4)おまけ

 キールナ、そしてユッカスヤルビへの旅行は、オーロラを見るのが主目的だったはずなんですが、すっかりWinter activitiesに忙しかった私たち。キールナでは犬ぞりとスキーを楽しみ、ユッカスヤルビではスノーモービルとAll Terrain Vehicle (ATV)の運転体験、トナカイぞり体験と、散財してしまいました。
 オーロラは、強い光の派手なものではありませんでしたが、大きなオーロラを見られました。曇りがちの天候の中ではまあまあだったと納得しています。スウェーデンでは、オーロラのことを「ノルフェー」と言います。空港で知り合った、日本人カップルがオーロラ情報に詳しくて、オーロラの見つけ方や観測ポイントなどを教えてもらい、大変助かりました。
 写真は載せていませんが、スノーモービルとATVも滅多にできない経験でした。Basisと書いてあったので、気楽に構えていたら、荒い雪道を乗り越えるような形でコースが設けられていて、体重移動を要する(私には)本格的なもので、スノーモービルを何度も転がしてしまいました。「そんな、いきなり、無理やん」とちょっと泣きそうな気分になりつつ、トライしてきました(怖いもの知らず)。
 スキーは、キールナの街からタクシーで数分のところにある、地元の人が楽しんでいるような感じのこじんまりしたスキー場で楽しんできました。リフト・バーが難しくて、なかなかこつが飲み込めず、しょっちゅう引きずられては係りの人に助けてもらう羽目に。。。状況を見かねた子ども(13歳)が、「どう?大丈夫?」と声をかけてくれ、ゲレンデを案内もしてくれたんですが、"Det ar roligt!"(It's very fun!! ここのコースはおもしろいよ!)と示された先には、でこぼこをジャンプして滑ってゆく子どもたちの姿が。。。小さいスキー場で、初心者コースも何もあったものではありませんでした。コースの下から見上げると、上の方にいる人が見えないくらい急なところもあり、初心者レベルの私たちにはなかなかChallengingな1日でした。雪が少なくて、ゲレンデには草がのぞいてましたしね。現地スキー、、、ということで、よい経験としましょう。


 <北極圏に行くときの防寒具について>
 スキーウェアがいいということを聞き、それを身につけていました。町中を歩くときにはそれで大丈夫ですが、犬ぞりやらオーロラ観測やらで、身体を動かさずに、ずっと、じっと、戸外にいる場合には不十分です。暖かいアンダーウェアを着た後、フリースの上着やらなにやらを着込んで(つれはダウンジャケットを中に着込んでいた。これは大正解。)、ふつうにズボンもはいて、その上からスキーウェアの上下です。ユッカスヤルビでは、手袋、帽子、ウェア、靴と全て貸してくれましたが、私は自分の持ってきたスキーウェアとあわせて2重に着ていました。それでも夜、戸外にじっといると、だんだん冷えてくる感じです。私たちの滞在中は、零下25度くらいだったんですけれど。
 靴も大事です。このことは知り合いから聞いていたので、アウトドアショップで購入しました。が、やはり冷えてきます。スキー用のソックスを2重に履き、足の裏と甲の両方にカイロを敷き、なんとかやり過ごせる感じです。
 そして、顔と頭。帽子はフリースのものを持っていきましたが、ツアー参加中は耳カバーの着いた(内側が毛の)帽子を借りました。顔やほおの寒さには、スキー用のフェイスマスクを持っていけばよかったと思いました。頭からすっぽりかぶる寒さよけを買いましたが、口や鼻の周りの布が息で凍っていきました。
 戸外にいるときは、これだけ着ぶくれてむくむくしてなんとか過ごせるのですが、室内との落差が激しくて、部屋の中にいると汗をかいてしまいます。汗をかくと、外に出たときに冷えてしまうので、脱いだり着たり、衣類の着脱にすごく時間をとられます。トイレもそうです。寒いのでトイレが近くなってしまうし、冷えてお腹が痛くなったりすることもあって、トイレ休憩は大事なポイントだと思いました。
 現地で暮らしている人は、こんなに着ぶくれていないんですが、そもそも、冬に戸外に長時間いることはほとんどないようです。それに、寒さに対する慣れや耐性が違うようですね。連れは、おへそをだしてコートの前をはだけて街を歩いている女性を見かけたそうで、たいそう驚いていました。 (→訂正! これは、ヨテボリでの話でした。さすがに真冬のキルナの街頭で、それはなしですね。とはいいつつ、着ぶくれてもこもこなのは、旅行者ばかりなり、という感じではありましたが。)

キールナで宿泊したホテルの窓から見た光景。
小さな公園があって、子どもたちがアイスホッケーのゴール練習に興じていました。
ガス・ステーション(ガソリンスタンド)です。
年末年始mellandagarnaは、お店がどこもお休みで、困ったときはここでお買い物。コンビニにあたるんでしょうね。
旅行中、レストランを探すのに苦労しました。
クリスマスからお正月にかけての旅行で、おまけに土日を挟んだのが最悪でした。
「クピ」という名前のわんこです。私のアパートの近く、Hagaにある革細工のお店にいる飼い犬です。たいへん人なつっこく、なでられるのが大好き。ぐーぐーと鼻を鳴らして、気持ちよさげです。街中でも、こういう真っ黒な大型犬を一番よく見かけるように思います。
後ろの方に、スウェーデンならではの靴(商品)がかかってます。


 ・・・・・たくさん遊んだので、これから気持ちを切り替えて、仕事にとりかかります。

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