ニュース

2024.11.29
箕輪 桃子さん(修士課程)が日本鉱物科学会の2024年年会で研究発表優秀賞の第71回受賞者に選ばれたことが、東京学芸大学のホームページのNews欄で紹介されました!
東京学芸大学 トップページ: https://www.u-gakugei.ac.jp
東京学芸大学 Newsの紹介ページ: https://www.u-gakugei.ac.jp/pickup-news/win/2024/11/post-1243.html
2024.10.04
千葉工業大学の多田賢弘さん、伊佐純子さん、岡本尚也さん、 松井孝典さん、神戸大学の黒澤耕介さん、海洋研究開発機構の富岡尚敬さん、ベルリンの自然史博物館(フンボルト博物館)のChristopher Hamannさん、京都大学の大野遼さん、岡山理科大学の新原隆史さんとの共著論文が受理されました!
タイトル: Detailed Occurrence of Feather Features in Quartz in Experimentally Shocked Granite
著者: Toshihiro Tada, Kosuke Kurosawa, Naotaka Tomioka, Takayoshi Nagaya, Junko Isa, Christopher Hamann, Haruka Ono, Takafumi Niihara, Takaya Okamoto, Takafumi Matsui
雑誌名: Journal of Geophysical Research: Planets
2024.10.01
小山雪乃丞さん(共同研究者)が山形大学で開催された日本地質学会131年学術大会で学生優秀発表賞を授与されました!おめでとうございます。
(今年度の研究発表優秀賞は、134件のエントリーのうち、約25%にあたる34名の方に授与されました)
受賞対象研究
T1-O-11:沈み込み帯プレート境界にかかる最大剪断応力の推定と沈み込み帯熱モデルの再検討: 後期白亜紀, 三波川沈み込み帯の例
小山 雪乃丞・ウォリス サイモン(東京大学)・永冶 方敬(東京学芸大学)・青矢 睦月(徳島大学)
https://pub.confit.atlas.jp/ja/event/geosocjp131/content/youth#sho

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ご挨拶

2023年度から東京大学から東京学芸大学に移りました。

野外で見られる岩石構造への理解を深めること、またこれらの岩石構造と沈み込み帯での自然科学的現象、特に地球物理学的観測と関連に興味を持っています。

現在、「沈み込み帯上部マントル物質の構造」と「その発達過程及びダイナミクスの解明」を目的として、以下の研究手法を組み合わせたアプローチを軸として研究を行なっています。
1) 上部マントルを含む変成岩を対象に野外地質調査など構造地質学的手法
2) 天然試料に対するEBSDを用いた構造岩石学・鉱物物理学的手法
3) EPMA・ラマン分光分析を始めとする岩石学的・鉱物学的手法
また、これらの研究アプローチに
4) 地震波異方性計算等の構造地震学的研究
を融合した研究も同時に推進しています。

このほか、研究の過程で、
・室内分析装置の最適な分析条件の探索
・地震波異方性モデリングのためのプログラミング
・実験前後の試料の微細組織観察から岩石鉱物の反応や変形過程を再現し理解できる実験岩石学的手法
にもアプローチしていきたいと考えています。

またこれらの研究成果を教育、特に学校教育や科学教育の研究にも広げていけるよう取り組んでいます。
現在は中でも学校教育で地球惑星科学分野の教材開発を目的として、岩石鉱物標本や大規模言語モデル、生成AIに関する研究を中心に行なっています。