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生態学概論 (2006年度前期) |
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○担当教員:
小川 潔 (自然科学系 広域自然科学講座 環境科学分野 准教授)
○曜日時限: 火曜 4限 / ○教室: N棟 106教室 / ○学年: 1年生
環境問題とのかかわりに必要な生態学的センスと自然の仕組みに関する見方を身につける。
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生態学は生物学の一分野であるとともに、環境科学や環境教育を支える基礎的素養のひとつでもある。本講義では、主として植物を題材に、生物の環境応答、生活史、物質生産など生物特性の面から生物個体と種個体群、群落、生態系、生態分布といった自然の仕組みを通して生態学的な自然の見方・考え方を紹介する。
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1. 生態学と「エコロジ−」と「エコ○○」
2. 植物の生活史
3. 種子生態
4. 生産生態(1)物理環境と葉の光合成
5. 生産生態(2)群落光合成
6. 生産生態(3)物質生産と生態系
7. 個体群動態(1)生命表
8. 個体群動態(2)適応戦略
9. 植生の遷移
10. 生態分布(日本と世界)
11. 生態分布(温度・水要因)
12. 生育可能範囲と生態的最適範囲
13. 環境変動と植生変化
14. 植生調査の基礎
5−6月の週末に高尾山で野外観察を行う。
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(1) 補講として、八王子にある高尾山の野外観察を行った。
現地講師として、長く都立高尾自然科学博物館の学芸員をされた新井二郎さんにガイドしていただいた。
雨模様の天気であったが、ブナ、イヌブナなどの樹木と下草、小動物などの観察を学生たちは熱心に行った。
(2) 地域のステークホルダーにフィールドとしている地域を案内していただいた。
○ 学生たちは、地域のステークホルダーとそのフィールドの結びつき、情熱・思いといったものを受け止めていた。新井さんのガイドは、大変好評であった。
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