2015年度春学期 全学留学生対象日本語科目シラバス

日本語1総合A

東泉裕子(ひがしいずみ ゆうこ)木2 N313

目標
複雑で抽象的なもの、論理的なもの、専門的なものを総合的に理解し、意見や感想を交換できるようになる。
内容
一つの作品を複数の読み手で声に出して読む「群読」、日本の文化・社会に関する記事の講読やテレビ番組の視聴を通して、日本の文化・社会についての理解を深める。群読については、様々な読み方を練習してから、日本や受講生の出身国・地域の詩や物語の群読脚本を作成し、発表する。記事やテレビ番組については、学期の初めに受講者の希望を聞き、希望が多いものから順にクラスで取り上げる。語彙・表現などを確認しながら内容を要約する、自分の意見や感想をまとめる、他の人の意見や感想を聞くなどの活動を行う。
テキスト
プリント配布
成績評価方法
授業参加度30%、群読脚作成と発表40%、提出物30%

日本語1 作文A1[専門日本語・ライティングⅠ]

阿部志野歩(あべ しのぶ)火1 C102

目標
複雑で抽象的なもの、論理的なもの、専門的なものが書けるようになる。
内容
日本語(とくに書きことば)の運用力を高めるための授業である。テキストの練習問題(場合によっては配布の練習問題)を解きながら、書きことばを身につけていく。そのため、テキストは毎回使用するので、履修者は必ず購入すること。
テキスト
石黒圭・筒井千絵(2009)『留学生のための ここが大切 文章表現のルール』スリー・エー・ネットワーク 1600円+税
成績評価方法
平常点評価 (出席状況、毎回の授業時に提出する宿題) 50%、学期末レポート50%

日本語1 作文A2

笹目実(ささめ みのる)月2 N313

目標
複雑で抽象的なもの、論理的なもの、専門的なものが書けるようになる。
内容
毎回テーマを決めて、そのテーマに関する語彙表現を学んだあと、話し合いをし、作文をする。序論、本論、結論など論理構成、文章構成のしっかりした文章を書く。できるだけ授業中に作文を書く。テーマに関して情報収集する。
テキスト
使用しない。配布教材を使用する。
成績評価方法
毎回提出する作文30%  授業への取り組み30% 出席40%

日本語1 講読A1

澁川晶(しぶかわ あき)水2  N401

目標
複雑で抽象的なもの、論理的なもの、専門的なものが読めるようになる。
内容
・新聞や雑誌から今の日本社会・文化に関する記事を選び、授業当日配布する。受講者は、その場で(初めて見た記事を)辞書を使わずに、自分の力で理解し、内容を把握する練習をする。
・記事の内容を簡潔にまとめ、それを他者に伝える練習もする。そのため、講読の授業ではあるが、要約文を書いたり、口頭でクラスメートに内容を伝える練習もする。
・記事の内容を理解するだけでなく、記事の中にある重要な漢字の読み、語彙・ 表現を身につけることも目指す。
・基本的に予習する必要はなく、復習中心の学習が求められる。
テキスト
プリントを配布する。
成績評価方法
出席・授業における積極性40%、小テスト30%、期末試験30%で評価する予定。

日本語1 講読 A2

新谷あゆり(しんや あゆり)金3  N401

目標
複雑で抽象的なもの、論理的なもの、専門的なものが読めるようになる。
内容
小説『GO』金城一紀を13回で1冊読む。多読の授業。漢字のテストも毎週行う。時代・社会背景を学びながら登場人物の気持ちや展開を理解する。語彙を強化する。
テキスト
『GO』 金城一紀 角川文庫 460円 2000年
成績評価方法
1出席率 20% 2積極性 10% 3課題 30% 4テスト 40%

日本語1 会話A1(専門日本語・口頭コミュニケーションⅠ)

矢沢悦子(やざわ えつこ )火2 S307

目標
複雑で、抽象的なことが話せ、相手や場面に応じた適切な話し方ができる。まとまった内容の抽象的な談話、専門的な談話が理解できるようになる。
内容
・課題に取り組み、意見交換を行う。
・ テーマに沿ったスピーチを行う。
・ 発表内容について、質疑応答やディスカッションを行う。
テキスト
特定のテキストは使用しない。
成績評価方法
授業中の参加状況30%、発表60%、レポート10%

日本語1 会話 A2

笹目実(ささめ みのる)金4 N313

目標
複雑で、抽象的なことが話せ、相手や場面に応じた適切な話し方ができる。まとまった内容の抽象的な談話、専門的な談話が理解できるようになる。
内容
毎回テーマを設定して、場面や相手に応じた話し方、意見の述べ方を学ぶ。情景や心情の詳しい言い方、複雑なことの言い方などを学ぶ。現在の社会情勢に関して何か言えるようにする。ペアワークや話し合い、発表、討論をする。
テキスト
使用しない。配布資料を使用する。
成績評価方法
出席 40%  授業への取り組み 30% 小テスト 30%

