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2010年度 金曜日 前期 英語教育学リサーチデザインA 2010. 7.16
Research Design A

::課題::

Reserch Topic Inventory
教師の英語力と授業効果(第2回)

 

受講者が持ち寄ったリサーチデザインについて自由に意見を交わしました。

◆受講者から出た主なデザインは・・・

・英語力によって生徒の英作文の添削の結果は異なるかを調べる研究
→誰が書いた作文かを明示すべき
→どういう風に直すかについても指示をすべき

・日本人教師の英語力と、TT時の授業中の発話量、活動の種類の関係を調べる研究
→発話量は事前の打ち合わせ次第なのでは?
→日本人教師だけでなく、組むALTの性格も影響するかもしれない

・教員の英語力とALTの活用には相関があるのかを調べる研究
→ALTの主観をどれだけ省けるかが問題
→アンケートではALT自身が行った活動しか聞いていないが、日本人教師が行っている活動についても聞くべきでは?

・ALTとのinteractionが多いと判断される英語教師は、ALTや生徒からの授業における満足度に対する評価も高いのかを調べる研究
→ALTとのやりとりについては、日本人教師とALTとの相性によっても影響があるのでは?
→リサーチクエスチョンと調べている内容にズレがある

・教師の英語力の違いが授業計画に与えるのかを調べる研究
→授業計画の変更は教師の意思通りにいかないこともある
→新米であればあるほど大学の専攻の影響は強いかもしれないが、経験を積むことで差がなくなっていくのでは?

・教師の学歴が、第一印象における授業評価に影響を与えるかを調べる研究
→大学生の授業を大学生に見せるという状況設定が不自然では?
→学歴以外の要素を統一するのはかなり難しい

◆金谷先生のコメント:

・英作文の添削をお願いする際、時間制限を短くすることにより、各教師が添削において重視している点が見えてくるかも…
・英語力があっても活動のバリエーションが少ない先生は沢山いる(特に高校)。むしろ進学校ではそういう先生が求められているとも言える
・日本での指導歴が短いALTにとっては、日本人教師の英語力を判断するのは難しい
・ALTに日本人教師の英語力を聞くのは、教師の英語力を知るための手段として有効である
・学校や教師に聞けない各学校の事情は、卒業生に聞くという手法もある
・授業に使えるネタを沢山知っているからと言って、それらを使いこなすとは限らない。逆にネタをあまり知らなくても、現場に立ってから自分で考える教師もいる
・実験をお願いする際は「1クラスだけ」より、「学年全部」「学校全部」を対象にした方が引き受けてもらえる可能性が高い