参加の動機
私は今まで海外に行ったことがなく、まず海外に行ってみたいという希望があった。そしてこのプログラムに参加したのは、語学そのものに興味があったというよりは、海外で語学を勉強し実際に海外の人と触れ合うことで何か人間的に成長できるのではないかと考えたからである。私は部活をやっていて忙しいが、この機会を逃してたまるかと思い参加を決めた。――保健体育科(G)
私は高校生の頃から、教科書に載っている中国の世界遺産を自分の目で実際に見てみたい、という漠然とした考えを持っていました。そして、大学で中国語の勉強をするようになり、知識や語彙力もある程度身につけることができたところで、その自分の力がどれだけ通用するのかを確かめ、さらに力をつけたいと思うようになり、参加することを決意しました。――多言語多文化(K)
今回、この短期留学プログラムに参加したのは、来年一年間の中国への留学がすでに決定していたためです。一年間の留学を前に実際に中国へ行ってみて、町の様子や授業の雰囲気、人々の様子を知っておきたいと思い参加を決めました。また、大学が主催しているということもあり、私自身が信頼している先生方に同行していただける点において、安心して参加できるのではないかと考え、このプログラムに参加しました。――日本語教育(I)
以前から中国に行ってみたいと思っていたが、大学の授業で第二外国語として中国語を学び、さらにその気持ちが高まり、自分の語学力を少しでも高めたいと思ったから。――アジア研究(A)
私はA類音楽科に所属しているので、本来だったら音楽の勉強に通じるイタリア語やドイツ語を勉強するところですが、アジアに興味があったのでCLで中国語を選択しました。今回の短期プログラムの参加動機も軽いもので、せっかく長期の休みなのだからちょっと行ってみようかなぁ…というものでした。
中国語自体は大学に入学して初めて触れ、授業で4ヶ月間勉強しただけだったので、行くにあたり始めは不安でした。師範大学に到着した初日に先生と中国語で面接があったのですが、自分の名前くらいしか言えないという状態でした。しかし、中国語を話さなければ料理を注文したり買い物したり出来ないので、本で調べたり辞書を引いたりしていくうち、日を追うごとに単語の量が増えていきました。授業がレベル別で二クラスあったのも、とても良かったです。師範大の先生方はとっても親切で、こんなに中国語が分らない私でも安心して楽しく授業を受けられました。そんな毎日を送っていき最後日に行った面接試験では、本当に少ない語彙ではありましたが、初日とは比べ物にならないくらい話せるようになりました。――音楽科(L)
私が今回の短期留学に参加した動機は、まず、一年生のときから勉強してきた中国語がどこまで使えるのか、現地の人々と実際に話をしてみたいと思ったからです。語学の勉強では、習ったものは実際に使うことで自分のものになるということがありますが、日本ではなかなか中国の人と実際に話す機会がありません。そこで、実際に中国に行って、自分の話すことが通じるのか、相手の言葉が聞き取れるのかを体験したいと思ったからです。 また、来年の長期留学のために留学がどのようなものなのかということを知っておきたかったからです。すべてが中国語の授業とはどのような授業なのか、現地の人々が話す中国語はどのように聞こえるかなど、長期留学に対する不安を少しでも解消できればと思ったからです。――アジア研究(C)
私が、中国への短期留学プログラムに参加したのは実に単純な理由でした。私は今まで海外に行ったことが無いから行ってみたい、また自分が所属し研究しようとしている中国とはどういうところなのか肌で感じてみたいと思ったからです。実のところ、あまり「中国語を話せるようになりたい」などといった意気込みがあったわけではなく、観光の方が魅力的でした。最近、中国では食べ物の面でも中華航空の面でも注目されることが多く、それもいい意味での注目ではないので、親戚や両親には心配され、あまりよく思われませんでした。しかしそれもある意味おもしろいと、興味本位での旅行でした。――アジア研究(M)
