ふれあいミクロのサイエンス2004
日常の生活では,あまり気にとめることのないミクロの生物。ところがミクロの生物の「ケイソウ」を用いると川や海の水質環境をズバリ言いあてることができるのです。また、薬品を使って水質を測定する方法と異なり、過去に採集した標本さえあれば、現在の水質はおろか、20年前、30年前といった昔の水質も知ることも可能です。これはケイソウがガラス質の殻をもつユニークな生物で保存が容易にできることによります。
本プログラムでは野外へ飛び出し,川でケイソウを採集し,現在の水環境の状態を調べます。また,過去に採集したケイソウを調べることで、川の環境がどのように変化したかを探ります。顕微鏡観察は大学の実験室にある高性能のものを使用します。また、参加者の皆さん自身に試料を作ってもらい,電子顕微鏡でミクロの生物の美しさを写真撮影してもらいます。
さらに,コンピュータを使うと、未来の川の環境を作ることもできます。本プログラムでは、皆さん全員で川の周りに未来の町を作ってもらい、その条件で川のケイソウと水質がどのようになるかを調べてもらいます。
過去、現在そして未来の川をケイソウから楽しく学ぶ。さあ、あなたもミクロの世界にチャレンジしましょう!
1. 開催期間 平成16年12月25日(土)、26(日)【2日間通し】
2. 開催場所 東京学芸大学 生物学教室
3. 募集人員 中学生15名,高校生20名 (なお、学校の先生など環境の教育に関心のある大人若干名の参加も可)
4. 講師:真山茂樹(東京学芸大学助教授・生物学教室)・高橋修(東京学芸大学助教授・地学教室)
5. 参 加 費 200円(保険代+雑費)・・・当日集めます
6. 応募締切 平成16年12月3日(金)・・・応募者多数の場合は抽選の上、結果をお知らせします。
7. 申し込み 参加希望者はハガキに,氏名,住所,電話番号,学校名,学年,保護者のサインを明記のうえ,以下へ申し込んでください。
〒184-8501 小金井市貫井北町4-1-1 東京学芸大学生物学教室 真山茂樹 あて
(問い合わせ:TEL 042-329-7524 E-mail: mayama@u-gakugei.ac.jp)
<スケジュール>
12月25日(土) 12月26日(日) 東京学芸大学集合、オリエンテーション (9時)
パソコンによるシミュレーション学習
バス移動
多摩川(2カ所)でケイソウの採集
大学で解散(5時)
東京学芸大学集合(9時)
観察用資料作り
顕微鏡を使って川の水質判定
電子顕微鏡観察
まとめ (解散5時)
*昨年までのふれあいミクロのサイエンスの様子は →ここをクリック
*同時開催: ケイソウ展 −珪藻、知と美の小宇宙− の案内は →ここをクリック
協賛:日本電子株式会社・日本電子データム株式会社