平成30年度 外国人児童生徒等教育に係る研修会(JSL研修会)のお知らせ【終了いたしました】

  平成30年4月吉日

関 係 各 位

平成30年度 東京学芸大学国際教育センター

外国人児童生徒等教育に係る研修会(JSL研修会)のお知らせ

平素より大変お世話になっております。

東京学芸大学国際教育センターでは、今年度も、下記の通り日本語を母語としない児童生徒(JSL児童生徒等)の教育に関わる方々を対象とした研修会を開催いたします。

「日本語/国際学級は担当者の異動がはげしい」といわれます。また、教育委員会管内でもJSL児童生徒教育に関する必要性には地域差があり、研修実施が困難という声も聞かれます。東京学芸大学国際教育センターでは、こうした熱心な、けれども近くに相談相手のいない外国人児童生徒等教育担当の先生方に「学ぶ場」「つながる場」を提供したいと考え、研修会を実施しております。

学校連絡便、貴管内の学校ポータルサイト等で、関係各所へお知らせいただけましたら、また、先生方のご参加をご支援いただけましたら幸甚です。よろしくお願い申し上げます。

日 程 : 第1回 平成30年5月12日(土) 

      第2回 平成30年6月23日(土)

      第3回 平成30年10月6日(土)

3回の講座として計画しておりますが、1回のみの参加も可能です。ご相談ください。

  時 間 : 10:00 ~ 16:30

  会 場 : 東京学芸大学(小金井市貫井北町4-1-1) 講義棟 

※教室は参加者に別途お知らせします。

研修内容: 下記をご参照ください。

参加申し込み締め切り: 平成30年5月6日(日)

参加費 : 無料

お申し込み方法: メール(c-event@u-gakugei.ac.jp)またはファックス(042-329-7722

   で、「東京学芸 大学国際教育センター事務室」宛てに申込用紙をお送りください。

お申込み用紙はこちら(H30JSL申込用紙 (1).docx)からダウンロードできます。

お問い合わせ:東京学芸大学国際教育センター教務室  Tel  042-329-7717

                               

なお、プログラムの詳細は国際教育センターホームページで順次ご案内いたします。

平成30年度 JSL研修会:コースと概要

  1. 外国人児童生徒等教育の概要・基礎を学ぶコース(Aコース)

午前中は大学教員らによる講義を通して外国人児童生徒教育に必要な理論や現状の課題を、午後はベテラン担当者による実践を通した指導方法を学びます。

講義は、文部科学省「外国人児童生徒教育研修マニュアル」の研修項目から特に担当となって日の浅い方たちに必要とされるものを選び、構成されています。午後は事例を通してJSLカリキュラムの基本を学びながら自信をもって指導にあたれるようになることを目指します。はじめて外国人児童生徒指導担当になった方はもちろん、もう一度基本を学びなおしたいという方も参加いただけます。

午前 

午後 

第1回

・外国人児童生徒等教育の現状と課題

・外国人児童生徒等教育担当者の役割

・日本語教室における指導事例の紹介

・テーマ別交流会

第2回

・日本語指導・授業づくりの考え方

・日本語指導の実際

・授業づくり①

JSLカリキュラムの事例を通して

第3回

・児童生徒の実態把握と指導計画

・多様な日本語指導の実践を知る

・授業づくり②

実践の検討と授業づくりの振り返り

  1. 授業づくり・実践に焦点を当てたコース(Bコース)

このコースでは①の内容をご存知であることを前提に、より実践的な力を高めることを目指します。日本語指導の経験があり、よりよい授業・日本語/国際学級を作りたいと考えている方、地域の中心となることを期待されている方を想定しています。

午前中は講師のこれまでの実践をもとに、授業づくりの考え方や学級運営や体制づくりについて学びます。午後は、JSLカリキュラムの授業づくりを行います。ご自身の授業を改善することはもちろん、JSLカリキュラムの考え方をどのように周囲に伝えていくかについても検討します。

午前 

午後 授業づくり

第1回

・JSLカリキュラムの考え方

 実践事例を通した理論の復習と確認

・授業づくり①

午前の講義を受けて

第2回

・実態把握と指導計画

・授業づくり②

指導案・教材の検討

第3回

・授業づくりのポイント

・ポスター発表会

・ポスター発表会・実践の検討

・授業づくりのまとめ

  1. 管理職、指導主事の方

地域や校内の外国人児童生徒指導を考える時、管理職や指導主事の役割は重要です。参加を希望される方の課題意識に合わせて、上記①②を組み合わせたプログラムを用意します。

平成30年度

第1回 東京学芸大学国際教育センターJSL研修会

                 日時:平成30年5月12日(土)10:00~16:30

                 場所:東京学芸大学 S講義棟 S103

◆ プログラム ◆

管理職・指導主事コース

Aコース

Bコース

会場 S103

10:00   開会挨拶        馬場 哲生(東京学芸大学国際教育センター長)

10:05   はじめに        菅原 雅枝(東京学芸大学国際教育センター)

会場 S103

10:20 講義1 外国人児童生徒教育の現状と課題   

吉谷武志(東京学芸大学国際教育センター)

11:10 講義2 年少者への日本語教育と指導担当者の役割

菅原雅枝(東京学芸大学国際教育センター)

会場 S101

10:20 事例紹介:JSLカリキュラムの授業づくり

今澤悌(甲府市立大国小学校)

大菅佐妃子(京都市教育委員会)

進行:見世千賀子(東京学芸大学国際教育センター)

12:00~13:00     昼食休憩

会場 S103

13:00 事例紹介:日本語教室での指導について

進行:濵村 久美(江戸川区立葛西小学校)

・日本語指導  小川郁子(都立高校非常勤講師)

・教科指導   伊藤敦子(小牧市立大城小学校)

・学級経営   横溝 亮(横浜市立並木第一小学校)

会場 S101

13:00 ワークショップ:

目標の設定から授業づくりへ

今澤悌(甲府市立大国小学校)

大菅佐妃子(京都市教育委員会)

会場 S107

15:00 意見交換:地域・

学校の体制づくりに向けて

ファシリテーター:

 吉谷武志(東京学芸大学

国際教育センター)

会場 S105・106

15:00 テーマ別交流会

・国際学級の経営・体制づくり

・日本語・学習指導の方法

・子どもの実態把握から指導へ

・中高生への指導

会場 S103

16:00 全体会

16:30 閉会