第1回 国際理解教育セミナー

東京学芸大学国際教育センター主催 第1回国際理解教育セミナー
「国際理解教育の新機軸-多文化・地域・市民性-」

 東京学芸大学国際教育センターは、1978年に「海外子女教育の研究・教育活動の拠点となる全国共同利用施設」として開設されました。その後、日本の国際化の進展とともに、新たな教育課題に対応する必要があり、2002年に国際教育センターと名称変更いたしました。それまでの国際教育、海外子女教育等に加え、在日外国人の子どもの教育、国際理解教育等も視野に入れた研究・教育活動を展開しています。

 こうした研究・教育の広がりに対応し、今年度から「国際理解教育セミナー」を開催することにしました。国際理解教育に関する理論的・実践的研究は、多く蓄積されています。しかし、国際理解教育は、その歴史的経緯、理論枠組み、実践の手法等があまりに多様であり、一様にとらえることができません。しかも、常に理念が先行し、現実とは距離がありすぎる感があります。今回は、「多文化・地域・市民性」というキーワードをもとに、今後の国際理解教育の方向性を探ることをねらいにしています。多文化化する地域の中で、具体的な実践を通して理論構築や研究と実践との統合を図っている3人の方に登壇いただき、今後の教育の課題や研究の方向性について多角的な議論を展開していただくことにしました。ぜひ、おこしください。

■日 時: 2005年3月5日(土)13:00~17:00
     
■場 所:  東京学芸大学合同棟1階大教室
      (附属小金井小学校と同中学校の間にある建物) 
      JR中央線武蔵小金井駅北口より 
      京王バス「中大循環」行きにて「学芸大東門」下車、徒歩5分
      
プログラム
13:00~13:15 開会式 (学長挨拶、センター長挨拶)
13:15~13:30 趣旨説明 佐藤郡衛(国際教育センター教授)
13:30~14:10 提案1 横田雅弘(一橋大学教授)
「国立のまちづくり-異文化間教育の視点から」(仮題)
14:10~14:50 提案2 結城恵(群馬大学助教授)
「地域で在日外国人児童生徒を支える」(仮題)
14:50~15:30 提案3  藤原孝章(同志社女子大学教授)
「学校・地域における市民性教育の実践」(仮題)
15:45~17:00 パネルディスカッション
  (司会:佐藤、パネリスト:横田、結城、藤原)