日本語1 文法A

許夏玲(フイ ハーリン)月3 N313

目標
上級の文法項目を習得する。
内容
前半の授業では、自動詞・他動詞、使役、受身、モダリティ、終助詞など文法項目を扱い、学習者の間違えやすいところや類似表現などについて説明する。後半の授業では、グループごとに現代の特徴的な日本語表現について調べ、レポートにまとめてプレゼンテーションを行う予定である。課外時間に大学のウェブクラスのeポートフォリオを用いてディスカッションも行う。
テキスト
『日本語文法演習—自動詞・他動詞、使役、受身(ボイス)』
『日本語文法演習—話し手の気持ちを表す表現(モダリティ・終助詞)』
スリーエーネットワーク
成績評価方法
出席・参加度40%、テスト(2回)30%、課題30%

日本語 1  聴解A

澁川 晶(しぶかわ あき)木3  N313

目標
複雑で抽象的な談話の流れが聞き取れるようになる。
内容
・毎回、語彙や表現を聞き取る基本練習を行い、次に、内容を聞き取る実践練習へと進む。
・ 実践練習では、メモをとりながら講義を聴く練習、聴解ストラテジーを意識しながら聴く練習を行う。聴解教材やニュース等のテレビ番組も利用し、内容に応じて、大意を把握する練習や、細部まで聞き取る練習を行う。
テキスト
プリントを配布する。
成績評価方法
出席・授業における積極性40%、小テスト30%、課題・提出物30%で評価する予定。

日本語1 漢字A

小池恵己子(こいけ えみこ)木4  N204

目標
1000字程度の漢字およびそれを使った語彙の運用力をつける。
内容
いくつかの分野について、単漢字だけでなく、その分野で使われている漢字語彙を学び、使える語彙を増やしていく。下記の教科書の中から、先学期に扱わなかった課を5~6課選ぶ予定だが、初回の授業で、受講者の希望を聞いて勉強する課を決める。また、受講者が自ら選んだ漢字とその使い方について発表する機会を設けたい。
テキスト
『INTERMEDIATE KANJI BOOK 漢字1000 Plus Vol.2』 第3版
成績評価方法
テスト40%、クイズ30%、宿題20%、授業への参加度10%

日本語1特別演習A(ビジネス日本語)[専門日本語・ビジネスI]

許 哲(ホ チョル)金2 N207

目標
ビジネス(特に、就職するまでの過程)に不可欠な日本語、留学生として日本で生活をしていく上で必要な日本語を基本から学ぶ。
内容
テキスト
成績評価方法

日本語1 日本語特別演習A(時事日本語)

谷部弘子(やべ ひろこ)月5 N205

目標
現代社会に対する理解を深めながら、ディスカッションなどの活動を行い、自分の考えを論理的に述べる力をつける。
内容
比較的身近な現代社会の出来事について、さまざまなメディアから情報を収集して多面的に理解を深めるとともに、論点について各自意見を述べ、また、他の人の意見を聞いた上で自分の意見を文章化する。
テキスト
使用しない
成績評価方法
出席、授業中の取り組み、提出課題等総合的に評価する(予定としては、授業時の課題の提出30% 発表40% レポート20%)。

日本語1 日本語特別演習A(ドラマで学ぶ日本語)

宮本典以子(みやもと ていこ) 月4 N313

目標
まとまった内容の抽象的な談話の流れが理解できるようになる。自分の考えを伝えることができるようになる。
内容
日本のドラマや映画を鑑賞し、「話しことば」を実践的に学ぶ。またドラマの内容やその後の展開について、グループで意見交換する。
1~2週で1作品とするか、1作品を選んで第1話~最終話まで鑑賞するかは、1回目に協議して決定する。授業中に取り扱う語彙や表現は限られているので、その他の語彙、表現については自分で復習することが望ましい。
授業後に簡単な振り返りシート(自己評価、相互評価)を提出する。数回ごとにまとめアンケートを記入する。
テキスト
なし
成績評価方法
授業参加度50%、提出物50%

日本語1・2 日本語特別演習A(プロジェクト)

谷部弘子(やべ ひろこ)火3 N313

目標
(1)話し合い、恊働して課題に取り組むことができる。
(2)観察したこと、体験したことの要点をまとめ、伝えることができる。
(3)さまざまな媒体を活用し、自分の考えをわかりやすく伝えることができる。
内容
学部開設科目「学芸フロンティアF」との合同授業です。世界の“まなび”の場をテーマに、一般学生とのグループワークやディスカッションを通して学び、考えます。積極的、主体に参加できることが条件です。
テキスト
なし
成績評価方法
授業への参加状況や課題・発表など総合的に評価する(予定としては、授業時の課題の提出30% 発表40% レポート20%)。

日本語1・2 発音A

斎藤純男(さいとう よしお)火5  N313

目標
日本語らしいアクセント・イントネーションを身につける。
内容
日本語のアクセント・イントネーションの基本的な規則を学び、練習する。
テキスト
プリントを配布する。
成績評価方法
出席と授業への取り組みによって評価する。(日本語のアクセント・イントネーションの基本的な規則は非常にシンプルなのですぐに理解できますが、うまくできるようになるまでに時間がかかる場合が多いです。したがって、教室でしっかり練習するということが重要となります。)