Research
研究業績[著書]
単著
- 『場所の言語学』ひつじ書房、2013年3月 場所の言語学はじめに・あとがき
- 『存在と時間の言語範疇化 日本語文法論への存在論的・認知論的アプローチ』大阪外国語大学博士論文シリーズ Vol.28、大阪外国語大学言語社会学会 2004年 要旨
共著
・シリーズ言語と文化使用3『場と言語コミュニケーション』岡智之・井出祥子・大塚正之・櫻井千佳子編、ひつじ書房、2022年1月
・『認知日本語学講座 第7巻 認知歴史言語学』山梨正明・吉村公宏・堀江薫・籾山洋介[編]、金杉高雄・岡智之・米倉よう子著、くろしお出版、2013年4月
分担執筆
・『認知言語学大事典』辻幸夫編集主幹、朝倉書店、2019年11月 コラム3「場と言語」p74 執筆
・「大学における多文化共生に向けた実践活動報告―国際交流活動、多文化共修科目、ヒューマンライブラリーを中心に―」『多文化共生社会に生きる―グローバル時代の多様性・人権・教育―』李修京編著、権五定・鷲山泰彦監修、2019年5月、pp202-206, 明石書店 多文化社会に生きる原稿
・「ゼミのない大学でのヒューマンライブラリーの作り方」坪井健・横田雅弘・工藤和宏編著『ヒューマンライブラリー:多様性を育む「人を貸し出す図書館」の実践と研究』20182月、明石書店,コラム1,pp40-41
研究業績[論文]
- 「生成文(出来文)、存現文、非人称文からナル的表現を考える」『日本認知言語学会論文集第24巻』、2024年
- 「大阪の笑いと事態把握」特約論文「中日の笑いをめぐる対照研究―事態把握の観点から―」守屋三千代、岡智之、徐愛紅、『漢日語言対比研究論叢』第11集、漢日対比語言学研究会・西安外国語大学日本文化経済学院編、2020, pp121-124 大阪の笑いと事態把握
- 「認知言語学から場の言語学へ―新しい言語学のパラダイムの展開―」『東京学芸大学紀要 総合教育科学系 第71集』pp.537-556,2020 紀要2020
- 「「場」でわかる日本語―場の言語学への招待」『Japio Year Book2019』pp338-343,一般財団法人日本特許情報機構,2019年11月 Japio YEAR BOOK 2019_OKA
・「現代クルド語のナル表現と事態把握」『日本認知言語学会論文集第19巻』pp572-577,2019年4月 クルド語のナル表現JCLA2019論文集
- 「日本語と朝鮮語のナル的表現と事態把握―ナル的表現のスキーマ設定に向けて―」『日本認知言語学会論文集第18巻』pp604-609, 2018年 守屋三千代JCLA2018 2韓国語
- 「場の観点から日本語の主観性を再考する」ワークショップ「場の言語学の展開―西洋のパラダイムを超えて―」『日本認知言語学会論文集 第17巻』pp.581-587,2017年 OKAJCLA17
- 「場の観点から認知を捉える―主観的把握と客観的把握再考―」大塚正之・岡智之『日本認知言語学会論文集 第16巻』pp.40-52, 2016年 JCLA2016(大塚・岡)
- 「場の理論と言語類型論」『日本認知言語学会論文集 第14巻』pp.632-636 2015年 JCLA2013ワークショップ
- 「イメージ日本語文法の可能性-江副文法の批判的検討を通して-」『東京学芸大学紀要 総合教育科学系Ⅱ 第65集』pp497-504 2014年 イメージ日本語文法の可能性
- 「場の言語学と認知言語学-その統合と発展」『日本認知言語学会論文集 第13巻』pp602-607 2013年JCLA2013 (岡)
- 「現代朝鮮語のナル的表現の諸相」『日本認知言語学会論文集 第12巻』pp553-557 2012年 JCLA2012
- 「ニ格の起点用法について―指向性からの説明―」『東京学芸大学紀要 総合教育科学系Ⅱ 第63集』pp.321-331 2012年 ニ格の起点用法について
