テーマ−小児心身症における母子関係に関する研究の展望−

A類学校教育3年 小池 治樹




第1章 本研究の意義

第1節 はじめに

 「ストレス社会」ともいわれる現代社会にあって,環境状況の影響を受けやすい子どもに,いわゆる「ストレス病」としての心身症が急増していると言われている。小児心身症については,以前から増加と低年齢化が医療現場から指摘されていたが,具体的なデータがなく,厚生労働省研究班が99年10月,初の全国調査に乗り出している。2000年5月の日本小児科学会で発表された調査結果によれば,調査期間中の1週間に全国1224の小中高校の保健室に来た児童生徒約3万8600人を調べたところ,13・5%に当たる約5200人に心身症的症状がみられた(朝日新聞2000年5月20日付)。心身症とは,身体的な徴候や症状が認められるが,その原因には精神心理学的な問題が背後に潜んでいる病態を指す。その実体は,過剰なストレスに対する不安反応であり,子どもの場合,大抵は嘔吐,頭痛,腹痛など単純な身体症状が心身症として生じることが多い。心身症の子ども達は,感受性が強くストレスに対して敏感であると考えられている。そして,心身症の原因となる内容によっては, 心が傷ついた「サイン」であり,子どもが身体反応を通して助けを求めている徴候であるとも考えられる。

第2節 心身症の定義・メカニズム

 日本心身医学会(1991)によると,「心身症とは身体疾患の中で,その発症や経過に心理社会的な因子が密接に関与し,器質的ないし機能的障害が認められる病態をいう。ただし,神経症やうつ病など,他の精神障害に伴う身体症状は除外する」と定義されている。
 心身症の一般的な発症メカニズムとしては,体質などの個々の素因や現状における身体的問題,心理的問題などの準備状態を有する個体にストレッサーが加わることで「ストレス状態」になり,それに対する反応としてその個体が再適応できずに発症すると考えられている。

第3節 小児心身症の特徴

a.特徴
 子どもは心身ともに発達過程にあり,心身症の現れ方には成人のそれとは違った特徴がみられる。吾郷(1992)はその特徴を以下のように挙げている。

1) 年齢が低いほど心身の発達が未熟・未分化なために,全身性の反応を起こしやすい。すなわち,成人のように特定の身体部位に固定した身体疾患としてのかたちをとりにくい。
2)環境の影響を受けやすく,したがって環境状況の変化に応じて身体症状が変化しやすい。
3) 特に精神的環境としての両親の影響を受けやすい。両親,特に母親のちょっとした一言や態度で身体症状が出現・消失しやすい。

 また,生野(1992)は小児の発症に対して,「学校を休ませたり受診させたりと保護的行動がとられるが,周囲の関心や保護は発症する小児にとっては大きな報酬となり,疾病利益が生じて症状蔓延化を招きやすい特徴がある」と指摘している。

b.小児心身症の症例

消化器系症状:反復性腹痛,過敏性腸症候群,食欲不振,過食,周期性嘔吐,下痢,その他

呼吸器系症状:過換気症候群,気管支喘息,呼吸困難,その他

皮膚粘膜症状:蕁麻疹,円形脱毛症,湿疹,その他

循環器系症状:めまい,立ちくらみ,乗り物酔い,動悸,心臓痛,その他

神経筋肉系症状:頭痛,睡眠障害,チック,知覚過敏,その他

感覚器系症状:ヒステリー性聾,ヒステリー性盲,その他

全身症状:肥満,やせ,発熱,冷え,他動,全身倦怠感,その他

行動異常:言語(どもり・無言症),習癖(指しゃぶり・爪かみ・抜毛),社会的異常行動(かんしゃく,虚言,残虐,無断欠席,性的非行),その他

精神症状:登校拒否,不安神経症,心気症,ヒステリー,攻撃性,その他

第4節 本研究の目的

 Bowlby(1969)は,「子どもの発達に影響する要因として,とりわけその初期には主たる養育者である母親との関係の形成が重要な発達課題である」と指摘している。成人の心身症のほとんどが,幼小児期・思春期という発達過程の病理と密接不離の関係にあることが注目されているが,その原因には人生早期の母親との関わりに問題があるとする研究者も多い。

