第16回東アジア教員養成国際シンポジウムを
中国・西南大学が開催

 東アジア教員養成国際コンソーシアムの第16回国際シンポジウムが、去る2022年10月29日、中国・西南大学主催にてオンラインにより開催されました。本コンソーシアムは、日本、中国、韓国など東アジア地域の教員養成系大学・学部43校により2009年に結成されましたが、現在47校まで加盟校が拡大しています。
 今回のシンポジウムには、22の大学から111名の参加者が事前登録を行い、当日の視聴は180名を超える参加者が集って、基調講演・分科会等がもたれました。日本を代表して、午前の全体会においては、東京学芸大学の國分充学長が開会の挨拶を、上越教育大学の林泰成学長が「Teacher Professionalism and Role in the New Era (新時代における教員の専門性と役割)」と題して基調講演を、それぞれ行いました。また、閉会式においては、大阪教育大学の赤木登代副学長が閉会の挨拶を行い、次回の第17回シンポジウムは2023年12月初旬に大阪教育大学と東京学芸大学とが協力してオンラインにより開催する予定であることから、担当大学を代表して東京学芸大学の川手圭一副学長がアナウンスを行いました。
 午後の分科会では、加盟各国における教員養成の実態に即した優れた研究発表が行われ、有益な情報を得ることができました。今回、特に中国の大学から多くの大学院生が参加し、研究発表を行いました。このことにより、本コンソーシアムが若手研究者にとって有用な交流のためのプラットフォームであり、本シンポジウムが発展的可能性のある活動の場であることが示されたものと言えます。
 なお、シンポジウムに併せて国際運営委員会が開催され、次回のシンポジウムで扱うべきテーマやコンソーシアムの今後の活動などについて提案がなされ、意見交換を行いました。



開会の挨拶を行う東京学芸大学、國分学長


基調講演を行う上越教育大学、林学長


閉会の挨拶を行う大阪教育大学赤木副学長


次回シンポジウムの案内を行う東京学芸大学川手副学長


集合写真