- 「日本語の主語、「は」と「が」をめぐって―「場所論」の観点から」『iichiko No.113』pp.92-108 2012年 季刊iichiko寄稿論文(修正版)
- 「場所の論理から見た日本語の論理」『日本認知言語学会論文集 第11巻』pp.13-616 2011年 場所の論理から見た日本語の論理
- 「日本語の論理再考−場所の論理と形式論理−」
『東京学芸大学紀要 総合教育科学系Ⅱ 第62集』pp.365-373 2011年 日本語の論理再考 - 「存在論と場所論の観点から認知言語学のパラダイムを問う」
『日本認知言語学会論文集 第10巻』pp.711-714 2010年 JCLA10ワークショップ論文 - 「場所論の観点から認知言語学のパラダイムを再考する」
『東京学芸大学紀要 総合教育科学系Ⅱ 第61集』pp.231-251 2010年 紀要2010(岡) - 「認知言語学の哲学的基礎づけと言語研究への応用可能性」
『東京学芸大学紀要 総合教育科学系 第60集』pp.547 -560 2009年 紀要H21(岡) - 「場所的存在論によるハとガの統一的説明」
『日本認知言語学会論文集 第7巻』pp.321 -330 2007年 JCLA7論文(岡) - 「日本語教育への認知言語学の応用 ~多義語、特に格助詞を中心に~」
『東京学芸大学紀要 総合教育科学系 第58集』pp.467 -481 2007年 07学芸大紀要(岡) - 「eo nohtaとeo tudaの意味分析」
『韓中人文学研究 第18集』pp. 275 -306、韓中人文学会(韓国) 2006年 OKA - 「「主語」はない、「場所」はある~場所的存在論による日本語主語論への一提案~」
『東京学芸大学紀要 人文社会科学系Ⅰ 第57集』 pp.97-113 2006年 学芸大紀要2006 - 「場所的存在論による格助詞ニの統一的説明」
『日本認知言語学会論文集 第5巻』pp.12-22 2005年 場所的存在論による格助詞ニの統一的説明 - 「場所的存在論によるヲ格の統一的説明」
『日語日文学研究 第52輯』pp.171-189、 韓国日語日文学会 2005年 - 「場所的存在論によるニ格の統一的説明」
『日本語文学 第21集』pp.57-76、韓国日本語文学会 2004年 - 「時間と存在—その言語範疇化」
『日本認知言語学会論文集 第3巻』pp74-84 2003年 2003JCLA - 「存在構文に基づく日本語諸構文のネットワーク~日本語文法論への存在論的アプローチ」
山梨正明編『認知言語学論考No.2』pp.111-156、ひつじ書房 2003年 論考2 - 「存在構文に基づく日本語諸構文のネットワーク~日本語文法論への存在論的アプローチ」
『日本認知言語学会論文集 第2巻』pp118-128 2002年 2001JCLA2 - 「テイル(テアル)構文の認知言語学的分析—存在論的観点に基づくアスペクト論の展開」
『日本認知言語学会論文集 第1巻』p132-p142 2001年 2000JCLA Proceeding - 「韓国における日本語系借用語使用に関する考察—韓国・世宗大学における実態調査から」
『STUDIUM 28号』p121~p139、大阪外国語大学大学院研究室 2001年 Studium28 - 「存在型アスペクトとしての朝鮮語ko/eo issta構文—認知類型論と日朝対照の観点から」
『EX ORIENTE 第2号』pp.159~184、大阪外国語大学言語社会学会 嵯峨野書院 2000年 EX ORIENTE第3号(修正版) - 存在構文に基づくテイル(テアル)構文—認知言語学的アプローチによる文法構文の研究」
『EX ORIENTE 創刊号』pp.113~131、大阪外国語大学言語社会学会、嵯峨野書院 1999年 「言語社会学会」第1号 - 「単純状態のテイル構文」