今年の夏は、お金をためてどこか海外に行こうと思っていました。具体的にどこに行こうとは決めていなかったのですが、何かボランティアが出来るようなプログラムに参加したいと思っていました。なので、始め中国語の関先生から中国の短期留学の話を聞いたときも正直あまり興味がありませんでした。しかし、なかなか各種海外ボランティアなどの説明会に行けず、行ってもぴんとこなかったり、迷っている間にどんどん締め切るものが増え、夏休み間近にしてさらに迷うばかりでした。でも、長い夏休み、部活にも入ってないし、特にやることもないので絶対に何か計画がほしいと思いました。そんな時ちょうど、なんとなく覚えていた中国短期留学の締め切り日が近づこうとしているときでした。私は、関先生の中国語の授業はとてもわかりやすく、とても面白いので、すごく好きで、そのおかげで中国語にも結構興味を持っていました。とてもキレイな言語だし、(大学に入る前からしたら)思いもかけず中国語がすごく好きになっていました。そこで、じりじりと締め切りの迫る中国留学が気になりだしました。中国も一回は行ってみたいし、それに来年は北京オリンピック開催のため行けないだろう。でも他の国だって行きたい…。迷っている間に締め切りはどんどん迫っていくので、思い切って中国語の担当の先生に相談してみることにしました。先生方の話を聞いていると中学短期留学はとても楽しそうで、先生に「そんなに考えないで、今中国がきてると思うのだったらその流れに乗ればいいし、行きたいと思ったところに行けばいい」と言われ、その通りだと思い、参加を決めました。――国際教育(J)
私がこのプログラムに参加したのはただ中国に行ってみたかったからです。中国に行くには一人で行くのは怖い、かといってツアーとかで行くのもつまらないだろうと思っていた時にこのプログラムのことを知って参加を決定しました。
行ってみて中国は思っていた通りに魅力のある国でした。人々や町には活気が溢れていたし、近代化が進む中、未だに膨大な歴史を感じることができました。また国土の広さや多くの民族がともに生活しているのもとても面白かったです。
北京はすごく気入りました。北京には伝統的な建造物がいろいろあったし、何よりも好きだったのはたくさんの地域から北京を目指してやってきていていることでした。ごちゃごちゃしていたけど、中国の縮図を北京で感じることができたと思います。また北京では町に午後を使って散策することができたのがよかったです。毎日通った快餐のお店のおばさんたちと仲良くなることができました。――英語科(N)
全体的な感想
私にとって日本国外に出るのはこれが生まれて初めてのことである。外国語の全くしゃべれない自分に今更ながら不安になるも、気付いたら北京に着いていた。日本と中国は意外と近い。初めて見る異国の空は曇っていて、乾いた風はぬるかった。空気がかすんで見えたのは、天気のせいではなく、砂塵のせいに違いない。
日程も半分を過ぎると、およそ慣れてくる。ひとりで買い物もまぁとりあえずはできるようになる。最初の内は「中国語が聞き取れる日は来ない!!」と絶望していたが、聞き慣れてきたような気もしなくもない。ただし会話能力は、私のように首を縦に振るか横に振るかで応答するような積極性のないような事では身につかないということが実証できた。書いてばかりでは発音も覚えない。旅の恥は掻き捨て。最大の反省点である。
当然だが、中国と日本では歴史も違うし伝統に対する考え方も違う。私のなかの常識は通用しない。知識としては理解していたが、実際に匂いや温度や雰囲気を肌で感じるのはまた別だ。あぁ、ほんとうにいい経験になったな、思い切って来て良かった、お金で買えない価値ってあるのだな。と、しみじみと思う。――国語科(F)
私は、中国に今回初めて行ったのだが、カルチャーショックを受けるところも多々あったが、非常に新鮮で楽しかった。まず北京について、人と自転車、車の多さに驚いた。それから、交通ルールというか、車も人も信号を守らないことには少し戸惑った。町全体が日本に比べ雑多というか適当な感じがしたが、それがまた、北京のよいところなのではないかと思った。上海は北京に比べ洗練された感じがした。植民地時代の影響なのか、中国っぽくない、欧風な建物も見受けられた。――アジア研究(A)
北京についたとき、空気が汚いと思った。そして車が多い。中国の運転者のマナーに疑問を抱いた。車線変更の際にウインカーを出さない。合流の際に譲り合いの精神がない。これが渋滞の原因であると思った。歩行者も信号とは関係なく進んでいく。日本とはずいぶん違う。カルチャーショックです。そして道路が広い。片側6車線なんて初めて見た。来年北京オリンピックがあるのでいろいろ改善している最中である。――保健体育科(G)
