平成30年度 第8回 多文化共生フォーラム【終了いたしました】
2018年度(平成30年度)多文化共生フォーラム
「性の多様性と学校教育の課題―海外の事情と日本の現実―」
東京学芸大学国際教育センター主催
今日、教育現場におけるセクシュアル・マイノリティの子どもたちの存在について、文部科学省の調査や通達、各種の実態調査やアンケートが公表され、社会全体だけでなく教育の場におけるその課題が指摘されるようになっている。しかしながら、その課題を受け止めるべき学校(教育)においては、課題が認識され、一部の先進的な実践もなされつつあるものの、多くの学校ではその課題についてどのように対応して良いのか、模索され始めたばかりであるというのが現実であろう。
本フォーラムでは、各種の推計によれば学校や社会で5~7%当事者が存在するという現実を踏まえ、学校におけるマイノリティとしてのセクシュアル・マイノリティあるいはLGBTQと称される子どもたちを取り巻く現状とその課題について講演とパネルディスカッションを通して考えていきたい。
第1部では、性の多様性について海外の事情を紹介し、日本の現状を考えるヒントを得たい。さらに第2部ではそれをうけて、学校現場でセクシュアル・マイノリティに属する子どもたちに、教師、スクール・カウンセラー、セクシュアル・マイノリティ支援団体の立場から直接関わっている方に登壇いただき、具体的な課題についての指摘とその解決に向けての提案を受ける。
本フォーラムでは、こうしたディスカッションを通して、性の多様性に対して学校では何ができるのか、何をすべきなのか、課題解決に向けてのヒントを得たい。
■日時:2019年2月2日(土) 13時~17時
■会場:東京学芸大学S講義棟2階 S203
■参加費:無料
■定員:80名
※参加ご希望の方は、以下の方法で事前にお申し込みください。(締切 1月23日)
申し込み先:メール c-event@u-gakugei.ac.jp FAX 042-329-7722
申し込み方法:お名前、ご所属、連絡先(メールなど)ご明記の上お申し込みください。
問い合わせ:東京学芸大学国際教育センター 上記のメール、もしくは042-329-7717、7727へ
◆プログラム◆
13:00 開会
13:10 趣旨説明 吉谷武志(東京学芸大学国際教育センター 教授)
13:30 第1部:講演
講演1:渡辺大輔(埼玉大学 准教授)
「海外における性の多様性と学校、教育、支援 ―フィンランド、カナダ、台湾の事例から―」
講演2:原ミナ汰(NPO法人共生社会をつくるセクシュアル・マイノリティ支援全国ネットワーク:共生ネット)
事例紹介「相談現場から:思春期における自己探求、自己表明への対応~アメリカの
教育現場におけるカミングアウトのサポートから学ぶ~」
15:40 第2部:パネルディスカッション
「学校のセクシュアル・マイノリティの今、これから―日本の現実について―」
学校教師の立場から ながみつまき(多様性を目指す教員の会)
スクール・カウンセラーの立場から 大賀一樹(共生ネット)
支援団体の立場から 原ミナ汰(共生ネット)
コメント:渡辺大輔(埼玉大学 准教授)
16:50 閉会