 本論文では今一度,家族関係,特に心身症と育児環境としての「母子関係」を中心に,心理学的な視点から内外の研究を振り返ることを通して,心身症の成因としての母子関係に関する新たな視点と,今後の課題について考えていくことを目的とする。

第2章 心身症の成因における研究の概観

第1節 心身症の成因における精神分析学的研究の歴史

 石川・末松(1988)をまとめると,心身症の成因に関する研究の歴史は,フロイトのヒステリー性転移理論の研究から始まっている。彼のヒステリー身体症状は1)過去に未解決のまま抑圧された幼児期の外傷体験は,成人になっても無意識下に内的葛藤として生き続ける。2)現実世界で何らかの欲求挫折が生じると,自我の退行が生じ,内的葛藤が勢いを取り戻すため,自我はこれを防衛・抑圧する目的で心身症状を形成する,と考えられた。また,この転移理論はその後,抑圧された空想や願望と生理的器官反応の間に深い意味があるとする「器官言語」の考え方としてフェレンツィ(S.ferenczi)などに引き継がれていった。

 しかし,アレキサンダー(Alexander,F.)は,精神神経症に対するヒステリー性転移理論を排し,「対人関係においてある衝動の適切な表現が抑圧されたり制止されると,常に慢性の情動的緊張状態が生じ,その慢性という性質のために,緊張状態は自律神経機能に持続的な影響を及ぼす」という自律神経症という概念を示唆した。また幼児依存性を強調し,子どもの受身的依存欲求と攻撃的独立志向が親などの外界から「拒絶と甘やかし」のために十分に応えられないと,解決されない葛藤や問題のために長期間苦痛な努力が持続し,その代償として身体に問題が支払われる,と心身症の成因を説明している。

 同じように,早期幼児期の対象関係の障害に着目し,心身症者とその環境に焦点をあてているのがWinicottとammonである。

 乳児が母親から置き去りにされ孤独を感じるとき,シーツの端や人形を極めて大切に扱う現象が一般的に認められているが,Winnicott(1965)はこれを移行現象と移行対象と呼んでいる。ガディニィ(R.Gaddii.1977,これは石川・末松(1988)からの引用)は「喘息やアトピー性皮膚炎の心身症患者では移行対象現象が見られなかった」との研究結果を得て,「彼らが発達途上で,最初の対象である母親からの分離と再統一という象徴化の段階を完成していないことを意味している」と主張している。また,物に意味を与えるという象徴化の能力の低下は言語化能力の弱さにつながるため,結果的に自己の身体という物のみが唯一の対象となりやすいと示唆している。

 また,Ammon(1979,これは徳田(1987)からの引用)は心身症者の自我が構造的に欠陥を持つとし,心身症は自我の発達過程の途上での自我境界ができ上がる時期の問題であると指摘している。そして,心身症においては症者の母親自身が自我同一性の葛藤を持ち,それが子どもの身体症状として現れるといった特有の「母子関係」が存在することを主張している。


第2節 心身症とアレキシシミア

第1項 アレキシシミアの概念

 第1節で述べてきた心身症の成因としての研究と異なり,本質的構造として神経症とは異なった心理機制が存在していると見る立場がある。失感情症(alexithymia)はシフネオス(Sifneos,P.E.)らによって提唱された概念であり,心身症に陥りやすい性格特性であると言われている。心の葛藤を言葉で表現することが困難であり,自分の感情に対する「気づき」が失われた状態になってしまっていると理解されている。心身症患者のすべてがアレキシシミアの傾向を示すものではないが,心身症のメカニズムを考えるうえで重要であると思われる。

