研究プロジェクトのご案内
日本語音声ラボでは,科学研究費を中心に,各種課題を設定して研究に取り組んでいます。 私たちがどうしてことばを交わして理解することができるのか,考えたことがあるでしょうか。この問題を解決したく,研究を進めています。
音声生成のモデル
私たちが音声言語を発話・生成する仕組みを考察しています。
脳内で形成(表象)された"ことば"の系列に応じて,音が作られます。そこにはいくつものルールがあり,言語ごとに違っています。単に「母音」や「子音」の種類が違うだけでなく,その順序にも決まりがあり,順序に応じて決まる音声上の規則があるのです。
このような,音声上の規則にどのようなものがあり,それらがどのように作り出されているのか,研究しています。
発音のほとんどは口の中で見えないところにあります。超音波測定装置や磁場を使った検出装置を使って,発音を視覚化して捉えています。
言語発達と方言
音声上の規則は,言語ごとに異なります。これらのほとんどは,学校教育で教わるものではありません。
どうやって言語音声を覚えたのか,を知ることは,私たちの音声生成の仕組みを考える上で非常に重要な観点です。
個別性の高い特徴もあれば,そうでないものもあり,発達の過程でどのように獲得されたのかがわかると,言語獲得の過程も明らかにすることができます。 異なる言語を比較することによって,その違いを明らかにできると考えられます。そこで,日本語音声ラボでは,日本語の諸方言を対象にしています。
異なる世代,異なる地域という,ダイバーシティの観点から研究を進めています。
国語科教育と音声学
国語科教育における音声言語の扱いについて,東京学芸大学の研究費支援を受け,プロジェクトを推進してきました。
プロジェクトの終了後も,研究メンバーを中心に活動を続けています。
- 東京学芸大学「学習指導要領,幼稚園教育要領及び教科書に関する研究プロジェクト」2021年および2022年 - 「国語科の学習指導要領および教科書における音声言語の指導に関する実践研究」
- 研究プロジェクトサイト - 国語科の教育と日本語の音声を考える会
共同研究
近畿大・勝瀬郁代先生,静岡大・岡久太郎先生と共同研究を進めています。(詳細は準備中)