平成20年12月6日


単位の取得に要する学修時間


 大学は、単位制に基づいた授業である。つまり、1単位時間に教室内の授業時間家庭等教室外の自主学習の時間とを合わせた学生の学習活動全体を含んだ総学修時間を基礎に考えられている。
 1単位教室内の15時間と家庭等学習の自習時間30時間をあわせた合計45 時間の学修である。そして、2単位とは、30時間の教室内授業及び60時間の自習時間合計90時間の学修に対して与えられる単位である。
 つまり、2単位の授業では、半期15回の授業それぞれ2時間の計30時間に対して、15回の授業それぞれについて予習復習等の時間を4時間ずつ(例えば、予習2時間と復習2時間)行って計60時間の自主学習合計90時間の学修が必要である。
 1日は言わずもがな24時間しかない。であるとすれば、自ずから、1日に履修できる単位数あるいは科目数は決まってくる。簡単な計算である。
 「授業評価」の前提は、先ずこれを徹底すべきと考えているが、どうか!?
 なお、、講義、演習、実験・実習・実技等の授業形態ごとに、教室内外の学習時間の比率を、大学設置基準に定める範囲の中で、大学の自由裁量で設定できることになっている。

以上