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2016年度 木曜日 春学期 英語教育学研究法A 2016.04.28
ディクテーションの評価の妥当性

20 まず,ディクテーションについて調べてみた。ボキャブラリーやライティングなどすべての能力をみくらべてみたかった。今回はリスニングに焦点をあてた。仮説として,リスニング能力の高い学習者がディクテーションの能力が高いと予想した。内容の理解度(主要部分が聞き取れているか)をどれだけ聞き取れたかを評価の基準とした。手順としてリスニングテストの後に,ディクテーションの指導,練習を行い,アンケートをする。

 

学生 リスニング能力としている。何をもってリスニングができていると判断するのか。

 

20 主要部が聞き取れているかで判断する。

 

学生 cookedmadeは内容は同じようなもの。中身を理解しているのか,一語一語正確に聞き取れているかどうか基準が混在している。どこをみたいのかを絞る必要がある。何を主軸に採点するのかをよく考えるといい。

 

19 20番と比較して,私は正確に聞き取れたかを主軸とした。ディクテーションとはあくまで音を認識し,書き出す能力であると考えた。つまり,内容理解は重要としない。目的としてはディクテーション練習が日本人学習者能力に与える影響を明らかにすることとした。ディクテーション練習の有無でリスニング能力に有意な差がみられるかをresearch questionとした。リスニング練習グループとディクテーションテストグループを分けて考えた。

 

学生 19と20は考え方が両極端だが,採点が似通っているのがおもしろいと思った。

 

19 自分は音さえ聞き取れればカタカナでもOK.

 

学生 音の聞き取り能力を見るのであれば,単語単語の聞き取りクイズでもいいのでないか。例えば「food,はい書いてなど。」

 

19 長い文章を聞くなかで行うのがポイントである。

 

先生 このリサーチデザインは評価の妥当性をはかるためのデザインになっているのか。

 

学生 なってないように思う。

学生 相関が低そうなものを持ってきたところがよく分からなかった。

 

19 「ディクテーションテストでは理解にたどり着かない」というリサーチデザインになっている。

 

先生 19の考える音声認識能力とは?書き取り能力?

 

学生 音さえ聞き取れれば,記憶違いが起きて順番が入れちがってもいいのか。

 

19 ここで設定しているのは,文レベルを考えているので,順番の入れ違いはよくない。その視点を考えていなかった。

 

学生 音節が多い方が,難しいのか,それとも少ない方が簡単なのか。3音節には3点与えるなど。そのような視点はどうか。

 

学生 20について。主要部として認識しているのか。10もたまたま全部聞き取れただけで,内容を理解していないかもしれない。

 

学生 たまたまを排除するのがポイント。

 

先生 今の異論を解決するのがポイント。それを確かめるのはどうすればいいだろう。

 

学生 問題数を増やせば,わかってくる。ほかの回答を見て,その学習者のディクテーションの仕方がわかってくるだろう。

 

学生 ちゃんとリスニング能力があるひとは,ストレスなども意識して主要部が聞き取れるのでは。

 

先生 では19,20の議論はどのような手順で明らかにできるか。

 

20 日本語訳も一つの方法。c,dをどう区別するかが難しい。

 

学生 ここでは客観的な採点基準と自分の採点基準があっていること=妥当性がある。と証明することが大切。

 

学生 だれが回答したかを誰も考えていない。中学生のテストか。大学入試か。大学生の鉄とか。誰かによって採点基準は変わるか。

 

学生 私はかえる。大学入試などで文法事項を集中的にみたいわけではないなら,点数を与える。

 

学生 内容理解とはそもそも?主語,述語をとらえることとは?だれがつくったかという問いには父親が当てはまる。どの内容かによって理解しているかが変わってくる。

 

学生 内容理解を考えるとABの採点も難しい。Bのほうが高いとも考えられる。 

 

21 自分も内容理解にポイントを置いた。英文を聞いてすぐ回答するか、1分時間を置いて回答するかという実験群にわけた。

 

学生 ディクテーションというポイントからずれてしまう。

 

