東京学芸大学附属小金井小学校への入学案内です。
広い範囲からの通学中、交通事故に遭ったり、他人に迷惑をかけたりすることは絶対に避けなければいけません。そのため、入学後しばらくの間は、保護者またはそれに代わる方に、お子様の送り迎えをしながら、通学の安全やマナーの訓練をしていただきます(4月中の下校は11時)。また、通学の様子についての観察や指導は、入学後も折りにふれてお願いしています。
始業時刻は、午前8時30分です。玄関の開扉時刻は、始業の30分前です。通学には、武蔵小金井駅~学芸大東門間は、徒歩ではなく定期券を購入してバスに乗車していただくことをお願いしています。
都会では、子どもたちが自然に親しみながら暮らすことが、だんだん難しくなってきています。本校では、自然に接する機会として、3年生以上の児童が全員参加して、山や海での校外宿泊生活を行っています。卒業までに6回、延べ22泊に及ぶこの生活は、先生や級友と寝食を共にし、協力し合いながら行っています。子どもたちにとっては楽しく、仲間意識をいっそう強めるものとなっています。
3年生では、勝浦市にある至楽荘で行います。2泊ですが、以後の宿泊生活のいわば準備段階といえます。
4年生からの山の生活は、茅野市にある一宇荘で行います。大自然にふれさせ、その雄大さや美しさだけではなく、きびしさも感じとらせるようにしています。また、山野を歩き回って脚力を強め、持久力や忍耐力を高めるようにしています。
海の生活は、5年生から、勝浦市にある至楽荘で行います。遠泳を通して、泳力を伸ばすとともに、苦しさに耐え抜く精神を養うようにしています。また、磯採集や地層観察など、海の生き物の様子や地球の歴史を観察するよい機会としています。
これらの校外宿泊生活は、前身校以来50年にも及ぶ伝統を受け継ぎ、子どもたちの心身の発達や社会環境の変化に対応しながら、大きな成果を上げています。山の一宇荘と海の至楽荘は、わが校と表裏一体となって教育活動を援助している財団法人豊島修練会の所有です。児童の入学と同時に、保護者はこの会に入会していただき、会員として会を運営していくことになります。