留学以前の私の中国のイメージは、正直あまりいいものではありませんでした。日本のテレビでは、毎日のように中国製品や食品についての報道が行われ、周りの人や親からも「中国の食事には気をつけなさい」と何度も言われました。また、政治的にも共産党の一党独裁ということもあり、街の雰囲気は暗く、情報も統制されており、人々はみな反日的であると勝手に思い込んでいました。しかし実際に中国という国に踏み込んでみて、そういったイメージは偏ったものであるということに気づくことができました。――日本語教育(I)
中国人はエネルギッシュで、建築物のつくりは大胆なものが多く、中国のスケールの大きさ、また成長している都市の活気を体験することができた。北京は、オリンピックが来年にひかえているせいもあってか、工事中のところが多かったが、いい意味で都市化されきっていない部分をのぞける場面があり、おもしろかった。――アジア研究(B)
北京は自分が思っていた以上に発展した街であることにすごく驚きました。上海は中国の中でも発展している都市だということは日本でもよく言われていますが、北京は首都ではあるけれどあまり発展はしていないというイメージが自分の中にあったので、初めて街を見たときにはとても新鮮な感じがしました。
また、中国は治安が悪いという不安もあったのですが、実際に行ってみると、きちんと自分で防衛していればあまり問題はありませんでした。半日運動の心配も、私たちが日本人だとわかっても、たいていの人は普通に接してくれて、わからないことを尋ねると親切に教えてくれたので、テレビや新聞などの情報だけで、中国の人は怖いという印象を持ってはいけないということを強く感じました。――アジア研究(C)
中国について一番印象深かったことは、中国人のイメージについてです。行く前は、中国人というと、各ニュースでの印象からか、なんとなく冷淡な、テキトウな、イメージがありました。しかし、「中国人は一見冷たいが、顔見知りになると非常に情が熱い」と聞いたことがありましたが、実際中国人と接し、その通りだと思いました。中国人は飾りません。無理して笑顔をつくったり、相手に気を使ったりしません。とても驚いたのは、レストランの定員などは、店にもよりますが、全く客に気を使わず、むしろこっちは怒られているのかと思うような態度をとることもありました。レストランなどに関わらず、街中の普通の人でも、日本ではありえないような接し方をされることが多々ありました。しかし、そんな人のほとんどは、もっと深く接したとき、ぱっと笑顔になって、とても親しく、優しいなと思わされました。それから、とても印象に残ったのは、私たちが「謝謝」と言うとみんな「不客気」と返してくれることです。私たちは中国語を言いたがって、街中などでもよく「謝謝」などの簡単な言葉を話していたのですが、言われた中国人はほとんどの人がどんな時でも必ず“どういたしまして”と声をかけてくれたのです。私はそれがすごく印象深く、感動しました。――国際教育(J)
「もう一度中国に来たいか。」と聞かれたら即答はできません。それは言葉の壁や衛生面などの違いに苦しんだからです。腹痛に何度も襲われました。しかし慣れてしまえばこの物価と併せて考えるとやはり住みやすくなるのでしょう。
「中国に来て良かったか。」という質問には即答できます。それは「YES。」です。日本のすばらしさを感じることができ、世界はそれぞれ違う文化をもっているということを再認識させてくれました。中国語の学習を頑張ろう、とやる気にさせてくれました。さらに別な国にも進出してみたいです。でもやはり一人では恐いので友だちと行きたいなぁ。――アジア研究(M)
授業について
(先生)どの老師もとても良い先生ばかりで、本当に良い授業を受けられたと思う。笑顔のとても素敵な老師達だった。私たちのつたない中国語に一生懸命に耳を傾けてくれて、私たちの発言を引き出そう引き出そうとしてくれているのが分かった。私たちの語学レベルに合わせて教科書を変更してくれたり、授業の進度をあわせてくれたりととても親切な授業だった。
(宿泊先)北京でのホテルは文句なしに良い宿泊先だったと思う。部屋が良かったことで2週間の間に少しずつたまっていくストレスも大分緩和された。朝食のバイキングに果物がたくさん出たのが嬉しかった。上海で泊まった学生寮は設備や広さは北京に劣ったけれど、こちらは逆に来年自分が留学をする際の参考になってよかった。ただ、3週間学生寮の宿泊だったら、期間を通してあんなに元気ではいられなかったのでは、と思う。
