド研究」を中心として、社会実践活動と学修(営為)を両立させる方法であり、より主体的で実践的な学びを展開しようとするものです。

教育協働研究プログラムでは、この「フィールド研究」に 領域横断的科目設定の観点 を導入しています。
具体的には1年次後半に履修する 「フィールド研究」 は、1か所のフィールドに限定するのではなく、3つのフィールドに分割して実施することにしています。
そして2年次春に履修する 「フィールド研究Ⅱ」 では、そのうちの 1つのフィールド を主軸に継続して展開していきます。
その理由は、専攻展開科目と同様に「深い専門性と幅広い視野」を養成するため です。

なお、3つのフィールドの分類方法は以下の通りです。

  1. 教育事業領域
  2. 地域創生領域
  3. 教育法規・行政領域

学生はこの中から 3つのフィールドで行う授業を選択し、フィールド研究Ⅰを履修 します。
さらに、翌年度に 2種類以上のフィールド を継続するか、それとも 1種類に特化するか は、自身の修学・研究スタイルに応じて決めることになります。


修士課程では 「社会との連携・協働による研究・教育」 を推進

本専攻の一つに掲げています。
その特徴の一環として、フィールド研究は企業・行政・地域との連携・協働を基盤 に進められます。
具体的な課題解決に必要なことを意識しながら学びを深めていきます。