近藤 弘幸
教授|アート
専門分野:シェイクスピア研究, 翻訳・翻案理論
研究対象はシェイクスピアです。彼の作品そのものの研究だけでなく、それがどのように日本文化に受容されてきたかに関心を持っています。最近は、とりわけ、明治時代、シェイクスピアの作品に初めて接した人々が、どのように彼の作品を日本の文化の中に受け入れていったのかを研究しています。明治時代のシェイクスピア受容というと、真っ先に思い浮かぶのは坪内逍遥ですが、そうした「王道」の受容とは異なる、これまではほとんど研究されてこなかったチャンネル(新聞連載小説といった大衆的なチャンネル)での受容を掘り起こしていきたいと考えています。現代の日本文化(ハイカルチャーもポップカルチャーも)によるシェイクスピア受容にも関心を持っています。