令和2年度 東京学芸大学国際教育センター 第2回 外国人児童生徒等教育研修会(JSL研修会)の開催について (第2次案内及びお申込みについて)
外国人児童生徒等教育担当者 各位
平素は本センターの運営に格別のご厚情を賜り厚く御礼申し上げます。
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響下,各位におかれましては,その対応でご多忙な日々をお過ごしのことと存じます。また,被患された皆様には心よりお見舞い申し上げます。
さて,当センターでは,第1回に引き続き,増加する日本語指導を必要とする外国人児童生徒等を受け入れている学校での日本語指導,学習指導,受け入れ体制の整備に資することを目的として,JSL (Japanese as a Second Language) 指導者研修を実施します。第2回の研修では,日本語で学ぶ力を高めるための授業づくりの方法としてJSLカリキュラムの基礎について扱います。
なお,今回も新型コロナウイルス感染症対策のため,遠隔会議方式にて実施することとしました。また,オンライン上での円滑な実施のため,参加者数に上限を設定して行います。そのため,主に初めて外国人児童生徒担当になった教員を対象とし,例年実施している,JSLカリキュラムに基づく授業づくりの授業力向上を目的とした講座(いわゆるBコース)は,今回は実施いたしませんので,ご了承ください。なお,来年度以降,新型コロナウイルス感染症の感染拡大状況が収束に向かうなど状況が改善された場合には,対面式での研修の実施並びにBコースの再開を検討しております。
以下に,研修会の概要並び今後の申し込み方法について記載してありますので,ご興味を持たれた方はぜひご参加ください。
記
1.日時 10月10日(土) 13時から17時頃まで
※一部,事前の講義動画の配信いたします。
2.方法
遠隔会議方式(Web会議サービスZoomによるオンライン開催)
3.参加対象者
定員:40名
<対象>
1)次に条件に該当する日本語指導担当教員
―国,公,私立の小学校・中学校の教員
―今年度初めて日本語指導を担当していること
あるいは「日本語教育・日本語指導に関する研修を受ける機会の少ないこと」
2)外国人児童生徒の在籍する小学校・中学校を所管する教育委員会担当者(指導主事等)
3)外国人児童生徒の在籍する小学校・中学校の管理職(校長・副校長等)
※定員を超えて参加希望があった場合,参加申し込み時にいただいた情報をもとに参加者を決定いたします。
※市町村教育委員会や国際交流協会派遣の支援員やボランティアの方や,現在外国人児童生徒へ直接指導に当たっていない方は今回,対象外とさせていただきます。
4.参加費
無料(なお参加に際する通信費等は自身でご負担ください。)
5.プログラム
<概要>
外国人児童生徒の教育上の課題として,教科学習に困難を抱えていることがよく指摘されます。そこで,この研修会では,日本語と教科内容を統合して指導するJSLカリキュラムをもとに,日本語で学ぶ力を高めるための授業づくりについて学びます。 |
<プログラム>
【事前基礎講座】(東京学芸大学国際教育センターHP上に掲載)
①「日本語で学ぶ力を高める指導―JSLカリキュラム入門」
見世千賀子(東京学芸大学国際教育センター)
②「JSLカリキュラムの授業づくりの視点と指導計画」
今澤 悌 (甲府市立大国小学校)
【10月10日オンライン(Zoom)開催】
13:00~13:30 全体会 |
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総合司会:吉谷 武志(国際教育センター) 13:00 開会挨拶 竹鼻 ゆかり(国際教育センター長) 13:05 はじめに(趣旨説明) 見世 千賀子(国際教育センター) 13:10 事前基礎講座への質疑応答 吉谷 武志 (国際教育センター) |
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13:40~14:40(1時間) JSLカリキュラム実践例の紹介 |
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1)小学校「国語科」1年「すきなものなあに」 横溝 亮 (横浜市立並木第一小学校) 2)中学校「理科」 1年 身の回りの物質「水溶液の性質」 小川 郁子(都立高校 非常勤講師) |
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14:50~16:20 ミニワークショップ |
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JSL(小学校①) トピック型 「これは,何でしょうか」 |
JSL(小学校②) 理科 4年「電流のはたらき」 |
JSL(小学校③) 算数 2年「長方形と正方形」 |
JSL(中学校) 社会(地理) 世界のさまざまな地域 「面積の大きい国と小さい国」 |
市川 昭彦 (大泉町立 大泉北小学校) 吉谷 武志 (国際教育センター) |
今澤 悌 (甲府市立 大国小学校) 榊原 知美 (国際教育センター) |
横溝 亮 (横浜市立 並木第一小学校) 松井 智子 (国際教育センター) |
小川 郁子 (都立高校) 見世 千賀子 (国際教育センター) |
16:20~17:00 全体会 |
【ミニワークショップについて】
