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水圏生物学 (2007年度後期)
○担当教員: 真山 茂樹 (自然科学系 広域自然科学講座 生命科学分野 准教授) 研究室HP
○曜日時限: 金曜 4限 / ○教室: S棟 205教室 / ○学年: 3年生
 ねらいと目標

 地球表面の7割は水である。水圏の生物を学ぶことで生物の進化や多様性の根源を知り、理解することができる。そして、それらの生物が環境に対し、どのような関わりを持つのかを知ることにより、生物の生存戦略の一端を知ることができる。さらに、その生物を通して、人間と環境の関わり合いを考え、持続可能な社会を考えることを目的とする。 


 内容

 授業前半では水圏生物(主に進化・多様性の原点である原生生物)についての基礎情報を扱い、中間では外部講師による河川の水質環境および河川の自然環境と保全の講義を行う。さらに、後半ではシミュレーターを利用し生物と環境の関係を仮想体験し、その後、実際に多摩川で生物を採集し、顕微鏡観察を行い水圏生物を媒介とし人間生活と河川環境について考える。なお、本授業は本学の、現代GPプロジェクト「多摩エコモーション」の関連授業であり、途中2回外部講師をゲストに招き幅広い観点から講義を行う。 


 参考文献

● 藻類30億年の自然史 井上勲著 東海大出版会  


 授業スケジュール

1.水圏生物の重要性

2.ミクロレベルの生物の多様性

3.明らかになってきた微小生物の系統

4.水圏生態系の主要な生産者珪藻 I

5.河川水質と生物(外部講師:東京都環境局 風間真理氏)

6.水圏生態系の主要な生産者珪藻?

7.河川の自然と保全および市民活動(外部講師:東京大学大学院 清野聡子氏)

8.SimRiverを用いたシミュレーション実習?

9.SimRiverを用いたシミュレーション実習?

10.多摩川で水質調査

11.多摩川で珪藻採集

12.実験室で試料の処理とプレパラート作成

13.珪藻細胞の顕微鏡観察

14.珪藻による現在と25年前の多摩川の水質判定

15.まとめ

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