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※○→本人のコメント、先生→先生からのコメント、他の学生は無印
C
相関が出ることで日本語での表現力が大きな要因となることを説明できるか。純粋に英語力を測っているとは言えないのはどうしてか。
○和訳の点数がいい人が日本語の表現力テストの点数も高い傾向にあれば、日本語での表現力という英語力以外のものが和訳に影響を与えているのではないかと考えられる。
発想としては、r=0.90等の結果が出たら、「同じものを測っている」から日本語力を測ってしまっていると考えている?
○そんなイメージ。
日本語がうまく表現できるかどうかがどの程度の説明力があるかという話になりそう。
先生:構造理解力や内容理解力、語彙力があったうえで日本語での表現力もあり、いい点を取れる人は問題がない。問題があるのは日本語での表現力だけでいい点数が取れてしまう人。そのような人がいることを示すのには相関を見るだけではいけない。「どういう人がいるのか」は、相関だけだとすべて一緒くたになって見えなくなってしまう。どうリバイズすればいいか。
違う言語で、単語はすべてわかっている状態にして日本語の能力で文を組み立てられる人とそうでない人を分けるのはどうか。
A
なぜすでに行われている定期テストを用いるのか。
○協力者のテストによる負担を避けるため。
定期テストに向けて勉強をしているので、点数が高くなる傾向にあるのではないか。
点数が低い生徒は和訳が出来ない生徒ではなく、「テスト範囲を勉強しなかった人」な気がする。
相関係数はバラツキがないと高く出ない。T群とU群に分けると固まりすぎていて求めるデータが出ないのではないか。
○和訳テストは使えるか、ということが見たい。英語力だけで和訳の点数が取れない人もいるのではないか。(RQ3)
そのような人がいることを質的に見る方が早いのでは。
先生:もしその比率が意味のあるものであることを示すためには、χ2検定等を行えばいい。また、定期テストは暗記すれば出来るテストなので使わない方がいい。省エネで研究をしたいというのはあるが…。
先生:英語力はないけれど日本語の表現力で和訳テストの点が取れるのか。また、そのような和訳テストが実際に行われているのか。
1、2語程度分からなくてそこを日本語力でカバーしているような様子は見られる。また、日本語としておかしい和訳をする人は、結局英語が理解できていない傾向があると思う。
先生:おかしい和訳をする人を集めて、どれくらい分からないことがあると和訳がおかしくなるのかを調べるのも研究としてもある。
「表現力」とは何か。
書いてある場所が分かっていても和訳で失敗して点数が取れない人もいる。なので理解は出来ているけれど表現が出来ない人はいると思う。
でも英語力がないのに表現力だけで和訳で点数を取ることは出来ないので、やはり和訳には英語力が必要だと思う。
和訳と英語力以外の部分は相関が全くないのか?
I
○和訳と4技能では相関は低いのではないか。
先生:どちらも同じ英語のテストなので、無相関ということはないと思う。
前提として、和訳が測ろうとしている英語力は総合的英語力、つまり4技能であると考えている?
○測ろうとしているのは語彙力と変換能力。ただ「英語力」は4技能だと考えた。そのため今回は4技能が測れるかというデザインにしたが、おそらく「そりゃそうだ」っぽい。
例えばリーディングは高くて和訳で低くなる人がいるのか。
○いるかもしれない。
先生:TOEICのリーディングセクションのスコアは高いけれどその部分の和訳は出来ない、という人がいるかということ。
和訳が出来るということは「読める」と思っているので、リーディング能力は高そう。
先生:リバイズの方向として、「和訳で測れるのはこれだけだ!」ということを示したほうがよかった。より小さい部分を見ている和訳テストと、かなりまとまった部分を見ている4技能テストで相関が高くなるのは難しいと思う。喉だけ見ても体全体のことはわからなそうなのと同じ。絞り込んだところをさらに突き詰めていくデザインの方がよかった。
L
用法のテストでは用法名を聞くのか。名前は分からないけれど用法自体は理解している学習者がいそう。
○知識として文法がどれくらい入っているかを見たかった。
○はじめは和訳で文法能力が見られるのではないかと思った。しかし文法能力では広いので、一つのものについて複数の用法があるときに、「分類できるけれど自分では使えていない(=和訳できない)人」と、「分類できるし自分でも使える(和訳できない)人」がいそうだと思った。
先生:和訳できる人・和訳できない人の中には、用法を分類できる人・分類できない人がいると思ったということか。それがわかるとどのようなことを言えそうか。
○文法問題だけで測ろうとすると、ただ覚えているだけで自分の中で落とし込めていない学習者について明らかにできないのではと思った。
タイプC(用法分類×・和訳○)は「ニュアンスで訳している人」だけではないと思う。
先生:文法問題の「分類」の方にフォーカスしていった感じがする。文法テストではそこが出来ているタイプBDについては問題ない事になる。
○見たいのはタイプCでした!
