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2013年度 火曜日 春学期 英語教育学研究法A 2013.05.28
リサーチ・トピック 3
発話速度はリスニング力にどの程度影響を与えるか

 □今回の課題

はたして,「ナチュラルスピード」の英語を聴くことで,本当にリスニング力は身につくのか。


9

-帰国子女は理解が追いつかないスピードでも大量のインプットを受けて英語習得

理解が追いつかないレベルのスピードでも,大量のインプットを浴びれば英語習得は進むと考えられる.

-発話速度とインプット量の影響を比較

意見など

-場合分けが多いので,主効果や交互作用の解釈が難しいのでは?

-音読スピード(WPM)i(-1~+2)の指標とするのはどうか?

-WPM90WMP180で同じ「時間」リスニングをしたとしても,インプットの量は2倍違ってしまうのでは?


【3番】

-リスニング問題の得点をリスニング能力の代理指標とする

-リスニング能力向上に最適なWPMを明らかにしたい

◯意見など

-WPMの間隔を決めた根拠は?

-Interchange効果があり得るので,直後だけでなく遅延効果も検証するのがいいのでは?

-速いWPMで練習していると,「普通」のWMPの教材が遅く感じるかもしれない.

-そもそもどれくらい練習するとInterchange効果が出るのでしょうか?

-別の研究で「普通組」と比べて「速聴組」の課題提出が良かった.

情意面での違いもあるかもしれない?


5番】

-発話速度が学習者の理解度に与える影響,発話速度が学習者のリスニング能力の伸びに与える影響,を調べる

-学習者の習熟度によって与えられた発話速度による影響が異なってくるのではないか?

意見など

-リスニングの練習の効果で学習者の習熟度に変化が生じて,下位の学習者が中位に,中位の学習者が上位に変化するかもしれない.そういう場合は学習者の習熟度による影響の違いが解釈できない.

短期的な効果が期待される場合に,長期的に同一の処置を行うことは,果たして効果的か?

例えば,発話速度をだんだんと上げていくリスニング教材はどうか?

学習者が教材の発話速度を選ぶことができるのはどうか?

-問題形式への慣れがあるとすると,発話速度ではなくて練習効果ということ?

【1番】

-ナチュラルスピード=速い英語,は必ずしも成立しない

個人差や状況により速さは変わる

-遅い英語から速い英語まで段階的に聞くグループと速い英語だけを聞くグループそれぞれのpre-post testの得点差において有意差が見られるか

意見など

-内容理解ができているか否かを確認するのはどうか?

内容理解が確認できれば,変数を速さに限定することができるのでは?

-「遅い」英語の利点:内容理解,音素識別,音の変化が分かる

-(研究とはずれるかもしれないか)学習者の期待する速さの英語を聞けるソフトがある


【15番】

-ナチュラルスピードの英語を聞くことで単語の処理速度が上がり,リスニング力が向上するのではないか?

ここでナチュラルスピードとは,自分が現在処理できる速さより少し速い速さ

意見など

-単語処理速度テスト:単語の音を聞いてから意味を選択するまでの時間を測定

-単語処理速度テストでは,(1)音を聞いて意味を選択できない,と(2)処理に時間がかかる,の違いを見極められるのか?

-単語処理速度テストが示す時間は,音を聞いてから意味を取り出すまでの時間と,選択肢を確認してからボタンを押すまでの時間の和である.テストの妥当性,信頼性はいかほどか?

-単語レベルで聞き取ることができても,音の連結などが原因でリスニングできない場合が多いのでは?


                              ::::次回の課題::::

リサーチ・トピック 3 (revise)

2013/06/04

 □次回のお題は…

 今回の課題を改訂したものを持ってきてください。