前田 稔
教授|生涯学習
専門分野:学校教育学, 学校教育, 価値の自由
学校教育における新しい学習指導要領で中核的役割を果たす「主体的・対話的で深い学び」の記述では、読書活動や情報活用能力の育成、学校図書館の環境整備が占める割合が大きくなっている。学校図書館は、物語が好きな子供のみが利用する場から、すべての子供の言語力・読書習慣を確立する拠点として変化してきた。また、物語だけでなく、ノンフィクションを教科・科目の授業と連動させることが大きな課題となっている。暗く静かな空間から、明るく賑やかな居心地のよい場所へと展開しつつある。研究においては、学校教育において、学校図書館が提供するサービスの役割を明らかにすることを目指し、なかでも、個の自由と関わる意義について考えているところである。
近年法律で明記されるに至った学校司書の専門性を高めることも目指しています。これから学校司書を目指す方だけでなく、現職の方も大歓迎です。