今月の学校図書館


2022/12/12

長野県 軽井沢風越学園のライブラリーが脈打つとき

Tweet ThisSend to Facebook | by 富澤(主担)

 今月は、軽井沢風越学園について、学校のこと、建物の真ん中にあり、とても風通しの良いライブラリーのこと、そこでの学びと遊びについて、2020年の開校から携わる司書教諭の大作光子さんにご執筆いただきました。学校図書館の在り方には、その学校が大切にしていることが強く結びついていることを改めて感じます。



.学校概要・ライブラリーの基本情報

 軽井沢風越学園(長野県)は,幼稚園と義務教育学校の約290名の子どもたちが通う,2020年度に開校したばかりの学校です。幼稚園から9年生までの12年間を通じて暮らしと学びの接続,教科とプロジェクトの学びを大切にしています。学校図書館(以下,ライブラリー)は,校舎内に広がるようにして書架があるため次の4つのエリアに区分しています。















「絵本・遊びエリア」・・・幼稚園から2年生くらいまでの子ども向け絵本や童話,遊びから発見につながる

「読みものエリア」・・・3年生以上くらいの子ども向け物語・小説などの文学(9類)

「探究エリア」・・・知りたい・調べたいこと,ワクワクする気持ちを応援する(0類から8類)

「創作エリア」・・・生き物の観察・実験などから表現することにつながる(4類,5類,7類の一部)

 図書は日本十進分類法で分類されていますが,各エリアは0類から順番に配架されていないところもあり,子どもたちの活動に合わせて置かれています。ライブラリーは子どもたち・スタッフが読む,調べるのみならず,創ることにつながる場所だと考えており,屋内と野外,遊びと学び,個別と共同,学校と地域を緩やかにつなぐハブでありたいと考えています。



 現在の蔵書は約32,000冊,子どもたちが授業で書いた作品が閲覧可能な電子書籍が共有・公開可能なRomancerクラスルームを導入,図書館システムはLibMaxクラウド版により4年生以上はOPAC利用可,職員は専任司書教諭1名,嘱託司書(常勤)1名体制で運営しています。


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