第13回 外国人児童生徒教育フォーラム


 

        JSL児童生徒の学習上のつまずきと支援

           ~言語・文化・発達の視点から

 

東京学芸大学国際教育センターでは、平成24年10月6日(土)に第13回外国人児童生徒教育フォーラムを開催いたします。

学習上のつまずきを見せる外国人児童生徒を担当する指導者から「この子のつまずきは、日本語だけの問題なのだろうか」という声を聞くことが多くなりました。国籍にかかわらず日本語での学習経験が少ない子どもたち(JSL児童生徒)が見せるつまずきには多様な要因があると考えられます。それを知ることが子どものニーズにあった指導への第一歩となりますが、これは決して簡単なことではありません。今回のフォーラムでは、言語・文化という視点に加え、「特別支援教育が必要な可能性」をも視野に入れ、子どもの学習上のつまずきをどのようにとらえるか、その支援はどのようにすればよいかを考えます。
フォーラムでは、教育現場の現状、課題、取り組みを3組の報告者に発表していただきます。それを受けて特別支援教育の立場から東京学芸大学教授大伴潔先生にコメントをお願いいたします。大伴先生は、言語発達・コミュニケーション障害・学習障害とその支援方法論を専門とされており、現在は附属特別支援学校の校長も務めていらっしゃいます。特別支援教育に関する長いご経験から、JSL児童生徒への教育への示唆をいただけるものと考えています。その後は登壇者によるパネルディスカッション、フロアの皆様との議論を計画しております。

多様な背景を持つ子どもの「つまずき」を把握し支援に生かすには、多角的な視点から子どもを見ることが必要であろうと考えます。このフォーラムがそのための一つのヒントになればと考えております。関心をお持ちの皆様のご参加、おまちしております。

■日時 :2012年10月6日(土)10:00~16:45
■場所 :中野サンプラザ8階研修室2
(〒164-8512東京都中野区中野4-1-1 TEL 03-3388-1151
最寄駅 JR中央線・総武線/東京メトロ東西線「中野」駅 北口より徒歩1分)
■申し込み・お問い合わせ先:
 東京学芸大学国際教育センター 事務室
 Tel. 042-329-7727
 メール c-event(@)u-gakugei.ac.jp   ※(@)を@に置き換えてください。
 
             ◆ プログラム ◆

930  受付

1000 開会                司会 見世 千賀子(東京学芸大学国際教育センター)

10001005   開会挨拶          池田 榮一(東京学芸大学国際教育センター長)

10051015   趣旨説明          菅原 雅枝(東京学芸大学国際教育センター)

10151045   報告1:鈴鹿市の事例から

                         杉谷 直美(鈴鹿市教育委員会)   

10451130   報告2:グレーゾーンの国際児に学童期にできること

               島田 かおる、杉山 健太郎(啓明学園初等学校国際学級)

11301200   報告3: 学習困難をかかえるJSL児童の見立てと指導の課題

  近田 由紀子(大阪大学大学院連合小児発達学研究科

12001300   昼食

13001430  講義とコメント「特別支援教育の立場から」 

            伴 潔(東京学芸大学教育実践研究支援センター) 

14301645 パネルディスカッション及び全体討議(途中休憩15分)

            大伴 潔(東京学芸大学教育実践研究支援センター)

                                         近田 由紀子(大阪大学大学院連合小児発達学研究科

            島田 かおる(啓明学園初等学校国際学級)

            杉谷 直美(鈴鹿市教育委員会)

            杉山 健太郎(啓明学園初等学校国際学級)  

                  榊原 知美(東京学芸大学国際教育センター)

進行:松井 智子(東京学芸大学国際教育センター)

1645 閉会