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「コンピテンシー育成のための授業の手立て」解説ビデオ

概要

 本プロジェクトでは,今の子ども達が2030年の世界でよりよく社会や世界と関わり,よりよい人生を送るために必要であり,日本の学校教育で育成可能なコンピテンシーとして7つの汎用的スキル(分野を超えて利用可能な思考や問題解決,表現などのスキル)と8つの態度・価値を提案しています。

汎用的スキル 態度・価値
批判的思考力
問題解決力
協働する力
伝える力
先を見通す力
感性・表現・創造の力
メタ認知力
愛する心
他者に対する受容・共感・敬意
協力しあう心
より良い社会への意識
好奇心・探究心
正しくあろうとする心
困難を乗り越える力
向上心

 では,これらのスキル,態度・価値を実際の授業の中で子どもたちに育成するには,どのような準備や工夫,課題設定などが必要となるでしょうか? 本プロジェクトでは,これらの力のいくつかについて,授業の事例分析(子どもたちが成長を実感した授業に共通した要素の抽出)を通じて「コンピテンシー育成のための授業の手立て」としてまとめました。
 以下のビデオでは,それを実際の授業の映像をまじえて解説します。

 

汎用的スキル

「批判的思考力」育成のための授業の手立て

 「批判的思考力」とは,種々の情報に対して,その正しさを根拠にもとづき,客観的,論理的に評価したり,他の見方や考え方はないだろうか?などと多様な視点から考えたりする力のことです。このビデオでは,それを育成するために重要な5つの手立てを紹介します(20分)。

 

「問題解決力」育成のための授業の手立て

 「問題解決力」とは,日常生活の中で起こる様々な問題に対して,まず問題を見極め,その解決に向けた課題を設定し,解決策を考えて実行するといった力のことです。このビデオでは,それを育成するために重要な5つの手立てを紹介します(20分)。

 

「協働する力」育成のための授業の手立て

 「協働する力」とは,学びを深めたり,目標の達成を行ったりするために,他者と協力する力のことを指します。このビデオでは,それを育成するために重要な7つの手立てを紹介します(20分)。

 

態度・価値

「好奇心・探究心」育成のための授業の手立て

 「好奇心・探究心」とは,知らないことを詳しく知りたいと思う気持ち,身の回りのささいな出来事にも興味・関心を持つ態度,知りたいことや解決したいことを見つけようとする姿勢,なぜだろう? どうなっているのだろう? 何が正しいのだろう?などの疑問に合理的な答えを得たいと思う心などのことです。このビデオでは,それを育成するために重要な4つの手立てを紹介します(20分)。

「困難を乗り越える力」育成のための授業の手立て

 「困難を乗り越える力」とは,大変なことでも粘り強く取り組んで最後までやり遂げる姿勢や,間違えや失敗にも意欲を失わず,そこから学んで再挑戦する態度のことを指します。このビデオでは,それを育成するために重要な6つの手立てを紹介します(22分)。

「他者に対する受容・共感・敬意」育成のための授業の手立て

 

 「他者に対する受容・共感・敬意」とは,人それぞれが多様な考えや意見,価値観を持つことを理解し,それが自分と異なる人も受け入れる態度や,相手の気持ちに共感したり,敬意や感謝の心を持ったりすることを指します。このビデオでは,それを育成するために重要な4つの手立てを紹介します(25分)。