『STUDIUM 25号』p53-p72、大阪外国語大学大学院研究室 1998年 Studium25「単純状態のテイル構文」 - 『存在構文に基づくテイル(テアル)構文』1997年度大阪外国語大学修士論文 0.修論目次 1.修論序論 2.存在構文3.実体存在型構文 4.出来事存在型構文 5.単純状態のテイル構文 6.朝鮮語との対照 7.結論 8.参考文献
- 「出来事存在型テイル構文」
『日本語・日本文化研究 第7号』pp165-175、大阪外国語大学日本語講座 1997年 日本語・日本文化研究97 - 「伝達動詞のシテイルについてー伝達機能とテクスト的機能からのシテイルの解釈」
『STUDIUM 24号』pp45-60、 大阪外国語大学大学院研究室 1997年 Studium24「伝達動詞のシテイルについて」 - 「日本語と朝鮮語のパーフェクトをめぐってーシテイル形と{haissda}形の対応を中心に」
『日本語・日本文化研究 第6号』pp71-85、大阪外国語大学日本語講座 1996年 日本語・日本文化研究96
実践報告
- 「特集 ヒューマンライブラリー 多様性を育む「生きている図書館」の実践」『DEAR NEWS 193号』pp2-4, 開発教育協会、2019年6月 DEAR News ヒューマンライブラリー
・「「大学における多文化社会コーディネーターの役割と課題 ~国際交流コーディネーション、多文化共修科目、ヒューマンライブラリーの活動を通して~」多文化社会コーディネーター協働実践研修 2018
実践研究論文(多文化社会専門職機構)coordinator2018_oka
・「多文化共修科目4年目の振り返り―文化理解の変容に着目して―」『東京学芸大学紀要 総合教育科学系Ⅱ 第70集』pp185-214, 2019年2月 多文化共修科目4年目の振り返り
・「多文化共修科目の挑戦:2015年春学期「異文化理解とコミュニケーション」の授業実践と振り返り」『東京学芸大学紀要 総合教育科学系Ⅱ』第67集、2016年2月、pp377-397. 2016紀要論文(岡)
- 「東京学芸大学における日本語総合演習の試み」『多摩留学生教育研究論集 第6号』pp.65-71 2008年 多摩論集第6号
学会・研究会等発表
- 「アイヌ語のナル表現と事態把握」日本認知言語学会第25回大会ワークショップ、2024年9月7日、神戸大学
- 「手話言語学と場の言語学の協働可能性」日本手話学会セミナー講演、2024年2月23日、東京学芸大学
- 「現代朝鮮語のナル的表現とスキーマ」東アジア日本研究者協議会第7回国際学術大会、2023年11月5日、東京外国語大学
- 「生成文(出来文)、存現文、非人称文からナル的表現を考える」日本認知言語学会第24回大会ワークショップ、2023年9月2日、桜美林大学
- 「場の言語学のろう者の日本語教育への応用可能性」日本手話学会第1回手話学セミナー招聘講演、2023年8月5日、東京大学先端科学技術研究センター。
- 「場の言語学への招待」『場と言語・コミュニケーション』出版記念シンポジウム講演、2022年7月30日
- 「場の言語学の日本語教育への応用ー手話学との対話から」日本手話学会第2回手話学セミナー招聘講義、2021年9月4日
- 「場の言語学への招待」日本手話学会第1回手話学セミナー招聘講義、2021年8月7日、日本社会事業大学
- 「オンラインでの多文化共修授業の振り返り」2021年度異文化間教育学会第42回大会、2021年6月12日、オンライン大会
- 「多文化共修科目の発展―多言語社会とコミュニケーションの試み」2020年度異文化間教育学会第41回大会、2020年6月13日、オンライン大会 異文化間教育学会2020抄録
- 「ナル表現のスキーマ設定と対照研究」第十一回漢日対比語言学研討会、2019年8月25日、中国・西安外国語大学 ナル表現のスキーマ設定と対照研究
