X 電子メールの使い方
★☆ 電子メールの基礎知識 ☆★
【ユーザー名とは…】
ユーザー名(ログイン名とも言います)とは、コンピュータ上でのあなたの名前と考えて下さい。長い名前を必死に何度も入力するのは大変です。そこで出席番号やニックネームなどをコンピュータ上の名前として使います。ユーザー名は、電子メールの宛先になるので、憶えておきましょう。
【パスワードとは…】
電子メールは、個人対個人の「手紙」のようなものです。だから他人にのぞき見されることがあると困ります。そのために使っているのが本人であることを証明してあげなければなりません。その方法が“パスワード”です。
本人である事を証明する方法がパスワードなのですから、他人に知られてはいけません。もちろん親友にだってダメです。もし他人に知られたら自分のメールを見られるだけでなく、あなたの名前を使って悪用することもありえます。
そのためパスワードを作る時には次のことに注意しましょう。
<付けてはいけないパスワード>
1.「111111」、「123456」、「abc123」のような単純な数値や文字列
2.ユーザー名、本名、ニックネーム
3.住所、電話番号、生年月日、親戚・友人・家族の名前など
4.ペットの名前、恋人・好きな人の名前、自分の趣味など
5.辞書に載っている単語そのもの
よいパスワードは、大文字・小文字・数字・記号などを混ぜ合わせたもので、他人から簡単に類推できないものです。
【メールアドレスとは…】
電子メールをやり取りするには、お互いの宛先がわかっていないといけません。手紙でいうと、相手の住所や郵便番号がわからないと手紙は届きませんよね。この電子メールの宛先の事を「メールアドレス」と言います。
インターネットメールのアドレスは「ユーザー名@ドメイン名」という構成になっています。ドメイン名というのはインターネット上での所属機関(学校等)の名前です。
例えば、uchida@cs.u-gakugei.ac.jpという様になります。ドメイン名のcs.u-gakugei.の部分は“学芸大”を、acはacademyの略で“教育研究機関”を、jp はjapanの略で“日本”を表わしています。つまり“日本という国の教育研究機関である学芸大に所属していますよ”という事を示しています。
1.Netscape Mailを立ち上げる
今回はNetscape Mailを使います。
まずは、Netscapeを起動しましょう(「UWindowsの基本操作を参考に)。
メールを書く・送る・読む・返事を出すには、まず画面右下の
の部分をクリックします。
そうすると、次のような画面に移ります。
ここを使って、メールのやりとりを行います。
2.メールを書く
メールを書くには、画面上の
をクリックします。
次のような画面が出ます。この画面がメールを書く画面です。
ここでメールを送るためにはいくつか設定しなければいけません。
まず、
のところに送る先(送る相手)のメールアドレスを書き入れます。
次に、
のところにもし“本来の宛先ではないけれど、このメールをいちおう読んでほしい人”(例えば、○○先生にこういうメールを出したよ、と、友達にも教えてあげるときや、自分用に取っておくときなど)がいるならばその人のアドレスを書き入れます。必要がなければ空欄にしておきます。
さらに、
のところに題名(メールの内容を簡単に表す短い言葉)を書き入れます。
そして、<下の空白の部分>にメッセージ(メールの本文)を書きます。
<本文を書く時の注意>
ということを知らせましょう。学校名・クラスなども知らせた方がいいです。
“メールを書く”ことが終わればメールを送りましょう。
メールを送るには、メールを書いた状態で
をクリックします。
4.メールを読む
誰かからメールが来た時、メールを読むには
をクリックします。
次のようにパスワードを聞いてきます。
ここで先程決めたパスワードを入力してください(入力したパスワードは「****」と表示されます)。
5 .返事を出す
メールを受け取ったら、できるだけ早く返事を書くようにしましょう。
返事を出すには
をクリックします。
そうすると、次のような画面が出てきます。
これは先程の“メールを書く”と同じ画面ですが、<Mail To>や<Subject>にはすでにアドレス・題名が書かれているので、後はメッセージを書き込めばいいだけです。
そして先程同様、
をクリックすれば送信することができます。
★☆ 電子メールを使う時の注意! ☆★
☆ 他人の画面をのぞき込まない
電子メールは「個人的な手紙」なので、読んだり書いたりしている画面を人に見られるのは嫌なものです。もしどうしても見たいのであれば、その人に了解を得ましょう。
☆ パスワードを打ち込んでいる人の手元を見ない
パスワードは“本人であることを証明する暗号”です。他の人に知られては、暗号の役割を果たせません。だから人がパスワードを入力している時は、打ち込んでいる手元を見ないようにしましょう。
☆宛先のアドレスを間違えない
一文字でも間違えて送ったら相手には届きません。
☆“不幸の手紙”が来ても、他の人に送らない
電子メールでなくてももちろんのことですが、できるだけ無意味なメールのやり取りはしないように心掛けましょう。