言語学基礎



1.内容

はじめに
  
言語って何だろう
   コミュニケーションと言語
   認知と言語
   言語と集団帰属意識
   言語は記号の体系
   言語記号の面白い性質
   言語はどこにあるか
   方言と言語
   世界の言語
   言語の個性と一般性


言語の組み立て
   いくつかの仮説
   言語の部品
   音声
   音韻
   語
   文
   文より大きい単位
   意味
   慣用表現の問題
   知識と習慣の世界


言語の音
   作り方
   伝わり方
   聞こえ方
   発音の仕組み
   子音
   母音
   わたり音
   音声記号
   組み合わせ
   強さ,高さ,長さ
   音の変化




音の働きと振舞い
   音の区別と意味の区別
   音の抽象的イメージ=「音素」
   音素のいろいろな発音=「異音」
   音節
   組み合わせの制限
   タイミングとその単位のひとつ=「モーラ」
   音を構成する小さな要素=「素性」
   音に関する現象と規則
   似る=「同化」
   異なる=「異化」
   なくなる=「脱落」
   くっつく=「付加」
   微妙に変わる=「拡大」と「縮小」
   強さと長さ
   高さと声調
   リズムとイントネーション


語の形と働き
   語とは何か
   語のいろいろ
   機能語と内容語
   語を構成する小さな単位=「形態素」
   形態素のいろいろな形=「異形態」
   語の構造
   接頭辞,接中辞,接尾辞
   複合語
   繰返し語,頭字語,流用語,その他
   新しい語形の作り方=「派生」と「屈折」
   語類と派生
   文法と屈折
   語形の変化とその規則
   日本語を例にして


文の形と働き
   文とは何か
   文のいろいろ
   文の「実」と「皮」
   文を構成する単位=語と「句」と「節」
   語の文法的な類
   文の構造
   意味と機能の中心となる要素=「ヘッド」
   意味を補完する要素=「補語」と「補文」
   意味と機能の種類を特定する要素=「特定詞」
   意味を加えたり制限したりする要素=「修飾語」と「修飾文」
   文中要素の意味機能上の関係
   意味機能を示す方法=「マーキング」
   指し示すものについての相互関係=「呼応」と「照応」
   文と文との関係
   意味が二つ以上ある文
   文の表面的な形と内面的な形=「基底構造」と「表層構造」
   形を変える操作=「変形」
   さまざまな制限と条件
   小さい文法と大きい文法


意味の意味
   意味とは何か
  「犬」の意味は?
  「これ」の意味は?
  「は」の意味は?
  「外延」と「内包」
   意味の階層
   同意語と同意表現
   反意語と反意表現
   意味を構成する小さな単位=「意味素性」
   意味を表す単語がない!
  「無意味」とは?
   文の意味
   文法的意味と内容的意味
   文の中の要素の役割
   あいまいな文
   矛盾する文
   いいかえ
  「言語内意味」と「言語外意味」
   「ほのめかし」,「うそ」など
   比喩
   知識,信念,習慣,文化と意味解釈
   慣用表現
   コミュニケーションのいろいろ

文より大きい単位

言語のいろいろと言語の変化

世界の言語

文字について考える

人は言語をどう習うか

人は言語をどう使うか

言語と社会

これからどうすればよいか


おわりに



2、教科書: なし
    重要参考書:田中春美・他 『入門ことばの科学』 大修館書店 1994



3、連絡先
   
   sugita@u-gakugei.ac.jp