- 学術サロン「中日の笑いをめぐる対照研究―事態把握の観点から―」守屋三千代、岡智之、徐愛紅、第十一回漢日対比語言学研討会、2019年8月24日、中国・西安外国語大学 大阪の笑いと事態把握
- 「多文化共修科目の可能性―4年間の振り返りと展望―」2019年度異文化間教育学会第40回大会発表抄録、pp80-81,2019年6月8日(土)、明治大学中野キャンパス異文化間教育学会発表抄録2019
- 「「場」でわかる日本語~場の言語学への招待~」平成30年度産業日本語研究会・ワークショップ、2018年12月26日(水)、東京大学本郷キャンパス
- 「国際交流合宿でのヒューマンライブラリー」日本ヒューマンライブラリー学会第2回大会、2018年10月、明治大学
- 「クルド語のナル表現と事態把握」日本認知言語学会第19回大会、静岡大学浜松キャンパス、2018年9月
- 「東京学芸大学におけるヒューマンライブラリー実践報告」2017年度日本ヒューマンライブラリー学会第1回(設立)大会,駒澤大学、2017年10月
- 「日本語と朝鮮語のナル的表現と事態把握―ナル的表現のスキーマ設定に向けて―」日本認知言語学会第18回大会,大阪大学,2017年9月
- 「全学的取り組みとしてのヒューマンライブラリー実践報告―多文化共修科目の取り組みとも合わせて―」『2017年度異文化間教育学会 第38回大会抄録』pp94-95, 2017年6月18日(日)東北大学川内キャンパス 異文化間教育学会抄録原稿(岡) 異文化間教育学会20170615
- 「場の言語・コミュニケーション研究の課題」場の言語・コミュニケーション研究会主催シンポジウム『ことば・身体・場:競争社会から共創社会へ』招待講演、東京:早稲田大学、2017年1月 場の言語・コミュニケーション研究の課題(0106版) → 報告書『場の言語・コミュニケーション研究会主催 講演とシンポジウム「ことば・身体・場」』
- 「場の観点から日本語の主観性を再考する」日本認知言語学会第17回大会ワークショップ「場の言語学の展開―西洋のパラダイムを超えて―」『日本認知言語学会第17回大会 Conference Handbook 2016』9月10日(土)、明治大学 pp.18-22 岡智之JCLA17 JCLA2016OKA
- 「多文化共修科目における異文化理解とコミュニケーション促進の効果~多文化共生キャンパスに向けた取り組み~」『2016年度 異文化間教育学会 第37回大会発表抄録』2016年6月5日(日)桜美林大学 pp118-119 異文化間教育学会第37回大会抄録(岡智之) 2016異文化間教育学会発表
翻訳
- 『認知言語学キーワード事典』(辻幸夫編、研究社、2002)(日韓翻訳)
任志龍編、岡智之、吉本一、李ウンミ共訳、韓国文化社 2004年
教材
- 『高年級 綜合日語 上冊』総主編:彭広陸、守屋三千代、本冊主編:応杰、秦剛、百留康晴、編者:丁莉、何琳、劉健、孫佳音、王軼群、今井寿枝、遠藤織枝、岡智之、押尾和美、野畑理佳、百留恵美子、平高史也、北京大学出版社、2014
- 『日本の神話』日本語読解力完成プログラム 多楽園 日韓対訳文庫初級9、多楽園、ソウル、2007 sinnwa1 sinnwa2 sinnwa3 sinnwa4
科学研究費補助金・研究プロジェクト
- 「言語コミュニケーションにおける場の理論の構築:近代社会の問題解決を目指して」2011年度 科学研究費補助金 基盤研究(c)代表:大塚正之、研究分担者:井出祥子、岡 智之、櫻井千佳子
- 「言語・コミュニケーションにおける場の理論の発展:近代社会の問題解決を目指して」2014年度 科学研究費補助金 基盤研究(c)代表:大塚正之、研究分担者:井出祥子、岡 智之、櫻井千佳子
最近の研究課題、関心領域
- 場の言語学の発展―場の日本語文法の記述。ピュシスの文法。
- 日本語と朝鮮語との対照研究―類型論への拡張
- 多文化教育。多文化共修授業の充実。ヒューマンライブラリー。