【終了いたしました】令和3年度第14回国際教育センターフォーラム開催

令和3年度 第14回 国際教育センターフォーラム

2022年25日(土)13001630

【お知らせ】

皆様の寛大なご協力頂き、無事終了致しました。

ありがとうございました。

最初の趣旨説明、及び藤野講師の資料は、来週に参加者にお送り致します。

多文化の子どものことばの獲得

-特別支援教育と日本語教育のはざまでゆれて-

  

近年、日本語指導が必要な児童生徒が、特別支援教育の対象と見られているということがよく言われます。その結果、指導の際に特別支援教育の対象であるように留意されたり、通級指導教室や特別支援教室への通級が勧められたりしているようです。実際に、一部の地域では、特別支援学級や特別支援学校への外国人児童生徒の在籍が、日本人児童生徒の割合より、高くなっているという報告もあります。

多文化・多言語の背景を持つ子どもたちをめぐって、教育現場では、以前から、子どもの学力、行動の実態が、日本語能力、家庭環境、文化的相違の要因か、認知的・情緒的な要因か、判断の難しさがかたられてきました。それが以上のような実態として現れているように思われます。

では、学校で日本語指導が必要な児童生徒の実態を把握し、適切に対応しようとしたとき、どのような視点が必要なのでしょうか。

本センターでは、共同研究プロジェクトとして、小学校に限定し教師へのインタビュー調査を行い、通常の学級や日本語学級・教室で、上記のようにことばの発達に遅れが推定される子どもを教師はどのように見ているのか、何を課題として、どのような支援を行っているのかについて、調査を進めています。特に学習面、生活面、対人関係面を中心に教師への聞き取りを行ってきました。

その結果も踏まえ、本フォーラムでは、小学校、中学校、高等学校において、多言語・多文化背景をもつ児童生徒の指導を行っている先生方から、話題提供を頂きながら、多言語・多文化環境で育つ子どもに適切な指導を行うためには、どのような視点や対応が求められるのか、検討したいと思います。

日時:   202225日(土)13001630

開催方法: オンラインZoom 

お問合せ先:c-event@u-gakugei.ac.jp      受付担当:新貝まで

プログラム

総合司会: 榊原 知美(東京学芸大学国際教育センター・准教授)

13:00 開会の辞      竹鼻 ゆかり (東京学芸大学国際教育センター・センター長)

13:05 趣旨説明・調査報告 見世 千賀子 (東京学芸大学国際教育センター・准教授)

13:30 基調講演 「多言語環境で育つ子どもの発達」 

               松井 智子 (中央大学文学部・教授)

14:10 休憩

14:20 パネルディスカッション

コーディネーター 吉谷武志(東京学芸大学国際教育センター・特命教授)

話題提供

・小学校教師の立場から 藤川 純子(四日市市立笹川小学校・教諭)

・中学校教師の立場から 中村 夏帆(東京学芸大学教職大学院・院生)

・高校教師の立場から  高橋 良子(島根県立宍道高等学校・教諭)

・教員養成・研修等に関わる立場から 増田 謙太郎(東京学芸大学教職大学院・准教授)

コメンテーター  藤野 博(東京学芸大学教職大学院・教授)

16:30 閉会