21 自分は聞いて、日本語に置き換えて、自分の文に直す3ステップだと考えている。

 

学生 21はAB両方10点である。多少の違いをあいまいにすると、大幅な違いをどう採点するか。ディクテーションでなくてもいいのでは。

 

学生 目的はいろいろあると思うが、ディクテーションの定義とは?書き取れるかがポイント?自分の言葉で表すというのもディクテーションなのか。内容が理解できた内容を違う文章で表すとディクテーションではなくなる気も。

 

先生 自分が教師として採点する場合、どの能力を測っているかは人それぞれ。

 

先生 教師がディクテーションを行うますというと、正確に書くとることを意味する。

 

先生 ディクテーション=書き取りテストなのか。そこがポイントである。間に時間を設けるということはどういうことか。

 

学生 生徒はあとの記憶がよく残る。さまざまな心理状況が考えられる。

 

先生 過去の研究で、統語処理をせずに、記憶できるのは7つ。マジック7という。

   つまり、意味処理をしないと、記憶できない。そう考えると、意味を考えずAの回答は難しい。だから、意味処理ができていると考えられる。

   ある程度の長さの文を扱うなら、意味処理は必須であろう。

 

先生 これが英語でなく、アラビア語だったりしたら。一語一語の感覚も難しくなってくる。

   リズムにのっていたら、もともとの一語一語を超えて一語に聞こえる。

 

先生 the food            deliciousと書くのはどうか。

 

学生 聞き取れた部分だけを書いたと考える。

 

学生 自分は意味処理をしていると考える。

 

学生 the food my       delicious はどうか。myを書いていると意味理解を考えると点数が低い流れになっている気がする。

 

学生 最初と最後を覚える傾向がある。Eも意味処理をしていない可能性がある。last night,,,と文を変えてしまえば、主語を理解しているか、ただ最初に聞こえたからfoodと書いたのかがわかる。

 

学生 高音抑制をするとより、正確に図れるという話がある。音楽を聞かせるなどすると、音だけ聴いて覚えているか、意味処理をしているのかの違いがわかるという話がある。

 

学生 何人かの人は0点をつけている人がいる。0点をあげることについてどう考える?

   統語処理、意味処理を無視しても、何も書かないよりましなのか?

 

16 自分はA以外を0点にした。生徒に音読、書く練習をすすめている。

次はがんばろうと持っていかせたい。生徒が家で勉強するための動機づけにしている。授業で意味も理解していることを前提としている。

 

学生 教科書の文ではなく、教科書以外の文でもそのように評価するのか。

 

16 家庭学習への動機付けを目的としているので、教科書以外の文章は考えていない。

 

 

先生 ディクテーションの評価というテーマである。10点と0点の違いが知りたい。

   がんばりの違いか。

16 授業の中で書く活動を持たせるのは難しい。いかに家庭で行わせるかがポイント。

   

先生 レジュメにディクテーションの指導となっている。来週評価という観点で見たい。

 

学生 部分点があるかないかでどう影響があるか気になる。自分なら情けでポイントをつけてしまう。

 

先生 書いて練習してくると手が覚えてしまう。聞く意味がないのでは。

 

学生 ある学校の先生で、単語を少し変える先生を聞いた。ハンバーガー→コーラなど。

 

学生 一語だけ勘違いした生徒は0点になってしまうとモチベーションを失うのでは。

 

16 可能性としてはある。

 

まとめ

先生 お題はディクテーションの効果ではない。あくまで、評価である。採点には教師の価値判断が入ってくる。どのような価値判断を持っているのか見つめなおしてほしい。点数の差=能力の差である。絞り込まないといけない。ABの議論などがあがるが、ではCは?どこかに焦点を絞らないと。

 

先生 どこを校正したのかわかりやすくしてほしい。触れていない人もいるが、自分の内容を他人の内容に照らし合わせて考えてほしい。

 

 


                              ::::次回の課題::::

ディクテーションの評価

2016/05/12
 □次回のお題は…

「ディクテーションの評価の妥当性・リバイズ」