ミニワークショップでは,講師が提示した単元やテーマについてJSLカリキュラムの考え方に基づいて授業の計画を立てるワークを行います。詳細は確定次第参加者へお知らせいたします。また,講師への質疑応答や参加者の交流も行う予定です。管理職の方は,いずれかのグループにご参加いただきます。
<補足>
トピック型(小学校1)...児童生徒の興味関心に沿ったテーマを設定し,「体験⇒探求⇒発信」を通して教科学習の基本となる活動に日本語で参加する力を高めることを狙いとして実施します。
教科志向型(小学校②・小学校③・中学校)...教科ごとに必要とされる学習の仕方を経験し,各教科の学習に日本語で参加できる力を育むことを狙いとして実施します
6. 参加申し込み方法 受付は終了しました
お申し込みは原則,オンラインフォームより受け付けております。なお,今回はオンラインでの実施となりますので,以下の注意点および参加規約に同意していただいた上でのお申し込みとなります。お申し込みの前に,必ずご一読ください。
*オンライン実施に関する注意点* 研修会はオンラインで開催するため,次の参加条件を全て満たしていることが必須となります。 〇本センターの担当者と連絡可能なメールアドレスをお持ちであること ※資料を送付するため,キャリアメール(@docomo.ne.jpなど)はお使いいただけません。 〇当日利用可能なパソコンやタブレットなどのICT機器をお持ちであること ※スマートフォンでの参加は操作が困難な場合や資料が見づらい場合があり非推奨です。 ※学校の業務用端末ではセキュリティの都合上,Zoomを使用できない場合があります。お申込み前にご確認ください。 〇かつ,パソコンに備え付け,あるいは,外部接続のカメラとマイク(ヘッドセット)等の設備をお持ちである(あるいは当日までに購入予定である)こと 〇安定したインターネットの接続環境があること *研修会への参加規約* 1)本研修会では参加者の皆様が安心して参加できるよう,カメラをオンにした状態にする,氏名とご所属を明示していただくなどのご協力をいただく場合があります。 2)研修会実施中に,誹謗中傷や不適切な言動を繰り返した場合には,管理者の権限でオンライン会議室から退出させる場合があります。 3)研修会に関連して配布する資料や動画の著作権を保護するため,オンライン会議中の画面を撮影したり,事前に配布した資料を参加者以外に転送することは厳に慎んで下さい。 4)不正なアクセスを防ぐために,参加者のみに通知されている情報(URLや動画閲覧用パスワード)などは,決して外部に漏らさないでください。 5)参加者とのやり取りから得られた情報は,個人情報を含んでいる場合があるため,取り扱いには注意してください。 6)研修会に参加したことに伴う,機器のトラブル等に関して,本センターは一切の責任を負いません。 7)本センターでは,今後の研修会の改善のため,研修会実施中の様子の一部または全部を録画することがあります。予めご了承ください。 令和2年9月1日 東京学芸大学国際教育センター 所員一同 |
<お申し込み方法>
【オンラインフォーム】
次のURLまたはQRコードよりお申し込みください。
なお,必ず参加者ご自身でお申し込みください。
【重要】お申し込み後のスケジュール
2020年 9月1日(火) |
受付開始 |
※順次お申込いただいたメールアドレスに受付完了の通知をお送りいたします。9/15(火)正午までに本センターより通知のない方は下記メールアドレスにご連絡ください。 |
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2020年 9月13日(日) |
受付終了 |
※定員を超えるお申し込みがあった場合,今回の趣旨を勘案したうえで,参加者を決定させていただきます。 |
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2020年 9月17日(木) |
参加可否の通知 |
※お申し込みいただいた全ての方に参加の可否についてご連絡いたします。なお,ご参加いただく方には,事前基礎講義の視聴等についてもご連絡いたします。 |
※多数のお申し込みをいただいているため,締め切り後の参加申し込みはいかなる理由があっても承っておりません。予めご了承ください。
参考オンラインフォームからお申し込みいただけなかった方へ
メールおよびファックスでもお申し込みを受け付けております。
【メール・ファックスでお申し込みの方】
・お申込用紙(令和2年度第2回JSL研修会申込用紙)
・宛先 「東京学芸大学国際教育センター事務室」
件名: 第2回JSL研修会申込(お名前)
ファックス: 042-329-7722
【お願い】個人による本研修会に関する案内のメーリングリストやSNS等への転載はお控えください。
7.問い合わせ先
東京学芸大学国際教育センター 教務室 担当 新貝 美恵子
MAIL c-event@u-gakugei.ac.jp
TEL 042-329-7717 【対応可能曜日・時間】毎週木曜日9:00~16:00,
FAX 042-329-7722
※なお,本学では当面の間,コロナウイルス感染症の対策として大学への入構規制を実施しております。そのため,所員,事務職員はじめ関係者も出勤日数の削減および自宅での勤務を行っております。従って,本件の問い合わせについては原則メールでお受けしております。また,ご返事に際して少し時間をいただくことをご了承願います。