(日程)3週間という期間は、初めの3日程はとても長く感じたが、終わってみるとやはりあっという間だった。観光をして帰ってきて予習復習をして夜遅くに眠り、早くにおきて授業に向かう、そういった生活で睡眠時間は十分にとれなかった。ちょうど疲れがとれなくなってきた頃に授業が終了して上海へ向かうことができたので、3週間の日程は自分にはちょうど良かったと思う。――日本語教育(H)
はじめは、特にリスニングの授業に関しては、難しすぎて全くついていけなかった。教材のレベルを少しおとしてもらってからは何とかついていけるようになり、序所に先生の言っていることもなんとなく理解できるようになった。宿泊先のホテルは本当にきれいで居心地がよく、まさか留学に来てこんなにきれいなところに泊まれるなんて!という感じだった。部屋の広さも十分あり、バスタブも大きくてゆっくり疲れをとることができてうれしかった。――アジア研究(A)
本当のことを言えば私はあまり授業について始めは真剣に考えていませんでした。でも終わってみて、授業は私の中国の思い出のなかのかなり大きな位置を占めています。すべて中国語で授業を先生がされるので最初はかなりびびっていたけど最後の方になると慣れてきました。また授業をすべて中国語でおこなうのはかなり高率のよい語学勉強法だと思いました。一生懸命に授業に参加しないとついていけないので日本語での中国語の授業よりも意欲をもって授業を受けることができました。また授業中結構自由に質問してもかまわないっていう雰囲気があったので気兼ねすることなくいろいろと質問できたのもよかったと思います。習った先生は二人とも素晴らしい先生で授業以外にももっともっと話をしたり土日に一緒にどこかに出かけることができればよかったと思います。チェん先生は授業のなかに音楽など簡単に中国語と親しめるような題材を持ってきてくれたので特にチェン先生の授業が印象に残っています。またワン先生の試験で自己紹介をしなくてはいけなかったのがきつかったけど、来た時よりも自分の中国語がすこしでも上達したのを感じることができて良かったです。――英語科(N)
(先生)フレンドリーで、質問には親切にこたえてくれた。
(教室)一つの教室に約10人程度が入るこじんまりとした教室で、冷房、パソコンと連動しているスクリーンがついていあった。
(宿泊先)北京では、師範大学の敷地内にある四つ星ホテルに泊まることができ、留学生としてはとても贅沢な生活環境だった。――アジア研究(B)
授業は当たり前ですがすべてが中国語なので、初めのうちは全く聞き取れなくて大変でした。でも、だんだん慣れてくると先生の言っていることもなんとなく聞き取れるようになり、授業も楽しくなりました。先生方は3人ともみんな親切で、授業中は私たちが聞き取れるように、なるべくゆっくりはっきりと話してくれ、わからないところを質問しても優しく教えてくれました。また、教科書だけでなく、中国で流行っている歌を聞かせてくれたり、補修の時間には、安くておいしい中国料理店や中国の人が実際によく行く買い物スポット、中国で有名な歌手なども教えてくれました。しかし、授業開始が8時からだったので、みんな睡魔との闘いが大変で、休み時間になると机の上に倒れこんでいました。また、最後のテストが北京を離れる当日だったので、先生たちとも満足にお別れできなかったことが残念でした。――アジア研究(C)
先生はとても優しく、フレンドリーだった。教え方も親切であったし、私はとても満足している。日本語が通じないので、四苦八苦しながら授業を受けた。しかしとても授業が楽しかった。
最初の一週間は長いな感じたが慣れていくうちにもっと勉強したい・中国にいたい・いろんなところに行ってみたいと思った。北京では平日の午後は自由なのでそこでいかに有意義に過ごすかが重要。ゆっくり体を休めるのもいいし、学校周辺をウロウロするのもいいし、思い切って遠出するのもいい。体調管理に気をつける。 ――保健体育科(G)
私が短期留学で一番心配に思ったのが勉強についてです。授業で週3時間、約一年半学んだとはいえ、先生の言っていることが理解できるかとても不安でした。
実際授業を受けてみると、先生はほとんど中国語を話されていましたが、私たちが理解できていない様子だと、何回も何回も繰り返してくれました。だから理解できなかった言葉はほとんどなかったように思います。しかし、やはり最初は聞きなれない中国語を三時間程度聞いているのは苦痛だと思います。私も耳が慣れるまでは大変でした。大体慣れるのには3〜4日かかったと思います。
