平成28年度第1回JSL研修
外国人児童生徒教育に係る研修会(JSL研修会)のご案内
平成28年度のJSL研修会は、「基礎コース」「スキルアップコース」それぞれ3回の講座からなっています。1回目(5月28日)は日本語教室の運営や指導の計画、体制づくりなどについて考えます。2回目(6月25日)3回目(10月1日)は、授業づくりについて学びます。いずれも、全員で聞く講義や実践報告と、グループに分かれてのディスカッションや活動から構成されています。
① 基礎コース
今年度初めて日本語を母語としない(JSL)児童生徒に関わる方を中心に、比較的JSL児童生徒担当の経験が短い方を対象にしています。日本語教室担当者として、何を、どう考えていったら良いのか、経験豊かな講師とともに少人数のグループで考えます。日頃の悩みや不安も共有しながら、ご自身の現場・指導する子どもの実情に合わせた指導が組めるようになることをめざします。
② スキルアップコース
担当者が複数配置されている学校は、決して多くありません。全国から集まる参加者と交流し、いろいろな教室運営、多様な指導方法を学びましょう。このコースではよりよい学級・授業づくりをテーマに、ご自身のスキルアップだけでなく学校や地域でのJSL児童生徒指導全体のレベルアップについても考えていきます。
「基礎コース」「スキルアップコース」とも指導経験の長短に関係なくお申し込みいただけますが、「基礎コース」は「日本語指導で何をしたらいいの?」「私たちの役割は?」「情報も、相談するところもない!」という現場の声から生まれたもので、こうした先生方のお手伝いをすることを目的としています。 |
③ 管理職や指導主事の先生方のグループ
外国人児童生徒教育で、こうした先生方の役割はたいへん重要です。しかしなかなか、他の学校や地域の様子を知る機会はありません。近年は「特別の教育課程」の導入など新たな動きもあります。情報を得る場、情報交換の場としてご活用ください。
【お申し込みについて】
各コースとも3回の講座として企画しています(1回のみの参加も可能です)。お申し込みいただいた方には、各研修の1ヶ月程度前に、メール等で参加の可否の確認と内容についてのご連絡を差し上げます。ご都合が悪くなった方はその際にお知らせください。
- 開催日時、場所
第1回 平成28年5月28日(土) 10:00~16:30 東京学芸大学(武蔵小金井) N講義棟
第2回 平成28年6月25日(土) 10:00~16:30 東京学芸大学(武蔵小金井) S講義棟
第3回 平成28年10月1日(土) 10:00~16:30 東京学芸大学(武蔵小金井) 合同棟 1F大教室
- 参加費 無料
- 申し込み方法
メール(c-event@u-gakugei.ac.jp)またはファクス(042-329-7722)で、
東京学芸大学国際教育センター事務室宛に申込用紙をお送りください。
申込用紙はこちら(H28JSL申込用紙 .docx)からもダウンロードできます。
- 第1回研修申込締め切り : 5月11日(水)
- お問い合わせ先:東京学芸大学国際教育センター 事務室
Tel. 042-329-7717、7727
日本語教室の役割・担当者の役割
-子どもと現場の状況を把握する-
日時:平成28年5月28日(土)10:00~16:30
場所:東京学芸大学 N講義棟
◆ プログラム ◆
10:00 開会挨拶 馬場 哲生(東京学芸大学国際教育センター長)
10:05 はじめに 菅原 雅枝(東京学芸大学国際教育センター)
10:15 講義1 外国人児童生徒教育の現状と課題
見世 千賀子(東京学芸大学国際教育センター)
10:50 講義2 文化の中の子どもの学び
榊原 知美(東京学芸大学国際教育センター)
11:25 情報提供 「学校における日本語指導」を巡って
菅原 雅枝(東京学芸大学国際教育センター)
11:50 分科会講師紹介・事務連絡
(12:00~13:00 昼食)
13:00 分科会
コーディネーター
市川 昭彦(大泉町立 西小学校)
伊藤 敦子(小牧市立 大城小学校)
今澤 悌 (甲府市立 大国小学校)
小川 郁子(都立高校非常勤講師/前・北区立稲付中学校)
濱村 久美(大田区立 蒲田小学校)
16:00 全体会
16:30 閉会