東京学芸大学では,学内教官による情報処理教育研究会が,教員養成において必要とされる「情報処理」に関する知識・技能・資質などについて研究を行い,全学共通科目としての情報処理の授業内容を検討した結果,「基礎 情報処理」(学術図書出版社)を編纂し,平成12年度から14年度まで全学必修でこれを使った授業が行われました。情報処理に関する基礎教育,特に情報活用能力を育成するための基本知識として,情報教育に携わろうとする者に限らず21世紀の高度情報化社会を生きるすべての社会人にとって修得することが必要なものを内容としました。しかしながら,授業も3年を経過し,受講学生の利用するパソコンが大学設置の端末機から個人所有のパソコンに替わるという変化を機に,内容の拡充等をはじめとするこの間に寄せられたテキストに対する意見を集約して,今回の全面改訂を行うことになりました。(「はしがき」より)
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