授業は1コマ1時間30分で、一日2コマありました。リスニングの授業と会話の授業です。それぞれ違う先生が担当されていました。一人の先生は院生の方で、歳も近いこともあって、友達感覚で仲良くすることができました。先生方は私たちがどんなにくだらない質問をしても一つ一つ丁寧に答えてくれます。自分の質問が先生に通じたときは嬉しかったです。
私たちが受けていた教室はとても小さかったです。生徒が14人はいって調度ぐらいの大きさでした。しかし、教室が小さいせいもあって、学生同士も授業中に話すことが出来て楽しかったです。だから小さくても気になりませんでした。
宿泊先は北京師範大学内にある京師ホテルというところです。行く前は普通のビジネスホテルぐらいのレベルだろうと想像していましたが、実は大変いい部屋でした。二人一部屋で宿泊したのですが、まず感動的なのは朝食のバイキングです。毎日おなかいっぱい朝食を食べることができました。日本人にも食べやすいものが多かったと思います。
泊まっていて部屋にいくつか問題が起きたこともありました。トイレがつまったり、バスタブの栓がしまらなかったりしました。そのようなとき電話でフロントまで電話して従業員の方に部屋まで来てもらったのですが、何しろ中国語でその状況を説明しなければいけなったのでとても大変でした。私たちの中国語がなかなか通じなくて、「トイレがつまりました」という中国語を電話越しで何回言ったが分からないぐらいです。しかし、ホテルの従業員の方はみな親切だったので安心しました。中国語が少ししか通じなくてもジェスチャーで不足部分はカバーできると感じましたが、やはり電話で話すのは一番難しかったです。何しろジェスチャーが通じませんから。
この短期留学に参加して勉強になったことは、授業で習ったフレーズを北京の街ですぐ話すことができたことです。このような環境は日本にはありません。だから最適な環境の中で勉強することができたこの短期留学はわたしにとって大変充実したものでした。――アジア研究(D)
(先生)先生はいつも笑顔で、とっても優しかったです。授業は全部中国語で行われていたので、私たちがわからないことがあると簡単な表現に直してくださったり、時には英語で話してくださったりと、最初にあった「授業についていけるか」という不安はすぐに消えました。
(教室)教室は少人数用だったので、先生と生徒の距離がとても近く、質問もしやすいので学ぶには最適だと思いました。
(宿泊先)北京にいるときに滞在したホテルはとっても居心地が良かったです。留学でこんなに良いところに泊まれるとは思っていなかったので驚きました。部屋は2人部屋でとても広く、バス・トイレ付きです。朝食も毎朝バイキングでとてもおいしいです。なにより、ホテルなので安心して生活することができました。
(日程)平日の午前は授業、午後は自由行動というのが主でした。授業で中国語を学んだ後、その日習ったことを午後に実践で話してみるのがとても楽しかったし、実りがあったと思います。中国語で会話することがどんどん楽しくなって、ますます好きになりました。また、積極的に会話しようという気持ちにもなったし、少し自分に自信がつきました。3週間という短い期間でしたが、現地にいて学ぶからこそ得られるものが必ずあると思います。――アジア研究(E)
北京師範大学は広い。最初の3日は毎朝危うく迷子になりかけた。平日の午前中は、授業を受けることになっている。院生だろうが最年長だろうが、私は日本語以外の語学力が皆無なので、すべて中国語あるいは流暢な中国訛りの英語で進められる授業についていくのは大変だった。むしろ、ついていけてはいなかった。少しでも集中力が切れると、中国語がただの「音」としてしか認識できなくなるので、最初のうちは先生の言うことで理解できたことと言えば数字くらいのものだった。先に長期留学で来ていた人や短期経験者の人は「3週間いれば耳慣れるよ」と言っていたが、正直「嘘だ!!」と思っていた。結果としては、耳慣れてきたとも言えない事もない、くらいだった。――国語科(F)
現地の生活について
たった3週間の中国滞在の間にも、たくさんの素敵な出会いがあった。常連になった飯店で働く女の子。1年ぶりに再会した国際寮での友人。足しげく通ったセレクトショップのおばさん。いつもやさしい笑顔で話しかけてくれたミルクティー店の服務員。いろいろと説明をしてくれた画家の奥さん。挙げればきりがないけれど、どの人達も本当にやさしく暖かかった。中国の人々の暖かさは、中国のとても大きな魅力だと思う。――日本語教育(H)
