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土壌と地球環境 (2008年度後期) |
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○担当教員:
樋口 利彦 (総合教育科学系 環境教育実践施設 教授)
○曜日時限: 金曜 4限 / ○教室: S棟 207教室 / ○学年: 3年生
自然環境において土壌は重要な位置を占める。まず、足尾銅山の山々をテーマに土壌と自然環境の関係を学ぶ。その後、土壌の基礎的知識を学習し、土壌と気候・地質・地形・植生との関係を、さらに土の分類法とその分布を学び、地球上で生じている土壌環境上の諸問題を学習し、その改善のあり方を考究する。
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まず、足尾銅山への現地見学を行う(10月26日予定)。自然環境における土壌の重要性を知ること、およびその再生のプロセスを理解するために、見学を行う。足尾銅山と山の荒廃をテーマに受講者は調査課題をもち、それを調べる学習を独自に展開し授業で発表する。最初の足尾の見学と講義の授業の後、「土壌の出発物質である岩石・土壌母材」「岩石の風化と粘土の生成および土壌生成過程」「土壌と表層地質の関係」「土壌と植生の関係」「土壌の移動と堆積」「土壌の種類と分類」「土壌図作成とその活用、とくに土地利用計画・環境保全計画との関係」を主に学習する。
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土壌地理学序説(松井、築地書館)土壌生成分類学(大羽・永塚、養賢堂)地形と土壌(新地学教育講座9、地学団体研究会編、東海大学出版会)The Nature and Properties of Soil(Nyle C,Brady,Macmillan Publishing Company)
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1. 足尾への見学の概要説明
2. 足尾銅山見学と調査課題設定についての講義
3. 足尾銅山に関する発表とレポート提出
4. 土壌の構成物とその性質
5. 土壌の生成過程と要因
6. 気候と土壌
7. 地形と土壌
8. 植生と土壌
9. 日本の土壌の種類と分布
10. 世界の土壌の種類と分布 および小テスト
11. 土壌図作成のプロセス
10月26日に足尾銅山に出かける予定
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