受講者が持ち寄ったリサーチデザインについて自由に意見を交わした。
◆受講者から出た主なデザイン
・さまざまな種類の英語に接することは、一カ国の英語のみを学習するよりも多様な英語に対して寛容な態度が育つか
・英語学習歴の長さはアクセントの受容や英語を扱う国・人などのイメージに影響を与えるか
→音=文化なのか?
・教師は英語学習が異文化理解に役立つと考えているのか
→「できる」と回答する人は、実際にはあまり異文化理解について考えていない可能性がある
・日本人学習者同士と日本人対ネイティヴスピーカーでタスクを行うことでは、どちらが異文化寛容度を高めるか
◆金谷先生のコメント:
・価値観やイメージの形成には、英語学習の期間の長さ、学習の内容、英語力など、いくつか整理すべき点がある。
・英語学習と異文化理解が直結すると考える指導者もいる。そうした考えの根拠などを探る研究もあり得る。
・好き嫌いはバイアスなのか? 好き嫌いを持つことは許容されるのか? 偏見は差別なのか? 道徳やモラルとも関連する難しい問題である。
・英語学習の第一の目的が「英語力をつけること」ではない指導者もいる。そのような人たちにとっては、異文化理解が一番の目的であるかもしれない。
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