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2009年度 金曜日 前期 英語教育学リサーチデザインA 2008. 5. 2
Research Design A

::課題::

Reserch Topic Inventory
発音のカナふりについて(第1回)


 

今日も受講者が持ち寄ったリサーチデザインについて自由に意見を交わしました。

◆受講者から出た主なデザインは・・・

・学習者の英単語に対する新密度(読み方を知っているかどうか)とカナ表記に沿って読まれた英単語のインテリジビリティーには関係があるのか?
・初学者の単語学習にカタカナは、単語を覚えるのに有用か?
・カナが与える発音の影響:カナふりがあるとカタカナ英語になる?
・英語の音を聞いて、理解可能な日本語の音声表記にすることができるか
・カナ読みした英語がネイティブスピーカーに通じるか
・発音記号を教える指導は発音を良くするのか

◆金谷先生のコメント:

・音声化が記憶につながるかどうかは、面白いアプローチ。英語に限らない広い問題です。人は色々なものに名前を付けて音声化している。
・発音を聞いたとき、聞こえたようにカナをふることができる人もいるが、できない人もいる。できない人は、嫌だからやらないのか、それとも本当にできないからやらないのか。また、カナがふれない人は、カナがいらないすごい人なのか、それとも全然英語ができない人なのか。カナすらもふれない学習者の行動パターンに注目して研究をするのも良いかもしれません。
・宣言効果というものがあり、いったん「これだ」と決めてしまったものは、その後もずっとそれにしか思えないことをいう。カナふりにも、このような現象があるのか?それともいったん決めたものを、あとで修正することはできるのか?これも調べてみるのおもしろい。
・最近の電子辞書は、ネイティブが英単語をちゃんと発音してくれるものが非常に多い。ネイティブの発音が聞けるなら、カナふりなんてもういらない?という意見があるかも。こういう切り口もある。

::::次回の課題::::

このテーマに関する論文をひとつ読み、それについて議論します。

論文を読む際、批判する目で読んでみてください。自分がこの研究のやり方についてどう思うかを考えるのが一番大事です。