第32回 海外子女教育セミナー
「海外子女教育の充実に向けて―実践の現状とこれからの課題―」
海外という教育の場、そこで学ぶ子どもたちの実情は刻々と変化しています。これらの状況を受けて、在外教育施設での日々の実践は何をめざし、どのような特徴を発信していくことができるのでしょうか。今年度のセミナーでは、海外子女教育にみられる実践、授業づくりの現状に焦点を当て、その充実への課題を模索していきたいと思います。午前中は、まず、文部科学省初等中等教育局国際教育課専門官の北﨑哲章氏より、海外子女教育に関する国内外の状況と施策、派遣教育の役割についてお話をいただきます。次に国際教育センターの稲田素子特任准教授から、当センターに寄せられた実践報告をもとに、海外子女教育の実践の現状と課題について、お話をさせていただきます。午後は、日本人学校への派遣希望者と補習授業校の派遣希望者に分かれて、分科会を行います。海外での教育実践について参加者で考えたり、赴任後の海外での生活全般に関する質問などを受付けます。在外教育施設に派遣を希望する教員の方、海外子女教育に関心をお持ちの方、この機会にふるってご参加ください。
■日時:平成23年5月28日(土) 10:00~16:45
終了いたしました。ご来場の皆様ありがとうございました。
■会場:東京学芸大学合同棟1階大教室
■対象: 在外教育施設派遣教員登録者、これから在外教育施設に派遣を希望する教員、及び海外子女教育に関心をお持ちの方
■主催: 東京学芸大学国際教育センター
■プログラム
総合司会:榊原 知美(東京学芸大学国際教育センター講師)
9:30 開場、受付開始
10:00~10:10 開会のあいさつ 金谷 憲(東京学芸大学国際教育センター長)
日程説明
10:10~11:00 講演「在外教育施設における派遣教員の役割」(仮題)
北崎 哲章(文部科学省初等中等教育局国際教育課海外子女教育専門官)
11:05~11:50 講義「海外子女教育にみる授業づくりの現状と課題
―在外教育施設の実践報告をもとに―」
稲田 素子(東京学芸大学国際教育センター特任准教授)
11:50~13:00 昼食
13:00~15:00 帰国教員による在外教育施設における実践報告
今井茂樹(前天津日本人学校教諭、東京学芸大学附属小金井小学校教諭)
小澤 茜(前ニューデリー日本人学校教諭、栃木県下都賀郡壬生町立壬生中学校教諭)
小林達俊(前台北日本人学校教頭、東久留米市立大門中学校副校長)
国嶋 信(前ブラッセル補習授業校教頭、川崎市立南百合ヶ丘小学校教頭)
15:00~15:15 休憩
15:15~16:45 分科会 (日本人学校と補習授業校の2グループに分かれて)
(1)日本人学校分科会
[ファシリテータ]
吉谷 武志(東京学芸大学国際教育センター教授)
見世千賀子(東京学芸大学国際教育センター准教授)
[助言者]
滝 多賀雄(全国海外子女教育国際理解教育研究協議会会長)
(2)補習授業校分科会
[ファシリテータ]
佐藤 郡衛(東京学芸大学国際教育センター教授・副学長)
稲田 素子(東京学芸大学国際教育センター特任准教授)
[助言者] 横山 富夫(前ストックホルム補習授業校校長)
16:45 閉会