第2項 アレキシシミアの特徴
 
 熊井(1993)は,「心身症者は一見対人関係などの問題がないようにみえても,感情をうまく発散させたり言語化することができず,周囲に対しては過剰適応,すなわち無理にでも合わせようとするため緊張状態にさらされることが多い」と指摘している。また木原・中川(1973)は神経症者と心身症者の臨床的特徴の比較をし,神経症者は情動への気づきが敏感で感情表現も豊かであるが,心身症者は自己の内的な感情を抑圧しており,社会適応という面では過剰適応の状態にあるものが多いとしている。また,心理的な面接に抵抗し,心理テストを行っても心理的因子の把握が困難であるという特徴を有していると指摘している。

 山中(1991)はアレキシシミアの傾向について「感情と言語に疎通異常があるということは,下手に両者の間が疎通することにより容易に精神症状化してしまって固体自体にとっては大変困る結果になることを表している」と考察している。また,牧(2000)は「心や精神の領域における症状を出さないで,身体のレベルで症状を出すことにとどめておく心身症者の戦略である」とその特徴を説明している。

 徳田(1987)は,古典的神経症とされている気管支喘息患者の母子関係を検討し,Clの臨床的特徴として,コミュニケーション及び感情表現の困難を挙げている。また,自身の体についての過剰な心配と無頓着という両極性をもつ特徴を挙げ,このことはKrystal(1979;1982)が心身症者の特徴の一つとした「セルフケアの危険なまでの欠如」に相当するものだと説明している。

第3項 アレキシシミアの成因

 成田(1993)から引用すれば,多くの研究者がアレキシシミアの原因を遺伝的,解剖学的,神経生理学的異常であると考えている。イギリスのステファノス(Stephanos,1975)を中心とするパリ学派は,Sifneosの提唱したアレキシシミアとほぼ同様の心身症現象(psychosomatic phenomenon)なる概念を提唱している。ステファノスらによると,心身症患者の特徴は,精神的空想の欠如,対人関係を発展させる能力の欠如,精神的空虚であり,それは発達的にきわめて早期の「母子関係」の中で情緒的応答性の欠如が生じ,その支障が固定化されたとしている。

 この問題に関しては,木原・中川(1987)が自らの臨床活動から,アレキシシミアの傾向がある心身症患者が本来豊かな感性を持ちながらそれが表出できない原因として,患者の生育暦における母子分離不安の体験を挙げている。「ストレス状況にさらされた時,幼児期に体験した不安が再現し結果的に身体症状という苦痛に置き換わる。心身症者はこれを回避するために,本来の感受性に蓋をしてしまってアレキシシミアになっている」と説明している。

 また, 熊井(1993)によると「多くの研究者が,人間は疾病の苦痛やストレスの多い環境から自分を守るために,2次的にアレキシシミアになることを提言している」と述べられている。つまり,感情や情動を抑圧せざるを得ないような状況,あるいは生活環境の中で,習慣的に感情を殺して自己を守る生活を続けているうちに,2次的にアレキシシミアになってしまうことが認められてきているである。

第3節 母子関係と小児心身症についての研究

第1項 日常的な母子関係に関する研究

 赤坂・丸木・鈴木・根津(1984)は,日常生活での親子のかかわり方を質問紙法(田研式親子関係診断テスト)で評価し,心身症的な要素が少ない考えられる慢性的な腎疾患,過敏性腸症候群などの消化器疾患,チック症,気管支喘息,心身症としての不登校児の親子関係を健康な親子とで比較検討する研究を行った。結果,腎疾患では両親からの「溺愛」のみが健康群に比べて高かったが,消化器疾患では,子どもからみた母親に問題点が多く(拒否・厳格・期待・干渉),チック症・気管支喘息では,母親からみた母子間に問題点が多かった(拒否・期待・干渉・溺愛)。不登校では親子間,特に母子間で異常な項目が多く見られる結果となった(拒否・干渉・盲従・溺愛・期待等)。

