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2014年度 金曜日 春期 英語教育学リサーチデザインA 2014.05.16

コミュニケーション能力はついたか?リバイズ版

※○→本人のコメント、先生→先生からのコメント、他の学生は無印

A
評価者はだれか。
○ネイティブあるいは日本人の英語教師。

課題解決タスクは英語で行うのか。
○英語で行う。シチュエーションが示されている。

コミュニケーション能力はL1でもL2でも一緒だと考えているのか。
○そう考えている。
それを課題解決型タスクで測るときに、語彙・文法の正確さが入っているのはなぜか。英語力が関わってしまうのではないか。
○厳密には英語力とコミュニケーション能力は分けられないと考えている。

○アンケートのうち、どれがコミュニケーション能力の高さに寄与しているのかを調べたい。

目的から判断すると、評価基準は方略・態度・姿勢となるのではないか。
○方略・態度・姿勢の特に具体的にどのような部分が寄与しているのかを知りたい。

先生:最終的にコミュニケーション能力は測れるというところに立ちたい。このリサーチの結果からどうやってコミュニケーション能力が測れるというところに持っていくのか。

姿勢・態度・方略が課題解決力に寄与とあるが、この前後関係はどこから来たのか。
このデザインだと相関は分かるが、どちらがどちらに寄与しているのかを測れない。
先生:この因果関係(矢印性)を明らかにするデザインにするには。
L2を学習する前に方略・態度・姿勢について調べておき、L2を学んでから課題解決テストを測ったらできるのでは。
L1でも課題解決タスクを行うといいのでは。何年かおきに実施する。

英語を勉強したからL1でも能力が伸びた、というには、他の要因が多すぎる。

先生:課題解決型タスクと「スピーキングテスト」は違うのか。
TOEICのスピーキングテストには課題解決型タスクがある。

先生;L1でのコミュニケーションの様子はL2でのコミュニケーションにも関係があるという視点。
○L1でのコミュニケーション能力が課題解決と相関があると思う。



I
○評価のしかたが上手くイメージできない。

測れない、とは、項目が多くて測っていられないということか。時間などに余裕があれば測れるのか。
○もし発話の中に全ての要素が入っていれば測れるが、入っていないかもしれない。
複数のテストを設定しても測れないか。
○それでも何か見られない部分が出てくるのではないか。文法の正確さ、適切な返答をしているかなどは見られそう。Canal and Swainでいうと、文法能力、方略的能力は測れそう。
@談話的能力と社会言語的能力が測りにくいのでは。提示されたシチュエーションでは不十分で、実際にその場面にならないと出てこないのでは。
A実際に偉い人を前にすれば敬語の形で社会言語的能力が発揮されるのでは。
@vsA水掛け論になってしまう。

先生:大多数の人が評価不能であることが示せれば測れないという説得力が出てくる。

先生:対象がそもそも測れない(夢の大きさ)のか、評価者のキャパシティ的に測れないのか。
○対象がそもそも測れない。
(コミュニケーション能力が含んでいると言われるものが)そもそも無いから測れないのか?なんで測れないのか。
○やっぱり多くの要素がからんでいて複雑だから測れないという立場。定義があれば測れるということ。
現状では定義が定まっていないから測れないということを示せばいい。
先生:ではどうやったら定義がない、一貫しないということを証明できるのか。
コミュニケーションを構成する概念について様々な人に聞き、一貫していないことを示す。

4つに下位分類されるということが正しいのか。これも証明しなくてはならない。



C
なぜディスカッションをさせようと思ったのか。
○ディスカッションが円滑に行えるということは、大学生同士ではコミュニケーションはできるということを示せるのでは。子ども相手だと出来なくなるということと対比できるのでは。

日本人の子どもを対象にしても、理解にばらつきが出ると思う。子どもも統制を取らなくてはいけない。

4技能ではない+αの部分が関わっているということだが、+αが分かれば測れるのか。
○4技能では測れないというデザイン。+αの部分が分かれば測れそう。
コミュニケーション能力のうちどれくらいが4技能で測れるのか。
○60%くらい。
それを証明できればいいのでは。

先生:4技能とは、何ができるということか。相手に分かりやすく話すなど、「話す」にも色々ある。40%は何なのか。
○相手がどのような人かを理解する能力。

○英語母語話者の小6としたのは、大学生と年が離れていて、英語を理解出来るから。年齢が違う人とも円滑に関われるということもコミュニケーション能力の一部なのではないかと考えた。
ロケットの出来で見るよりは、談話(発話)分析すればいいのではないか。
○相手が小学生であるということを前提に、難しい表現がないかなどを見る。
先生:談話分析をした結果なにがわかるのか。
○相手に合わない表現を使っていると伝わらないということが分かると、4技能があってもこのことが原因でコミュニケーションが上手くいかないということが示せるのでは。

コミュニケーションの+αが表現を相手に合わせて変えることであれば、相手を変えて2回発話させてみれば変化は見られるのではないか。

先生:日本語と英語で今回のタスクを行った場合、できる・できないやできない・できるの人たちはどうなるのか。



K
方略能力が高い人は方略をたくさん使う人なのか。コミュニケーションが完全に円滑に行われている場面で方略は使われるのか。
○支障が出たときにどうするかを見たかった。
タスクのパートナーを統制し、方略が必要な場面を設けるなど。

英語で行うと英語力が関わってくるのでは。日本語で行うとどうなるか。
日本語力の影響は排除できないが、英語力の影響よりはましか。
協力者にある程度の英語力があることを前提にして英語力のせいで方略が使えないという状況を作っているのか。となれば中高生のコミュニケーション能力については考えないのか。方略能力だけでコミュニケーション能力は測れるのか。

先生;方略能力だけで測っても、4つ全てで測っても結果が同じになるということを示せればいい。4つあるコミュニケーション能力の下位分類を代表するのは方略能力であるということを見るデザインにすれば、英語力に関わる問題にも対処できるのではないだろうか。
先生:4つ別々に見れば全てについて分析ができる。

○自分の定義を一番表しているのが方略能力だった。
方略能力が発揮させるには、それを使えるだけの文法能力が必要になってくるので、文法能力の方が重いのでは。

先生:大学生2人で行うと、組み合わせでもずいぶん状況が変わる。どちらかは固定した方が綺麗。



M
相手が変わるとコミュニケーションが変化するという点については皆納得する。データはいるのか。
○そう思うが、このデータがあることでこれまでの定義であまりでてこなかった相手要因について言及できればと思っている。

先生:コミュニケーションがしやすい、しにくい人をバラエティー豊かに揃えたが、同じような人たちでも差が出るというようになると面白いのでは。

○Pさんがいつも最後だと慣れの影響を受けて時間が変化しそう。
日本人の慣れ、ネイティブの慣れがかなり影響してくる。
先生:間違い探しが得意な人と苦手な人でかなり違ってくる。



先生:4つの基準があるからそれに基づけばいい、と安易に考えないことも大事。
先生:やりたいことが難しいから出来ない、という意見が多いが、この授業では大変だからや複雑だからで諦めないでほしい。正攻法だと無理かもしれないが、違ったやり方で、簡易版で構わないから出来ないかを考えてほしい。