買い物については、始めは小銭を持っておらず、大きなお金を出すといやな顔をされ困った。基本的に授業では先生はゆっくり話してくれるため、理解できるところがあったが、現地の人はものすごく早口でほとんど聞き取れなかった。バスに乗ったときのお姉さんの早口には本当に驚いた。食事をするときや、買い物をするときなど困ったときは多々あったが、ジェスチャーや筆談、雰囲気で何とか乗り越えた。観光に関しては、いろんなところに行くことができて、本当によかった。――アジア研究(A)
買い物は、日本に比べて物価がかなり安いので、買い物しやすい環境だった。特に、DVDやCDは逆輸入にはなるが、日本より安く売っているのでおすすめである。また現地の流行のCDなどを買って、中国語を勉強するのもいいと思う。
また、北京は歴史的な観光地が多く、日本の京都のような感覚で観光ができた。北京にしても、上海にしても今までテレビや雑誌で見ていたものを実際に生で見る感動は忘れられない。――アジア研究(B)
まず、食事については、朝食以外すべて自分たちで食べるということだったので、北京について間もないうちは料理の注文の仕方も分からず、何がなんだか分からないままに、注文して、食べて、お会計をして帰るという感じでした。最後まで料理名を中国語で読むことはできなかったのですが、北京で有名な料理はほとんど食べてみることができ、それぞれの店の雰囲気を感じたり、お気に入りの店を発見したりすることができて、とてもいい経験になったと思います。
買い物は、中国では値段交渉をすることができるのですが、はじめは日本にはない習慣に恐る恐るやっていたので、少ししか値下げをしてもらえなかったのですが、慣れてくると自分が欲しいと思う値段まで下げて買うことができるようになり、買い物というよりも値段交渉をするのが面白くなりました。
観光については、天安門や故宮、万里の長城に北京動物園、景山公園などそれそれに中国の歴史や文化などを感じることができてとてもよかったと思います。しかし、一番印象的だったのは、観光地に行くまでの移動の時でした。道路にはいつも大量の車がいて、その車と車の間には前後左右10cmもないぐらいの車間距離で走り、横断歩道を人が渡っていてもクラクションを鳴らして、突っ込んでくるというような運転で道路を渡るのは本当に怖かったです。――アジア研究(C)
中国で買い物をする場合は、百貨店などの大きいところでない限り、値切りは基本らしい。値切りなんて、大型家電量販店か修学旅行生向けのお土産市場くらいでしかしたことがない私も、北京に来て5日もすると「30元…じゃ、いらない。3元でどう??」と言えるようになっていた。さすがに日本で10分の1に値切る勇気はないが、中国ではなんの抵抗もなくできてしまう不思議。――国語科(F)
協定校の訪問について
北京師範大学の学生とは私たちが中国語で話し、北師大の学生は日本語で話してくれて、交流した。最初はものすごく戸惑ったけれど、北師大の学生が日本のことをたくさん知っていて、日本のドラマやアニメの話で盛り上がった。この時もやはり私は発音が悪いらしく、うまいこと伝わらなくて筆談に頼ってしまった。――アジア研究(A)
北京師範大学には、現在留学中の先輩方がおり、北京のおすすめスッポトや、北京生活でのこつを教えてもらうことができ、参考になった。――アジア研究(B)
北京師範大学と上海師範大学での学生交流は生徒と生徒が好きなことを話すことができ、お互いに興味があることを少しずつでも知ることができました。中国語で自分の言いたいことを言うというのはとても難しくて、大変だったのですが、相手の方も私のつたない中国語でも理解してくれようとしてくれて、こちらもどうにかして伝えようとしたことが伝わるととても嬉しかったです。華東師範大学での交流は、はじめは専門的なことだったり、政治的なことだったりの質問だったので、難しい話題でしたが、そのような話も普段は直接には聞けないようなことだったので、よい経験になったように思います。また、どの学校に行っても思ったのは、大学自体が日本の大学と比べて、きれいで、とても広いということが印象的でした。――アジア研究(C)
北京師範大学は日本の大学とは比べものにならないくらい広く、とても綺麗で講義棟や宿舎、食堂がたくさんあります。また留学生が多く、国際色豊かでした。
講義棟内も綺麗で学ぶにはとても良い環境だと思いました。――アジア研究(E)
<2004年度北京師範大学短期語学研修TOP>