 結果,心身症児をもつ家庭の親子関係は,心身症ではない疾患を持った子どもの家庭のそれと比べると,明らかに問題点が多いことが説明された。

 また,渡辺・広利・松本(1993)の研究では,Rutter,M(1975)の「子どもの取り巻く環境で最も影響を与えるものは,家庭での養育態度であり,子どもの年齢が低いほどより大きな要因になりうる」という主張をふまえ,主な養育者としての母親の就労に差異があらわれる幼稚園と保育所に在籍する子どもと母親の養育態度と子どもの示す心身症状との関係について因子分析的手法を用いて検討した。結果,親子が接する時間が長いほど子どもの行動に手を出しすぎたり,叱る叩くといった行動も増加することが確認された。また,接する時間が短いため,否定的な態度や体罰に結びつく母親と,逆に子どもの自立を促している母親が存在することが確認された。つまり,子どもと接する時間が,子どもの情緒的な問題に影響するのではなく,母親自身の子育てに対する不安や拒否,無関心等が関与していると推測している。

 村田(1992)は,小児心身症が家族との関係,特に両親との関係に深く関わっていることを指摘し,心身症をめぐる家族関係を次にあげるパターンに分類している。(1)子どもが何らかの障害にぶつかった時,子どもの問題解決を待つ前に親が乗り出してしまい子どもが自身で困難を乗り切ろうとする態度を抑制してしまう「世話やき型」。(2)子どもが本来背負うべき責任や問題解決を子ども以外に押し付け,結果的に社会的に未熟な状態に置いてしまう「過保護型」。(3)家族内に問題があることを認めようとしないために,子どもが自分の抱えている問題が何であるかを家族に理解してもらえない「かたくな型」である。

第2項 心身症児を持つ母親の心理的特徴

 前田(1988)によると,臨床的に問題を持つ子どもの母親には神経症的な人格が見られることが多いとしている。例えば,未熟で,自己中心的なヒステリー性格の母親,過敏で不安の多い神経質な母親,過度に几帳面で完全欲の強い強迫性格の母親を挙げている。

 またAmmon(1974,これは徳田(1987)からの引用)は,心身症者の母親自身が同一性の葛藤を持ち,その同一性の欠如を「完全ないい子の完全ないい母親」になることによって代償しようとする傾向があると説明している。

 成田(1993)から引用すれば,スパーリング(M.Sperling)は心身症の子どもとその母親に治療的アプローチを行い,心身症者の母子間の特徴から精神分析学的研究を行った。その結果,「心身症児の母親は,子どもを無力で依存的な状態にとどめておこうという無意識的な欲求を持っている」とその特徴を考察している。つまり,母親は自身の一部分(依存的で無力な自分)を子どもに投影し,子どもと自分を同一視して子どもを支配し続け,乳幼児は,このような母親の無意識的な心理機制に順応して特異な母子関係が形成される。子どもが顕在的攻撃性を示したり,自立への動きをみせたりすると,母親は子どもを叱ったり見捨てたりするが,子どもが服従的・依存的であると愛情を注ぐ。したがって,子どもが身体的に健全で自立しようとすれば母子の間で葛藤が生じるので子どもは身体的な病気にかかることで葛藤を回避しようとする。Sperlingはこれを「心身症タイプの関係」と呼んでいる。

