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冒険遊び場への誘い
〜子どもの遊びとプレイリーダー〜 |
「冒険遊び場への誘い」 〜子どもの遊びとプレイリーダー〜をテーマに、3名の講師による講演とワークショップが行われました。
15日の講演「子どもの遊び場を支えるプレイリーダー論?」では、デンマーク発祥の冒険遊び場について、講師の留学体験を交えながら紹介されました。冒険遊び場が、子どもたちの自発的なファンタジーでイマジネーションな遊びを経験することができる場所であること、また、保護され安心して遊べる場(空間)をつくることの意義について解説されました。
22日の講演「子どもの遊び場を支えるプレイリーダー論?」では、ヨーロッパ発祥の遊びを出前するプレイバスについて、ミュンヘンを例に紹介されました。地域での安全な子どもたちの遊び場の減少から、遊びの出前によって、地域に安全で創造的な遊びができる空間をつくることを目的にプレイバスの活動が始まったことが解説されました。また、講師自身の立川でのプレイバスの活動についても紹介されました。
22日のワークショップ「子どもの遊びの重要性体験」1では、ワークショップ1「カメラゲームとネイチャーアート」、ワークショップ2「木になろう&アート」、ワークショップ3「子どもの頃の遊び体験を振返る」が行われました。参加者はそれぞれ思い思いのアート表現をし、和やかな雰囲気でワークショップが展開されました。
29日のワークショップ「子どもの遊びの重要性体験」2では、22日のワークショップの振り返りを交えて、意見交換が行われました。また、前回の作品を使ったワークショップ行われました。
ワークショップのまとめには、先住民の人々の取り組みを交えて、日本の文化についてもう一度振り返ることの意義が提案されました。
【予告ページ】
講演記録
講演「子どもの遊び場を支えるプレイリーダー論(1)」(pdf:1.28MB)
講演「子どもの遊び場を支えるプレイリーダー論(2)」(pdf:1.29MB)
ワークショップ「子どもの遊びの重要性体験(1)」(pdf:1.30MB)
ワークショップ「こどもの遊びの重要性体験(2)」(pdf:1.47MB)
日時 |
2006年11月15日(水)・22日(水)・29日(水)
各回 14:30開始[開始の30分前開場] 17:30終了 |
会場 |
東京学芸大学 環境教育実践施設 1F 多目的教室
【アクセスマップ】 |
参加者 |
80名(一般 55名、学生 25名) |
プログラム |
11月15日(水)
■14:30〜17:30
講演「子どもの遊び場を支えるプレイリーダー論」
講師:塚本 純久 (武蔵野美術大学 非常勤講師)
11月22日(水)
■14:30〜17:30
ワークショップ「子どもの遊びの重要性体験(1)」
講師:内藤 裕子
(まちとこどもの環境研究所 代表、NPO法人こどもと文化協議会・プラッツ 理事)
11月29日(水)
■14:30〜17:30
ワークショップ「子どもの遊びの重要性体験(2)」
講師:塚本 純久・内藤 裕子
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参加者の感想 |
・ 子どもの意・知・情の発達のために、共に遊ぶ場(公園)を、もう少し有機的に活用活性するのは、市民側の立場だと思います。各公園の地域性を生かした、活動が大切だと思います。
・ 森といつもとは違う見方で見ると思いもよらぬ発見があり、イメージが沸き起こるのを感じで、面白い体験だった。うまく描くのではなく、気持ちを伝えるコミュニケーションするためのものとして絵を描くと良いということを知った。自然とアートをベストにした楽しいワークショップでした。自然とアートはコミュニケーションを活性させるすごい素材だ。
・ 遊びとは創造力であることを実感した。大人が完璧につくりこんだ世界であそばせるより、子供が何かに見たてて遊べるような環境である方が、遊びの場として望ましく、子供の想像性を育むことを理解しました。
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