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野外活動指導法 (2006年度前期) |
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○担当教員:
小川 潔 (自然科学系 広域自然科学講座 環境科学分野 准教授)
○曜日時限: 火曜 5限 / ○教室: N棟 106教室 / ○学年: 3年生
近年ますます重要性が指摘されている野外活動における環境保全を念頭に、環境教育における野外活動を、 in environment および for environment の視点から考える。
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野外活動には体育・スポ−ツとしての側面と、自然や文化を野外で体験・学習する側面がある。本講義では、後者に重点を置き、野外活動の企画・指導能力の取得向上をめざして、基礎的資質養成の過程と留意点を体験的に理解する。具体的には、自然観察会と環境キャンプのあり方を検討する。
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● 日本自然保護協会編 「自然かんさつからはじまる自然保護2001」 財団法人日本自然保護協会
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1. 語意と野外活動の歴史
2. 野外へ出る意義
3. 野外観察会の運営
4. 採集論
5. 安全と事故事例
6. フィ−ルド・マナ−およびロ−・インパクト
7. 観察会指導体験
8. キャンプ・登山の知恵と用具
9. キャンプのプログラム
10. 環境キャンプの企画
11. 山のトイレ問題
12. 環境キャンプの準備
13. 環境キャンプ実習
防水手帳、文挾を各自用意する。夏期補講期間に野外キャンプ補講を行なうので、参加すること。休日に観察会等を体験してレポ−トを提出する。
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(1) 東京学芸大学内の発見をポスターやスライドで表現し提出する課題を出した。
学生はチームを組んで、野外観察・プレゼンテーションに取り組んだ。
(2) 多摩地域にある東京学芸大学のキャンパスを対象に、発見学習と情報発信の試みを行った。防水フィールドノートは、雨の日の観察に効果を発揮した。
○ 学生たちにとっては、身近な環境を見直すきっかけとなった。古地図との見比べから、キャンパスの歴史的変遷を読み取ることができた。
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