第3項 心身症児のパーソナリティと母子関係

 高木(1969,これは(大西,1986)からの引用)は,情緒反応の過敏な子どもは,身体的な過敏性を同時に持つことが多く,情緒障害を起こすと精神身体的症状を現すことが多いとしている。また,心身症になりやすい子どもの神経質傾向(過敏性)を高める環境的因子としては,地理的環境や家族の状況,同胞順位などの条件より,両親の性格,親子間の精神的つながりの深さ,直接にはしつけや教育的態度であるとしている。
 また,前田(1988)は「幼児期以来いろいろと経験してきた不安や葛藤を,いつも人に依存したり,反抗したり,あるいは心の底に閉じ込めて抑圧するなど,一定の偏った方法だけで処理することが癖になっていると,それが慢性的に身について自我の自然な成熟が阻害される恐れがある」と指摘している。このことに関連して,熊井(1993)は,「1歳から3歳になると子どもの自律性や積極性が高まり,自立心・自己主張が強くなる。この時期がうまくいくと,積極性のある明るい性格になるが,親のしつけが厳しすぎたり,子どもの自律性,積極性に抑圧がかかると,大きくなって自立性や実際の行動よりも思考が優先して現実から遊離し,不安や抑圧された感情で緊張が強く,ストレスを感じやすい体質になる」と考察し,心身症を抱えやすい性格を生み出す親子関係を説明している。

 また,赤坂・根津(1985)の研究では,交流分析理論に基づいて開発された質問紙法(エゴグラム)で,親子関係を通院中の41組の喘息児とその両親を比較検討している。結果,自己を肯定する型をもつ喘息児は母親も肯定する型が多く,自己を否定する喘息児の母親には自己を否定する型が多いことを明らかにしている。このことをから,母親の交流様式が喘息児に影響しているのではないかと考察し,子どものパーソナリティに対する母子関係の影響を説明している。

第4章 まとめと全体的考察

 本論文では,心理学的視点から小児心身症とその成因としての「母子関係」に関する研究を幾つか振り返ってきた。

 心身症の発症について考える仮説は,大きく分けて2つの流れに分けられた。その第一は,「心身症」は日常の抑圧された心的興奮が持続し続け,その情動緊張が身体症状として現れるとする仮説である。これらはfreudの「症状は抑圧されたものから生まれる」といった神経症モデルをもとに心身症の成因を考える立場である。第二は,神経症とは異なった独自の心理機制を持つと考える「アレキシシミア」の概念による仮説であった。

 これら大きく分けて2つの仮説を説明するため,幼年期の家庭環境,その多くは母子間の情緒的応答性という相互関係の問題が取り上げられ,その重要性が多くの研究により説明されてきた。多くの研究が「母親」に焦点を当てて,心身症の原因に帰していることに関しては,成田(1993)が「心身症ばかりでなく,非行や神経症,精神病の原因までについても母親が犯人扱いされる母親悪者説の背景には,子を産み,育て,愛を注ぐ大いなる母なるものが願望されているためであるだろう」と述べている。しかし,心身症を生み出す原因のすべてを母子関係に帰することの問題もまた指摘している。

 これまでの研究では,厳格・期待・干渉といった家庭環境の中にあって,「親の期待に応えよう」と自分の感情を抑え,日々ストレスに接し,ストレスを溜め込みやすい子どもが小児心身症を起こしやすいことが指摘されてきている。このことは,成人の心身症患者の母親が「手のかからない,いい子どもだった」という言葉を頻繁に発するということからも推測される。現在,自我の健全な発達としての「反抗期」を示さない子どもが増加しているというが,この傾向と心身症のようなストレス反応を起こしやすい子どもの増加傾向は関係があるのではないかとも考えられる。また,近年子どもへの虐待が問題視されおり,これが「親のイメージにあった行動をする子どもはよいが,思い通りにならない子どもはよくない」といった子育ての不安から生じる幻想からであると考えれば,心身症を生み出す背景とも関係する。

 また,これらのことに関連して,「感情を抑える」ことがその生活環境により普通となってしまった子どもが,2次的に「アレキシシミア」となってしまう,と推測される点も今後の心身症研究には重要な視点であると思われる。「感情を抑える」と言う点に関して,子どもの立場から生活環境を調査する研究も今後重要であると思う。

文献


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