(一同衝撃)
先生:このような「測れるか」の場合には、どちらかは出来るがどちらかは出来ないという人の割合をクロス集計表を用いて明らかにすることが大事。
なぜ一つの用法について否定や進行形など色々なものが入っているのか。
先生:こういう場合は混ぜない方がいい。
一文単位だと訳せる人が多いが、文章の中の下線部は訳せないという人もいる。
M
先生:口頭で出来た数と書いて出来た数を比較した方が分かりやすそう。今回だと、ゴールテープを切るまでの時間が全員同程度ということがTOEICや英検で見られなさそう。口頭である程度の和訳が出来る人を集めて行った方がよさそう。
写経でもいいのでは。
先生:60分だと腕力だよね。
○模試をイメージして、和訳は30分程度はやっているのではないかと思った。なので30分。
先生:正直30分ずっと和訳はつらい。10分くらいでいいのでは。
もし5問やらせれば妥当性がかなり高くなるのであれば和訳は使えるということになるのではないか。
何問くらいやればいいのかが分かるといい。
先生:それで測りたいのはどのような英語力か。
不定詞だったら、「このような問題を」「何問」行えばいいという感じ。
最近の体温計はかなり速く測れる。なるべく少ない労力で本来の能力が推し量れるのであれば素晴らしい。「このセットをやれば推し量れます」といったものが出来れば。
語彙サイズテストは基本的にその考え方。
先生:そうなるとその和訳テストの中身はどのようになるか。
コンピュータが出来たかどうかに応じて次に出す問題の難度を変える感じ。
先生:では、最初の一問、つまり割と広めの部分を問える問題とは何か。
個人的には倒置。
先生:TOEICと比べるのだから、「TOEIC的英語力」?
D
TOEICはオンライン処理を測っていると思うか。(TOEICは神たり得るか問題)
○TOEICはスピードも必要なので、測れていると思う。
英語を覚えておかなくてはいけないのでなかなか負荷が高い。
先生:ここでいうオンライン処理はどの部分までを含んでいるのか。
○英文を見て短時間で理解できる人がオンライン処理が出来る人。
先生:そこを見分ける場合に一回しか見せない方が難しいテストになるのは当たり前。TOEICとの相関が低い事を想定した研究なら意外性があるが、今回の想定だと意外性がない。
○趣旨としては、TOEICを長時間にわたって受けなくても20問程度のテストでしっかりとばらつきがでるといいというもの。
先生:誰にでもできるテストは難しい。何を出すかは学習者によって変わる。
○学習者とマテリアルの距離感に因るというのはそうだと思う。学習者のレベルによってもばらつきがでる問題というのも変わりそう。
言いたいのはタイムプレッシャーがあることで和訳テストがよりテストの道具として優れたもの(ばらつきが大きくなる)になるということだと思った。
先生:どんな問題を使うかを決めるための予備実験が必要そう。デザインの中に問題の抽出方法を入れるとよさそう。
先生:和訳の先行研究でLEOの1994?あたりにWatanabeさんの論文がある。デザインが参考になると思う。文法の分類だとやはり90年代にTadaさんが5文型の分類に関する論文をあげている。
先生:来週は最終回。タームたたきの練習として、各自自由にデザインを立ててきてください。
先生;第一回の「今後の英語教育に必要なデータ」を得るための研究でもいい。
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