第15回 実践持ち寄り会のお知らせ

28/01/13

 2016年3月27日(日) 10:30~14:30 学習院大学において、第15回 「実践持ち寄り会」が開催されます。(チラシPDFファイル

<趣旨>

 「日本語を学ぶ人たちや日本語を教えようとする人たち」を対象とした教育実践の探究と改善、学習者・教師に関する理解をはかることを目的に、それぞれの実践を持ち寄って紹介し合い、意見交換をする会を催します。御自身の新しい取り組みについて他の人の意見を聞きたいと思われる方、いつもの授業に課題を感じている方、ぜひ、御参加ください。

<プログラム>

  • 10:30 開会
  • 10:40-12:00 ブースセッション  
  •  *ブースセッション:ポスターセッションと同様に進めます。報告者4名は、それ ぞれの「実践ブース(テーブルとパネルあり)」に実践の様子がわかる資料や 教材等を展示し、報告します。 他の参加者は各ブースをめぐって実践につい て報告を聞き、質疑応答をします。
  • 発表概要(PDFファイル) は以下の通りです:
  • ブース1 
    発表題目:学習者が互いのリソースとなる授業実践
    発表者:中山由佳(早稲田大学日本語教育研究センター/津田塾大学英文学科)
    実践の概要:
    本発表では、学習者自身が持っているものを活用し、互いにリソースとなって学ぶ授業実践を2つ紹介します。ひとつは、初級後半から初中級の学習者を対象とした「食」に特化したテーマを中心にグループディスカッションやプレゼンテーション、作文を行う授業、もう一つは中級後半から超級の学習者を対象とした話し合いでオリジナルの演劇作品を制作し上演する授業です。いずれも大学の選択日本語科目の枠の中、15週間で完結する授業実践です。
  • ブース2 
    発表題目:理科映像教材を題材にした「ドラゴンボール・プロジェクト」
    ―英語で得た知識を日本語でまとめるスキルを学ぶ授業実践―
    発表者:藤川美穂・清水恭平(アメラジアンスクール・イン・オキナワ)
    実践の概要:
    中学3生を対象とした映像教材の内容をまとめ、「参考書」を作成するプロジェクトワークについて報告する。項目は、学習コンテンツサイト「NHK for school」の理科を扱う番組から選択し、「参考書」づくりにはプレゼン作成用アプリを用いた。生徒は重要語彙の定義を探すために日本語文型に注目したり、参考書に必要な日本語・教科内容支援の工夫をしたりすることをとおして、「説明する」スキルを習得し、教科内容についての理解を深めることができた。
  • ブース3 
    発表題目:地域の年少者日本語教室におけるグループ学習「“笑点”をつくる」
    発表者:濱久保美幸(東京学芸大学教育学研究科院生)
    実践の概要:
    東京都内の地域の日本語教室で、中国やフィリピンから来た子どもを対象に教科学習支援を行っています。実践は成人教室との合同日本語発表会で、小学生の少人数グループが行った“笑点(大喜利)”の活動です。話し合い、協力する力の育成を目的に「演目やネタの話し合い」「書道でのめくりの作成」「ネタの言い方の練習」をしました。その参加の様子と発表内容を紹介し、この活動を通して、子どもたちが何を学んだのかを振り返ります。
  • 12:10-12:40 ポストブースセッション…ランチ(ご持参ください)を取りながら
  • 13:00-14:00
  •  実践交流 参加される皆さんの日々の実践について紹介し合い、共通の課題に ついて意見交換したり、アイディアを出し合ったりしたいと思います。 是非、実際に使った教材や授業の様子がわかるものをお持ちください。
  • 14:00-14:25 振り返り
  • 14:30 閉会

<お申込み>

こくちーずにてお申し込みください。

 <アクセス>




西二号館 503号教室

<お問い合わせ>

第15回実行委員会

齋藤ひろみ(東京学芸大学) 

金田智子(学習院大学) 

お問い合わせ  
齋藤ひろみ(東京学芸大学)E-Mail