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 現在の「教育課程文庫」は、1947年7月に設置された「米国教育文庫」(AEL)を前身とし、翌年1948年7月に「教育課程文庫」(当時文部省は「教科書・教育課程文庫」といっている)に改称されたものである。当時の占領国総司令部(GHQ)からの「米国の代表的教科書及び教育学書その他の教育資料が寄贈」された図書・教科書・資料をもとに設置され、その目的を次の2点あげていた(文部省『教育課程文庫 和書目録 第1号』)。

 「(一)教科書の編さんことにその民間編さんを助成するため」

 「(二)また教育課程その他学校教育各般の問題の進歩発展に寄与するため」

 そこでは、旧文部省は日本の教科書・学習指導要領等を追加したが、以後、日本の教科書・教育専門図書・一般参考書(NEL)や、教育指導者講習会時に使用した教材(IFEL)やその他教育資料を加え、各大学棟機関の事情が加味されながら各大学等の「教育課程文庫」の充実がはかられた。したがって、各大学附属図書館等で所蔵されている「教育課程文庫」には、戦後直後の米国教科書・教育関係図書資料のみでなく、戦後直後の我が国の教育課程や教育実践関連資料が所蔵されている。
 今回目録として整理したものは、当時教科書編纂に「寄与」するために寄贈された米国学校教科書に限定したものである。国立教育政策研究所、東京学芸大学で所蔵・データベース化された電子データをもとに、とりわけ北海道大学・秋田大学、宮城教育大学(旧東北大学所蔵)香川大学・島根大学の「教育課程文庫」所蔵附属図書館の多大なご協力をもとに、NACSIS検索をかけながらエクセルデータとして編集、目録化したものである。
 本「教育課程文庫」データベースで収録した書誌事項は、NCID・書名・責任表示(編者)・出版者(社)・出版年・所蔵館の順としている。

教育課程文庫 目録 (PDF)