授業と学校図書館

授業で役立つ活用事例を「先生のひとこと」として紹介します。
 

先生のひとこと
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2021/12/13

学びの中心に図書館がある

Tweet ThisSend to Facebook | by 村上

 公立中学校で学校図書館を活用した理科の探究授業を、日常的に行っている先生がいるとお聞きして、夏にZOOMでお話を伺いました。公立学校ではなかなか見かけない実践、そのうえ、そのカギは図書館と司書と伺い、授業をされている深谷新先生と学校図書館指導員の森田理子さんに、執筆をお願いしました。(編集部)


学びの中心に図書館がある

神奈川県海老名市立海老名中学校 深谷 新



    “探究”と称して、理科の授業の中で、生徒の中にある「問い」を軸とした生徒主体の授業をスタートして、4年目になりました。“探究”に向かう生徒の出発点は、いつも図書館でした。今では教室から離れ、図書館が私にとって授業の中心になっています。ここまでに至った経緯と、学びの場としての図書館の可能性について、私の“探究”の授業を通して、ご紹介できればと思います。


<図書館は「問い」を生む空間として最適な場>

①自分の世界に没頭できる図書館

私の“探究”の授業のスタートは図書館から始まる。下記※のような「本質的な問い」を私から提示し、それに対して、生徒は自分の問いをたくさん考える。学校の理科室で実証できることを念頭に置きながらも、この問いをつくる場面では、実証できるか否かではなく、「本質的な問い」に対して、自分自身の興味関心の軸はどこにあるのかを探る時間となる。ここが“探究”をする上で、大切であることをこの授業を経験していくと生徒はわかるようになり、思い思いに自分の世界に没頭し始めるため、図書館の中に“自由”に自分の空間を作り出す。図書館の床に寝転んだり、隅の暗いところに身を置いたりしながら本に没頭する。中には、自分が考えた問いについて周りにいる友達に話し始める生徒や、それを聞きながら自分の問いは何か探す生徒もいたりする。授業としては2コマ分、生徒にすべて預けると、生徒は自然と肩の力が抜け、リラックスした状態となり、自分自身と向き合い、「問い」が生まれる。

※「音をつかまえよう」(中1年:「音の世界」)

「私たちは化学変化をどのように利用しているか?」(中2年:「化学変化」)

 「人のからだのしくみを解明しよう」(中2年:「消化・吸収」)

 「2030年に発明されている電化製品とは?」(中2年:「電気」)

 「ウイルスさんとどのように生きたいですか?」 (中2年「生物」「化学」分野融合)

 「宇宙を感じるには?」(中3年「天体」)


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