日高 慎
教授|文化遺産教育
専門分野:考古学, 文化財科学
現在取り組んでいるのは、フィールドワークとして栃木県壬生町での国指定史跡の古墳調査がある。壬生町と共同で、学生とともに夏休みに発掘調査をおこなっている。私個人としては、日本の古代について考古学を中心に研究しており、交流や流通を物質資料から解明したいと思っている。手工業生産品は当然ながら生産地が存在するが、さらに供給先の遺跡を見ていくことで、物流のルートを解明できると考えている。また、古代の儀礼についても研究を進めており、当時の人びとの考え方や思想を物質資料から考えたいと思っている。キーワードとしては、船、埴輪の生産と供給、道路、渡来系文物、首長墓、首長居館、王権継承の場などである。
夏休みにおこなっている発掘調査では、地域の人びとや子どもたちと交流をもちながら、自らの考えをどのように伝えていくかということを学んでいきます。やる気のある学生を大いに募集しています。