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土壌と地球環境 (2007年度後期)
○担当教員: 樋口 利彦 (総合教育科学系 環境教育実践施設 教授)
○曜日時限: 金曜 4限 / ○教室: N棟 207教室 / ○学年: 3年生
 ねらいと目標

 自然環境において土壌は重要な位置を占める。まず、土壌の自然環境上の重要性を知ることから始める。その後、土壌の基礎的知識を学習し、土壌と気候・地質・地形・植生との関係を、さらに土の分類法とその分布を学び、地球上で生じている土壌環境上の諸問題を学習し、その改善のあり方を考究する。


 内容

 まず、足尾銅山への現地見学を行う。自然環境における土壌の重要性を知ること、およびその再生のプロセスを理解するために、見学を行う。その後、「土壌の出発物質である岩石・土壌母材」「岩石の風化と粘土の生成および土壌生成過程」「土壌と表層地質の関係」「土壌と植生の関係」「土壌の移動と堆積」「土壌の種類と分類」「土壌図作成とその活用、とくに土地利用計画・環境保全計画との関係」を主に学習する。狭山緑地に出かけ、六道山における課題を調査し、それをまとめて発表を行う。


 参考文献

● 土壌地理学序説(松井、築地書館)

● 土壌生成分類学(大羽・永塚、養賢堂)

● 地形と土壌(新地学教育講座9、地学団体研究会編、東海大学出版会)

● The Nature and Properties of Soil(Nyle C,Brady,Macmillan Publishing Company)


 授業スケジュール
1.足尾への見学の概要説明

2.足尾銅山見学

3.土壌の構成物とその性質

4.土壌の生成過程と要因

5.気候と土壌

6.土壌と地形

7.土壌と植生

8.土壌の種類と分類(日本の土壌)

9.土壌の種類と分類(日本の土壌)

10.土壌図の作成

11.土壌図とGIS

12.雑木林の保全と土壌

 土曜日もしくは日曜日の野外見学や調査が2回あるので、平日の講義を少なくする予定。現場での講義を重視する。現地見学および調査の日程は、講義日の初日に決定する。

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