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2013年度 火曜日 春学期 英語教育学研究法A 2013.07.02
リサーチ・トピック 4
スピーチを評価するための適切な観点は何か〜改訂版〜

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-その場でのスピーチのパフォーマンスもそうであるが,そこに至る練習などの努力を反映できるような評価をしたい.

-努力の反映として流暢さ(Mean Length of Runs, ポーズ)を使用し,その妥当性・信頼性を検証する.

○意見など

-流暢さの定義は?

-流暢さを速さと考えるなら,Syllables Per Minutesなど,他の指標を利用するほうが良いのではないか?

-流暢さを単位時間あたりの発話量と考えるのもそうだが,流暢な発話というのは音声変化も含むのではないか?

-Mean Length of Runsは多ければ多いほど良いのか?

-同じMean Length of Runsでも,切れ目の場所によって,流暢さの印象は変わるのではないか? 適切な切れ目で切れていると,流暢に映る(聞こえる)のでは?

-努力は流暢さだけでなくて,正確さにも半値されるのではないか? 努力の反映として流暢さだけを取り上げるのはどうか?

-流暢さ(「適切な」速さ)は話し手の年齢によっても変わるだろう(小さい子が速くしゃべるのと大人が速くしゃべるのでは,意味合いが異なってくるのでは?)

-能力としては速くしゃべれれば速くしゃべれるほうが良いだろう.しかしながら,適切な速度に調節できることも大事だろう.

20

-Judgeの主観によるContentsの評価の良し悪しが他の観点の評価に影響を与えるのではないだろうか.

○意見など

-発音が良いからContentsが良く感じる,ということはありがちだが,Contentsの良し悪しから発音が影響を受けるという発想は面白い.

-Judgeのタイプもあって,発音を優先するだろうタイプとContentsを優先するだろうタイプとがいるだろう.

-Contentsにも扱っているテーマと論理的な展開の2種類がありうるのではないか? 扱っているテーマが悪くてとうてい同意できない場合でも,理路整然と説得力を持って論を展開することが出来れば,Contentsは良い,と言えるのだろうか?



18

-評価項目をまとめられるのであればまとめてしまいたい:「主張がどれほど伝わったか」


○意見など

-「主張がどれほど伝わったか」という点が同一だとしても,そのためにどれほどの努力を要したのか,は異なるのではないか? その差を何らかの方法で反映させなくていいのか?

-どのレベルのスピーチを想定するかにもよるが,例えば上のレベルであれば,全員の主張は良く伝わってしまうのでは?

 ←今回の想定は,クラス全員が行うようなスピーチ

-結局の所,スピーチ能力とは何なのだろうか?

-内容はたいしたことが無くても,上手く盛り上げてスピーチできる能力があるとしたらそれはどのように考えるのか?

-「主張がどれほど伝わるか」は聞き手の背景知識や捉え方によっても変わってくるのではないか?

                              ::::次回の課題::::

リサーチ・トピック 4

2013/07/09
 □次回のお題は…

マルチメディアや情報ネットワークなどのICT (Information and Communication(s) Technology) の利用は,英語教育にはどのような変革をもたらすのでしょうか。機械は人間教師にとって替わることができるのでしょうか。印刷メディアはいらなくなるのでしょうか。板書などの「手書き」メディアは,もはや古いのでしょうか。