ふれあいミクロのサイエンス2006
日常の生活では,あまり気にとめることのない「ミクロの生物」。ところがミクロの生物には,それを用いて川や海の水質環境をズバリあてることができたり,何千万年前の地球環境を知ることができる役立つ仲間があるのです。「ケイソウ」や「放散虫」はそんなミクロの生きものです。どちらの生物もガラス質でできた殻をもつユニークな生き物です。ケイソウを用いからると川の水環境が良のか悪いのかを正確に調べることができます。また,放散虫は数億年も前から生存している生物で,この化石を調べると地球の環境が過去から現在へどのように変化してきたかを知ることができます。
本プログラムでは初日に野外へ飛び出し,放散虫やその他の化石を異なる地層から採集し,過去の地球環境を探ります。また,川でケイソウを採集し,現在の水環境の状態を調べます。大学の実験室では,これらの生物を高性能の顕微鏡で観察します。また,皆さん自身に試料を作ってもらい,電子顕微鏡でミクロの生物の美しさを写真撮影してもらいます。さらに,コンピュータを用いて,未来の川の水環境を作ることにもチャレンジしましょう。
過去、現在そして未来の環境を放散虫とケイソウから楽しく学ぶ。さあ、あなたもミクロの世界にチャレンジしましょう!
1. 開催期間 平成18年7月28日(金)〜30(日)
2. 開催場所 東京学芸大学 生物学教室
3. 募集人員 中学生15名,高校生20名 (なお、学校の先生など環境の教育に関心のある大人若干名の参加も可)
4. 講師:真山茂樹(東京学芸大学助教授・生物学教室)・高橋修(東京学芸大学助教授・地学教室)
5. 参 加 費 1000円(バス代+保険代+雑費)・・・当日集めます
6. 応募締切 平成18年7月21日(金)・・・・応募者多数の場合は抽選を行います(結果は22 日発送)
7. 申し込み 参加希望者はハガキに、氏名,住所,電話番号,学校名,学年,保護者のサインを明記のうえ,以下へ申し込んでください。
〒184-8501 小金井市貫井北町4-1-1 東京学芸大学生物学教室 真山茂樹 あて
(問い合わせ:TEL 042-329-7524 E-mail: mayama@u-gakugei.ac.jp)
<スケジュール>
7月28日(金)
7月29日(土)
7月30日(日)
・東京学芸大学集合(9時)
受付後、バス移動
・五日市および養沢にて、
地層観察と化石採集
・多摩川(福生)にて生きているケイソウ の採集
・東京学芸大学にて解散(5時)
・東京学芸大学集合(9時)
・放散虫についての話し
・ケイソウについての話し
・コンピュータで未来の川
・電子顕微鏡試料作り
・解散(5時)
・東京学芸大学集合(9時)
・ケイソウによる水質調査
・電子顕微鏡による放散虫とケイ
ソウの観察および撮影
・大学内の見学
・まとめ
・解散(4時20分)