人を分けるものつなぐもの

発行年:2005年

人を分けるものつなぐもの
佐藤郡衛・吉谷武志(編) ナカニシヤ出版
目次
序   ひとを分ける、ひとをつなぐとは
佐藤郡衛
(東京学芸大学)
第1章 海外子女教育にみる「日本人性」の問題とその再考
  ートランスナショナルな海外子女教育の可能性ー
佐藤郡衛
(東京学芸大学)
第2章 日本社会の多様化は「日本人」を多様化しうるか
  ー「日本人」と「在日韓国・朝鮮人」の構成にひきつけてー
岸田由美
(金沢大学)
第3章 ある「帰国子女」の進路選択過程からみる位置取りの政治
  ーそれをまなざす研究者のまなざしをまなざしつつー 渋谷真樹
(奈良教育大学)
第4章 ヨーロッパにおける新しい市民教育
  ー文化的多様性への対応ー 吉谷武志
第5章 多文化社会の質的変化と寛容の変容
  ーオランダの移民「母語」教育政策30年の変遷から見えてくるものー 小林早百合
(天理大学)
第6章 異文化間教育の担い手としての保育者の行動変容
  ー他者と「つながる」きっかけとは何かー 塘利枝子
(同志社女子大学)
第7章 多文化社会アメリカにおける文化理解のためのアプローチ
  ー「エクイティ」概念でみるハワイの教育実践ー 川崎誠司
(東京学芸大学)
第8章 農村に投げかけた「外国人花嫁」の波紋
  ー生活者としての再発見ー 藤田美佳
(東京都立大学)
終章  「分ける」こと「つなぐ」こと
  ー関係性の構築に向けてー 吉谷武志
(九州大学)