本校の特長を表現する言葉は「自主的に行動しよう」です。
「自主的に行動する」ためには、「他から学び、自ら考え、その考えや気持ちを的確に表現できる」ことが必要です。本校では、生徒たちが「自主的に行動する」ための基本となる学習環境を整えることに力を入れています。
「学校行事を通して生徒を育てる」という言葉があります。「自主的な行動」は、毎日の学校生活においても身に付きます。そして、学校行事を体験する過程で、生徒たちの自主性はさらに高まることが期待できます。本校では、各学年で行う宿泊旅行のほか、スポーツフェスティバル、クラスソング発表会、学芸発表会、合唱祭などの学校行事において、生徒たちが主体的に活動する場面を設定してきました。これらの学校行事に取り組むことで、生徒たちは、創意を働かせて工夫することや、思いやりや奉仕の気持ちを持つ機会を得ることもできます。
　
本校は、「東京学芸大学の附属学校である」ことの利点を活かした指導を行っています。大学との連携による教育研究の成果を、すぐに日常の授業に提示することができます。教育学部の附属学校と聞くと、「特別な授業が試行的に行われるのではないか」と心配される方がおられるかもしれません。しかし、そのようなご心配はいりません。本校では「生徒のためになる」ことを第一に考えた教育研究と実践を行っております。
 
本校での３年間の生活を通して、生徒たちは「将来の生き方」について自ら考え、その実現のために必要なことを学んでいます。