男・塩野谷のもっとも長い一日

 

そして、そんな優秀な仲間がいるから、今日も化石はザックザクだぁ!まあ、写真はその成果の一部に過ぎないんだが、こうして僕らの一日は過ぎて行くわけだ。

 深い、ちょっと深すぎる山々に囲まれて、一日の調査を終える。へろへろになって、温泉に浸かれば、いつしか心地よい疲れが全身を包み込む。そして、皆で作り、味わう料理。山の料理は武骨だが、少々の酒を片手に友と語らう時間の愉悦は、どんな高級料理にも負けない魅力がある・・・。時に研究について議論し、時に切ない恋心を語り合う。ともに泣き、ともに笑い、ともに歩いた仲間達に夕暮れが帳を下ろす。今夜は冷える・・・が、若者達の夜はまだ終わらない・・・。劇終

 

(注意)実際は、我々の調査は、そんなに美しいものではありません。やっぱり、自然スパイスで10日もやってたくないしねぇ。山歩きはつれぇし。疲れは疲れだよねぇ。心地よいったって、筋肉痛や靴擦れや虫刺されはやっぱ、痛いし。次の日もあるわけだし。でも、まぁ、それなりには面白いですよ。松川研に興味がおありの方、是非、3日くらいでも結構ですから、参加してみては?