1999−2001年度 研究開発学校(総合的学習)              
.学校名 和歌山県立和歌山高等学校
.住所・電話・ファックス 〒649-6264  和歌山市新庄188   TEL:(073)477-3933(代)                                           FAX:(073)477-4928
.HPアドレス  
.研究公開予定 2002.2.8(金)
.研究開発課題 三 高等学校の生徒の能力、適性、進路等に弾力的に対応する教育課程の研究開発
.研究委嘱事項 2. 高等学校において、自由研究や課題研究等の新しい領域の導入や普通科目について新しい科目の導入を考慮した教育課程の研究開発を行う。
.研究テーマ・サブタイトル <全校研究主題>                                                                                         「生きる力」を育む総合学科教育の在り方の開発 −「総合的な学習の時間」を含む新教育課程の創造ー
.カリキュラム構成の特徴 「総合的な学習の時間」として、1年次(産業社会と人間)2単位、2年次1単位、3年次2単位とした。                                                        <産業社会と人間のねらい> 体験的で主体的な学習をとおして、自己の生き方や進路を考える。                                                  <2年次総合的学習> 教科横断的な学習をとおして、多面的・総合的なものの見方・考え方を身につけるとともに、沖縄でのテーマ別体験学習において、3年次での総合的な学習の基礎となる学習の仕方を体得する。                                                      <3年次総合的学習> 主体的に課題を設定し、学習の方法を工夫しながら、分析と総合的思考によって課題に迫り、自己と世界を関係づけ、概念や認識を獲得し、それを表現する。
.研究概要 総合学科の教育の成果と課題を明らかにした上で、「生きる力」の育成を目指した新教育課程の編成、「総合的な学習の時間」の授業内容、近隣小中学校との連携の在り方、地域の人材の活用及び公共施設活用のシステム作り、評価方法などを研究する。また、これらの研究開発を通してこれからの総合学科の教育の在り方についても研究を進める。
10.開発単元名 ○産業社会と人間:自己理解(キャリアゲーム・エンカウンター・ジョハリの窓)、職業理解(身近な人にインタビュー・職場見学・インターンシップ)、自己の適性と進路(職業インタビュー・上級学校調べ)、文化祭における中間のまとめと発表・展示、自己の適性と進路(進学ネットの活用・進路別説明会・科目選択・フリーターについて)、討論・講演会(講演会「ようこそ先輩」・マイライフプラン)、まとめ・発表→評価、和歌山高校展での展示・発表(公開)                                                                       ○2年次総合的学習:教科横断的・総合的な学習、現実社会へ目を向ける(国際理解・情報・環境・福祉、健康等)、学習世界の広がり、文化祭における中間のまとめと発表・展示、テーマ別体験学習(沖縄)、学校での学習と本物の体験との結びつき、主体的な学びへの動機付け、3年次生での「総合」へ、まとめ・発表→評価、和歌山高校展での展示・発表(公開)                                                                  ○3年次総合的学習:課題設定(自己の在り方生き方に関わる課題・興味、関心に基づく課題)、総合的な学習の展開(これまでの学習によって深められた知識や技能を総動員して課題解決にあたる)、文化祭における中間のまとめと発表・展示、学習の深まり、新たな課題の発見、学び方やものの考え方の習得(論理的思考力・情報活用能力・コミュニケーション能力)、自己の在り方生き方についてより深く考察する、まとめ・発表→評価、和歌山高校展での展示・発表(公開)、進路の実現                                            
11.参考文献 『平成12年度 文部省研究開発学校 研究開発実施報告書(第2次)』